★4 | 観る者に執拗に問いかける。「あなたの居場所はどこですか?」おだやかな画調、やさしいタッチに似合わず異様に迫り来るテンション、そして妙に深みを増すパッション。 (リヤン) | [投票] |
★5 | ある映画で、「風はまだ吹いているか、少年よ」と彼岸の男は問いかけ、「はい、まだ吹いています」と此岸の少年は答えた。その、吹き続ける風に乗って、たんぽぽの綿毛は居場所を見つける。喜びと、悶えるような苦しみと虚しさを抱えながら、白昼夢のような光と記憶の断片で織り成された世界で、風はやまないのだ。 [review] (DSCH) | [投票(7)] |
★4 | オープニング。舟の場面でののんの語り、街の賑わいとクリスマスソングで完全にもってかれる。完全に。 [review] (pinkblue) | [投票(2)] |
★4 | コンセプトよく間違いなくいい作品なのだが、それでも5点付けれないのは集中力がどこかで途切れ、途中に何度も一時停止したからだ。 (氷野晴郎) | [投票] |
★4 | 地方における「銃後」の生活に通底する緊張感と鬱積を描いている点で、個人的には『美しい夏キリシマ』に通じるものを感じたのだが、本作では悲劇が現実のものとなる様が痛切に描かれる。空襲、不発弾、そしてキノコ雲。 [review] (緑雨) | [投票(5)] |
★4 | 緩徐楽章が第1楽章に置かれた交響曲のような作りで、前半の淡々としたテンポがしだいに急速調子になる加減が上手い。すずが被弾したシーンなどはアニメならではできない表現なので深く感心した。声高に「反戦」を連呼せず、気の利いたユーモアの挿入がそれをもっと効果的に伝えている。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★5 | じわじわ戦争に追い込まれていく様が凄まじい。一般の庶民なのに。何が良かったものか。能年玲奈はよく方言習得したなあ。この映画が評価されてよかった。(NKC/2018/01/27) (USIU) | [投票] |
★5 | あしたからどうすればいいのか、途方に暮れて、それでもあしたがやってきて、ほんとうに悲しくて悲しくて、とてもやりきれないけど、それでもやってくる [review] (週一本) | [投票(3)] |
★5 | 自分の心を映し出す「鏡」のような作品。この領域に踏み込めたアニメはほとんど存在しない。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★5 | Commentは保留 (Reviewは、この作品への想いと、原作の素晴らしさについて) ☆5.0点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] |
★5 | すずをのんが演じたことが良い。のんが良いからすずが良い。のんの広島弁(呉弁?)が可愛い。のんの号泣が可愛い。戦争が終わってしまった日の、のんの叫びに久しぶりに泣けた。すずなのか、のんなのかもうどうでもいいくらいのんが良かった。それだけ。
[review] (IN4MATION) | [投票] |
★4 | 8/6までのカウントダウン。アニメでこんなにドキドキさせられたという点では、アニメ映画をあまり観ない自分としては革命的な作品。1945年という、実映像では体感しづらい時代をアニメで表現してくれた事で、ファンタジックな余韻が残った。あとは主人公が、もうちょっと能動的であれば良かったのだが…。89/100 (たろ) | [投票] |
★4 | その場にいないと分からないモノがある。 [review] (KEI) | [投票(1)] |
★4 | 突然は毎日の普通の中で現れ、突然が普通になる普通の繰り返し。
号泣にならなくって本当にほっとした。バリアフリーを求める映画館で観てよかった。 [review] (動物園のクマ) | [投票(5)] |
★5 | テレビ局は、毎年、終戦記念日にこの映画を放映すべき!(個人的意見ですが) [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★5 | 戦争になっても、毎日空襲がきても、食料がなくなっても、原発が落ちても、人には毎日がある。交流があって、嬉しいこと悲しいこと、悔しいこともある。そこには日常があって、すずさんたちという魅力的な人たちがいる。得るものも失うものもあって、(失うものだらけだが)、日々を生きている。戦争を知らない世代にはそれがわからない。それをほんの少し伝えてもらえる。。 (kirua) | [投票(2)] |
★4 | 「号泣間違い無し」との噂だったので、作中感動したシーンもあったのですが、「あれだけ泣けると言われた映画なのだから、もっとすごいシーンがあるはず・・・」と思い、涙をスルーしていたら、エンドロールが流れた・・・普通に泣けばよかった(笑) [review] (考古黒Gr) | [投票(1)] |
★5 | おばあちゃんに観てほしかった映画です [review] (AgentF) | [投票(8)] |
★5 | こうの氏の原作マンガをアニメ映画で表現してくれただけでも感謝したかった作品。もう一度思いきりこの映画の熱量を感じたいので、ソフト化も待ちたい。 [review] (ありたかずひろ) | [投票(1)] |
★4 | twitterで流れてくるペンクロフさんの熱風に押されるように見た。丁寧な描写で名作です。呉、という設定もうまいと思いました。
[review] (ぱーこ) | [投票] |
★5 | ささやかな日々を生きるすべての人たちに贈る、「生きること」への賛歌 [review] (ぽんた) | [投票(3)] |
★4 | 難事を彼女は従容と受け入れるがその確執は時代の細緻な描写が担保する。郊外都市の戦時下を描いたリアリズムが新しい。真昼間の畑での日常はあっけないほど瞬時に非日常に蹂躙される。一旦スイッチが入った途端熾烈な内面を剥きだす片渕のマグマの発露。 (けにろん) | [投票(4)] |
