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ガブリエルアン・カットグラさんの人気コメント: 更新順(1/22)

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★5暗黒街の弾痕(1937/米)物語の始まりが愛と希望に溢れているだけに、その後次第に荒んでいくヘンリー・フォンダの姿が痛々しい。二転三転するストーリー展開も目が離せず、新聞のシーンや鉄格子の影…など、フリッツ・ラング監督の凝った映像も見もの。傑作である。モノリス砥石, けにろん, 24, ゑぎ[投票(4)]
★3デュエリスト 決闘者(1977/英)美しい映像美(特に屋外のシーンが出色)が最大の見もの。リドリー・スコット監督の才能の片鱗がかいま見えて興味深い。…だが人物が会話するシーンでの顔のアップ撮影がくどい。もう少し本篇時間を長くして時の移り変わりを丁寧に表現して欲しかった。KEI[投票(1)]
★5野のユリ(1963/米)はっきり言って、メルヘン。もっとはっきり言えば、だいじなだいじな宝物。おそらく原題は、この作品の存在そのものを指しているのだろう。まさに映画界の中でひっそりと咲く小さくて可憐な花である。知る人ぞ知る、珠玉の名作。jollyjoker, 甘崎庵, にくじゃが, ルッコラほか7 名[投票(7)]
★5極道黒社会 RAINY DOG(1997/日)三池崇史哀川翔。「極道」。そんな外見からはちょっと想像できない(失礼)くらいに静かに心に沁みる、隠れた秀作ハードボイルド。雨に濡れる少年。雨に濡れる犬。どこか哀しく響く歌。…ただ、雨は降りしきるだけだ。寒山拾得[投票(1)]
★5私は告白する(1953/米)下からの斜めアングルによる撮影が効果的に使われているのに注目。事の真相を知らない他の人物達の何気ない会話が観る者にぐさりとささるヒッチコック演出の素晴らしさよ!…真実も、そして嘘も同じく人を傷つける…アン・バクスターの演技も忘れがたし。マカロン, 3819695, kawa[投票(3)]
★5ルパン三世 カリオストロの城(1979/日)大切なモノを見失ったが故に傷ついた体を横たえ、ただ裁きを待つばかりだったセピア色の庭園で彼が出会ったのは…。ルパンは、心を盗んだのではなく、じつは、とうの昔に盗まれていたのかもしれない。…最近、私はそんなコトを想うようになっている。DSCH, サイモン64, モノリス砥石, uyoほか6 名[投票(6)]
★3キャット・ピープル(1942/米)ヒロインが嫉妬深いイヤな女に見える…ので、「愛したいのに愛せない」という気持ちが伝わってこない。名作ですが、私はのれませんでした…。KEI[投票(1)]
★4クルックリン(1994/米)スピーディで過激な味付けのスパイク・リー作品よりも、私はこんな感じのスパイク・リーが好きっ♪出てくるエピソードはどれもこれも懐かしい匂いのするものばかりで、「あ〜こ〜ゆ〜のあったなぁ…」とほのぼのできる。人間ってみんな同じなんですねぇ。寒山拾得[投票(1)]
★5ストリーマーズ 若き兵士たちの物語(1983/米)舞台は兵舎のみ。ただの一発の銃声も轟くこともなく「戦場」を描いた恐るべき作品。全篇を覆う重苦しい緊張感と、その底辺をドス黒く漂う絶望感…これらを見事に演出しきったロバート・アルトマン監督!原題に込められた意味の残酷さの前に言葉を失った。pori[投票(1)]
★4ソイレント・グリーン(1973/米)ショッキングな描写が足りない。それが必要とされる希有な傑作。IN4MATION, takamari, ジョー・チップ, 水那岐ほか6 名[投票(6)]
★4野火(1959/日)もはや、戦闘集団として機能していない兵士達。糧を求めて餓鬼の如く戦場を彷徨う姿は、まさに地獄絵図だ。かつて多くの同胞をこのような死地に追いやったこの国で、我々が(一見)平和な生活を営んでいるというのも、ぞっとしない話だ。死ぬまでシネマ[投票(1)]
★4人間模様(1949/日)酒場での一人称カメラや、ベッドで横たわるヒロインの自問自答など、市川崑監督の実験精神の旺盛さは早くも健在である。だがなによりも、上原謙扮する主人公の無邪気なお人好しぶりが最高。「あなたは神のような人よ!」と怒られるシーンが印象的だ。寒山拾得[投票(1)]
★42ペンスの希望(1951/伊)描かれている状況は、現代風に解釈してみるとかなり悲惨だと思うのだが…どーしてこーも楽天的にポジティブに行けるのだろうか。羨ましいが見習う点も多い。美人なのにトラブルメーカーのヒロインと、彼女に振り回されつつも飄々としている主人公が魅力的だ。けにろん[投票(1)]
★5見えない恐怖(1971/英)視覚障害のヒロインというとヘプバーンの『暗くなるまで待って』を思い出すが、こちらはケレン味たっぷり。抜群のアイディアとカメラワークで見せる傑作スリラーなのだが、知名度が低め?なのは何故だろうか。 [review]けにろん, HW[投票(2)]
★4ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984/米)店・部屋・便所・覗き窓・物置・街・駅・ロッカー…各所で表現される圧倒的な「時の重み」に酔いしれる4時間。たろ, JKF, KADAGIO, ナム太郎ほか6 名[投票(6)]
★3ファイナル・カウントダウン(1980/米)最大の見ものは航空空母を始めとする米海軍のミリタリー描写。艦載機の発着シーンや空中給油のシーン…そして飛翔するF14の勇姿がじっくり堪能できる。…クライマックスの展開については、まぁ賛否両論であろうが、個人的には… [review]IN4MATION, けにろん, さいた, ぱーこほか6 名[投票(6)]
★4トゥルー・ロマンス(1993/米)悪漢の襲撃に単身立ち向かうパトリシア・アークェット の迫力!『ブレーキ・ダウン』のコメントでも触れたが、追い詰められた極限の恐怖が極限の暴力を生み出す…そんな尊い瞬間を彼女は見事に演じている。緑雨, ナム太郎, kazby, かっきー[投票(4)]
★4雨に唄えば(1952/米)昔、TVが言った。「雨が降れば傘をさす。規則とはそういうもの」と。ならば、雨の中を楽しそうに唄い踊るジーン・ケリーに、その様な規律からの自由な逸脱を見出してもいいだろう。週一本, Kavalier, , ろびんますくほか16 名[投票(16)]
★5長靴をはいた猫(1969/日)「傑作選」より:「ペロ!お前はネズミを助けた!」「月がとっても青かったからねぇ」…何と洒脱なやりとり!追いかけっこが楽しい秀作だが、気弱な少年の成長が丁寧に描かれている点にも注目。魔王の城のシーンは、後年の宮崎作品のルーツとして興味深い。DSCH, ガンダルフ, 茅ヶ崎まゆ子[投票(3)]
★3美しきセルジュ(1958/仏)ヌーヴェル・バーグの記念すべき第1作だということは判るのだが…登場人物たちの苦悩がいまひとつ観る側に伝わってこないので、感情移入がしにくいのが難点。だがアンリ・ドカエの美しい撮影は必見と言えよう。けにろん[投票(1)]