★4 | 訥々とした語り口。われわれが本来はみんなわかっていることに、あらためて気づかせてくれる。 [review] (G31) | [投票(1)] |
★4 | この映画においてラストは価値観を託す場所だから減点。それ以外は人間の不条理を密度ある形で詰め込んでいて素晴らしい。 [review] (t3b) | [投票] |
★4 | 固執、悪意、憎しみ、失望から、 [review] (NOM) | [投票(2)] |
★4 | 世界には不条理と怒りが溢れている。その己の中の「怒り」を、ないことにするでもなく、捻じ曲げるでもなく、忘却するでもなく、あるがままに、飲み込み、「付き合っていく」。どんなに苦しく滑稽なあがきでも、望んだ結果を得られなくとも、そう生きていくほかない、ということか。
真摯な達観に至るロックウェルの表情が絶妙。 [review] (DSCH) | [投票(6)] |
★3 | 本作をアメリカという国を風刺したブラックコメディである、という批評を幾つか見た。が、私には笑えなかった。ただ、登場人物の中で数少ない”マトモな人”が ウディ・ハレルソン というのは、なかなか強烈なジョークである。 (AONI) | [投票] |
★5 | 考える人の決意。☆4.8点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(5)] |
★3 | 本作は色々な登場人物からの目線を感じる事が出来ると思うが、主人公ミルドレッドの息子目線から見た現実が不憫で仕方なかったな。 [review] (クワドラAS) | [投票(1)] |
★4 | 人を赦すことは決して偽善ではないことをはっきり示した。 [review] (甘崎庵) | [投票(3)] |
★3 | 狭いコミュニティで、クズども(一部除く)が暴れまわってた。68/100 [review] (たろ) | [投票(2)] |
★4 | 社会の写実にこだわらないジャンル物の緩い慣習に事件は支配されている。にもかかわらず、われわれはそれをそれとして受け取れない。 [review] (disjunctive) | [投票(1)] |
★5 | 嫌な人間関係を観させられる居心地の悪さが次第に緩んでくる、それが気持ちよかった。 [review] (月魚) | [投票(5)] |
★4 | いろいろ観る者の予想を意地悪く、かつ心地よく裏切ってくれている、それでいて「アメリカらしい」。 [review] (プロキオン14) | [投票] |
★3 | 善悪とか愛憎とか二項対立で理解したがる人間こそ、二項対立で成り立っているわけではない、という皮肉な逆説が主題なのだろうが、なんたって暴力警官の母親の堂々たる居ずまいにやられた。 (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★4 | 主人公の強さに感嘆はするが共感できない激しさに、みている私はどんどん冷静な第三者になっていった。 [review] (なつめ) | [投票(2)] |
★5 | 「ノーカントリー」に匹敵する衝撃作。主人公の強さには憧れる一方、憎悪がエスカレートする展開の救いのなさにむしろスカッと爽快感を覚える。 (サイモン64) | [投票] |
★4 | フランシス・マクドーマンドの名演は見る前からわかっていたので、度肝を抜かれたのはサム・ロックウェル。でも彼だけではなく、すべての登場人物に存在意義があり、そして存在感があった。 (カルヤ) | [投票(2)] |
★5 | ナチュラルボーン犯罪者顔のウディ・ハレルソンが警察署長役というところからして映画的な仕掛けが仕込まれているという高度な構造。偏見、思い込みというのはどういうことなのか?善い人と悪い人の二つの種別しかないのか?世の中はそんなに単純ではなく多面的である。 [review] (すやすや) | [投票(1)] |
★3 | 昔のヨーロッパ映画みたいなスカした雰囲気がありました。 (ドド) | [投票] |
★5 | アハハ、我々を導く福音は、何故か、いつも、このように奇っ怪である (週一本) | [投票(4)] |
★5 | 圧倒的な大傑作です [review] (白いドア) | [投票(8)] |
★4 | 望みよりも努力は必要だ。たとえそれがどの方向に向かってでも。役者★4.5 話★4.5 見せ方★4 [review] (ぱーこ) | [投票(3)] |
★5 | ミズーリ州。三者六様。うさぎの置物7ドル。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(8)] |
★4 | 個から見ればとんでもない出来事でも全体から眺めれば些細なことであり、多種多様な正義が入り乱れることによって事態は混乱し、善意は悪意へと姿を変え、解決には寛容と赦しが不可欠であり、しかしそこに至るのは相当困難なのが人間なんだなって、なんかすごーくいっぱい考えちゃいました。 [review] (K-Flex) | [投票(2)] |
★5 | 感情的でエキセントリックな怒りに支配されている者こそ、実はどうしようもなく繊細な心情の持ち主だという矛盾。世の中の多くの“こじれ”の根っこは、この人間的な弱さが生む矛盾につながっていくのだ。実に志が高く、かつ正直な憎しみと悲しみについての物語だ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(13)] |
★5 | 多面性という言葉の意味を強く考えさせられるし、アイルランド系イギリス人によって描かれるアメリカという、今作そのものがすでに多角的な視点によって成されていて深みを作り出している。 [review] (HAL9000) | [投票(1)] |
★3 | ブリティッシュ・ジョークで切り刻まれるミズーリ州 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | たぶん映画が趣味とかでもなくてまだこの手の作品に慣れてない多くの人には本作の良さは理解し難いかもしれない。それでも是非見てほしい。もし少しでも感覚的に優しい気持ちになれたら、たぶんそれが本作において大切なことだと思う。 [review] (deenity) | [投票(13)] |
★4 | 自己決定と自力解決の美学。法と世論とのせめぎ合いの中で、私刑はその位置付けを相対化していく。米国流リバタリアニズムの極致。ポリティカル・コレクトネスの時代に一石を投じる。 [review] (緑雨) | [投票(10)] |
★4 | 「希望」を持つ「努力」を。 [review] (おーい粗茶) | [投票(12)] |
★4 | ラストもいい。このラストでポイントを上げる。このカットで終わればいいな、と思っているカットで終わる。
[review] (ゑぎ) | [投票(9)] |
★4 | 復讐と赦しというテーマ以前に「日本と西洋」の文化の違いを嫌というほど感じさせられた作品。この脚本を認める(映画化する)風土があることに驚き。 [review] (capricorn1) | [投票(5)] |
★4 | 俳優陣がみないい仕事をしている。いい加減日本でもサム・ロックウェルがブレイクしてもいいんじゃないか。ウディ・ハレルソンの存在感もしかり。 [review] (jollyjoker) | [投票(3)] |
★5 | 全篇を遍く覆う不穏な空気をキャスティングの妙が完璧にミスリードするのだが、その果てから予想外の信義則が表出する。利己主義に蹂躙された世界が向かうべき理想郷。マクドナーが心を篭めて書いた3通の書簡こそ真髄だし託されたハレルソンも絶妙。 (けにろん) | [投票(12)] |
★4 | リアルは地獄 [review] (ペンクロフ) | [投票(11)] |
★4 | 最後まで予想を外す展開が続く。そしてそれがリアルに思える映画でもある。 [review] (シーチキン) | [投票(3)] |
★5 | これは面白い。とてつもない傑作だと思う。大した題材でもないように思わせておいて、それはそれは洞察力も深く、幅広だ。アメリカ映画って今、絶頂期なのか、とさえ思われるほど。すべてにおいて一級品の筆致がする。もうたまげた。 [review] (セント) | [投票(4)] |