★5 | 「戦時下」がやがて強いていく、内心と肉声の背反。しかし背反ではあっても乖離ではなく、むしろすずさんはその背反からこそ、じしんの中にあられもなき実存を見出していく(エロティックでさえあり)。「戦時下」と言う″悪″さえ人を覚醒させる(良くも悪しくも)。喪われたことにただ怒り、喪われたものにただ泣くこと。やっぱりのんさんに主演女優賞。 (鷂) | [投票(6)] |
★4 | 『風立ちぬ』なんかもそうですが、あえて戦争の事実を実写で表現するよりもよっぽどアニメーション映画の方がハマることがある。 [review] (deenity) | [投票(3)] |
★5 | 軍港・呉市をめぐる新たな名作。 [review] (カプリコーン) | [投票(4)] |
★5 | 絶対に映画館で観た方がいい理由 [review] (てれぐのしす) | [投票(8)] |
★5 | なかなか、この映画を評する言葉が見つからない。半端な言葉では語りたくないので、ちょっと切り口を変えてみました。 [review] (プロキオン14) | [投票(4)] |
★5 | ただただ愛おしい映画。いつまでも心の中にしまっておきたい宝物。 (pom curuze) | [投票(1)] |
★5 | 人間であることの嬉しさをこんなに感じた映画はない [review] (pinkmoon) | [投票(6)] |
★5 | 『マッドマックス/怒りのデス・ロード』や『シン・ゴジラ』が熱く語り合いたい映画だったのとは対照的に無言になる映画。人に勧めるときも失語するのでたいへん困る。 (月魚) | [投票(2)] |
★5 | 号泣の訳 [review] (芋虫) | [投票(5)] |
★4 | キャラクターがガジェットと絡み合うことを博物学的嗜好が拒絶している。『風立ちぬ』がやるような、人の体重が車体の懸架を沈み込ませるような無機物の可変性を博物学が許容できず、美術をあたかも昭和館の陳列物のようにしている。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] |
★4 | 思い出すとただただ涙がはらはら流れます。能年玲奈を何とかしてあげる大人が現れますように。 (もがみがわ) | [投票(5)] |
★5 | みんなすげーなー、よく言葉に出来るな。俺なんか感極まっちゃって何も言葉にできないよ。 (K-Flex) | [投票(4)] |
★5 | 現実にあった世界、実在する人物 [review] (HAL9000) | [投票(11)] |
★5 | 当たり前の毎日が、どれほど幸せで素晴らしくかけがえのないものなのか、これほど強く伝わってくる作品ってないと思う。 [review] (おーい粗茶) | [投票(15)] |
★5 | 世界の片隅に咲いたタンポポの物語。私たちは地続きの場所に居る。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(6)] |
★5 | 町山智浩をはじめとするペラペラ映画評論家は、この映画について一切語らないでほしい。褒めることすらしないでほしい。この映画が汚されてしまう。片隅に生きている人間が、一生に一度出会えるかどうかという、素晴らしい映画だ。 (capricorn1) | [投票(1)] |
★4 | アウシュビッツの後で詩が書けなくなるすず、聖女チェチリアの境地に至る。 [review] (寒山拾得) | [投票(11)] |
★5 | 最初から最後まで、すずさんの喜びや悲しみ等々全ての感情を一緒に体験したかのよう。観終えた後に残るのは悲しいとも切ないのとも違う気持ち。そして気付く「あの時はこんなだったのか」と。 [review] (荒馬大介) | [投票(6)] |
★4 | 評判のアニメを満席の劇場で見る。淡々とした女性の半世紀。平和な日常が描かれる。そこに忍び寄る戦争という影が静かに彼女を怯えさせてゆく。そして実家の原子爆弾による壊滅。それでも彼女は静かにその運命をかみしめ生きてゆくのだった。
[review] (セント) | [投票(4)] |
★4 | いつもボォーとした夢想少女すずの、半径数メートルで起きる「世界の片隅」の細部を描き連ねることで、戦時下という特殊な状況に過剰に感情移入することなく私たち鑑賞者も、いつしか彼女とともに日常という「あたりまえ」が生み出す幸福へと導かれ同化していく。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(9)] |
★5 | 初日に見た。ポップコーンも売ってない小さな映画館だった。あまりに圧倒的で、映画館を出ても感想が言語化できなかった。こういう体験は記憶にない。その晩から翌日にかけて高熱が出た。それでもなんか書こうと思ったらシネスケが落ちていた。 [review] (ロープブレーク) | [投票(4)] |
★5 | まぎれもない傑作映画。狂った世界のリアルな日常で起きる悲劇、などという言葉ではとても言い表せない。身体の奥深くに突き刺さり、揺るがすような悲しみにおそわれる。「理不尽」でも「無残」でも言い足りない。 [review] (シーチキン) | [投票(4)] |
★4 | やっぱり、本作において最も重要な色彩は白色なんだろうな、と、つらつら思いました。思いつくまま、白い色をあげてみます。白いタンポポ。タンポポの綿毛。白鷺。白鷺の羽。波間の白うさぎ。白粉、白粉をふった、すずの顔。雲。アイスクリーム。包帯。砂糖。白米。 [review] (ゑぎ) | [投票(14)] |
★5 | これを戦争映画だなんて呼びたくない。「語り伝えたい物語」なんて言葉で飾り立てたくない。これは「時代にテメェを変えられない女」の物語だ。 [review] (水那岐) | [投票(15)] |