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ソイレント・グリーン (1973/)

Soylent Green

[SciFi/Thriller]
製作ウォルター・セルツァー / ラッセル・サッチャー
監督リチャード・フライシャー
脚本スタンリー・R・グリーンバーグ
原作ハリー・ハリスン
撮影リチャード・H・クライン
美術エドワード・C・カーファグノ
音楽フレッド・マイロウ
衣装パット・バート
出演チャールトン・ヘストン / エドワード・G・ロビンソン / チャック・コナーズ / ジョゼフ・コットン / リー・テイラー・ヤング / ブロック・ピーターズ / マイク・ヘンリー / リンカーン・キルパトリック / スティーブン・ヤング / ポーラ・ケリー / レオナルド・ストーン / ウィット・ビッセル
あらすじ2022年:ニューヨーク:人口4000万人。世界は人口の爆発的な増加により、食糧難に苛まれ、街には失業者があふれている。ある日、高級マンションで一人の富豪が殺される。捜査を担当することになった刑事ソーン(チャールトン・ヘストン)は、その被害者が、市民に配給されている固形食糧の製造で、食品市場を独占しているソイレント社の委員の一人ウィリアム・R・サイモンソン(ジョゼフ・コットン)だと知る。そして、「本」とよばれる相棒ソル(エドワード・G・ロビンソン)と共に捜査を進めていくと驚くべき事実へと辿り着く…。 ()[投票]
Comments
全43 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5誰でも思いつくようなネタであるが、洗練させるとここまでスゴクなるという見本。いかんせん編集ベタであるために損をしているが、優れたエピソードのひとつひとつがそれを見事に補っている。皆さんがおっしゃるようにぜひリメイクを。ただし新解釈、新構成は不要。絶対に。 (tkcrows)[投票(1)]
★4ショッキングな描写が足りない。それが必要とされる希有な傑作。 (ガブリエルアン・カットグラ)[投票(6)]
★4冒頭のスチル写真モンタージュから凄いテンション。雑踏・教会・暴動など幾つかのシーンで突出した空間造型を持つ。またルック自体の変化で各シーンを描き分ける仕方が近未来描写の現実性の度合いを調節している。細部のアイデアも冴えており、殊に「階段を埋め尽す貧民」「ショベルカー」が呼び起こす映画的興奮は極めて大きい。 (3819695)[投票(3)]
★4もはや滅亡が確定している文明社会の描写こそが肝であって、実のところオチはどうでもいいと思ったりする。 [review] (X68turbo)[投票(3)]
★4田園』を聴くたびにこの映画を思い出す羽目に・・・エンドタイトルが強烈な印象。 (ジョー・チップ)[投票(3)]
★4「本」「家具」と呼ばれるキャラ、シャベルカーに持ち上げられる人間や「ゴミ収集車」「ベルトコンベア」で運ばれる死体。「物」として扱われる人間たちは結末へ向けての視覚的な予告であり、決してただのSF的ガジェットではない。取調べなどつまらなくなりそうな場面はさらっと長回しで緊張を保つし、食事シーンでは的確な切返しによって幸福感を定着してみせる。銃撃戦の簡潔な迫力もフライシャーならではの素晴らしさ。 (赤い戦車)[投票(1)]
★3リメイク求む、もちろんカーペンターで! (LUNA)[投票(6)]
★3モンタージュで大量生産・消費・廃棄の「豊かな」社会の勃興を物語り、階段に折り重なる群衆の姿で、挙句に、人間ばかりがいっぱい、というその皮肉な末路を仄めかす。一番面白いのは、有名な結末よりこのオープニングか。(2011.8.10) [review] (HW)[投票(5)]
★3もはや個別の価値など存在ない、徹底してゴミのような扱いの「民衆」と呼ばれる集合体。あれだけ密集しながらも、気配すら伝わってこない階段や教会のシーンの不気味さ。 [review] (くたー)[投票(5)]
★3この映画を観てから近所のスーパーに行くと、ものすごくリッチな気分に浸れる。 (カレルレン)[投票(3)]
★3近未来社会なのにガンアクションはまるで西部劇のそれみたいだったが、テクノロジーの進化によるのでなく、システムの変化による未来社会像の描き方は今見ても古びた感じはしない。 [review] (シーチキン)[投票(3)]
★3アイデア1本勝負。そのアイデアは単純ながら秀逸。 [review] (Myurakz)[投票(3)]
★3「人間がいっぱい」の映画化。60年代SFの科学的想像力は「温室効果による酷熱」をすでに予言している優れもの。映画はスケール感の欠落甚だしく、カーペンターを予告しているがそれなりに面白い。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★3作品が公開された年には、実際に第一次オイルショックが勃発し日本を始め先進国はみな浮き足立つわけで、それから30数年を経た現在ではリサイクルは合理的美徳だとされており、ここに描かれる今から16年後の死生観と倫理観の倒錯はあながち・・・・な今日この頃。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★3惜しい。作り方次第では傑作にもなり得そうなアイディアなのだが…。 ただ、絶望的なラストとそれに相反するビバルディの曲は最高。リメイクを希望する。 [review] (ヴォーヌ・ロマネ)[投票(2)]
★3コットンの虚無とG・ロビンソンの諦観の狭間でヘストンは只管に盗る・食う。それがディストピアで生きる術と知っているから。でなければ路上でうち重なって石ころのように眠る人の海に埋没するだろう。シャフナーに足りないのは退廃と絶望。 (けにろん)[投票(1)]
★3事の次第がアメリカ国内だけで収まってしまっているのでスケールが小さく感じた。オチは有名なのかもしれないが自分は知らなかった。が、見始めて早々に気づいてしまう。人の死に関して描写が甘い。初観賞が2019年。笑 僕のときは「好きな色はダークブルー」でお願い。 [review] (IN4MATION)[投票(1)]
★31970年代ハリウッド製ディストピア映画の代表格と云ってもいい。つまり、物量的な意味ではチープな画面だが、シンプルで分かりやすい簡潔な演出が連続する。場面転換も分かりやすい。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★2もはや驚くにはあたらないネタのように思える。「じつは鯨のベーコンが原料だったのです」とかの方が欧米では面白い展開になりそう。ただし・・・ [review] (水那岐)[投票(7)]
★2残念ながら見る前に想像してたことのほうが面白かった。 (おーい粗茶)[投票(2)]
★2あ、アタリのスペースコマンダーが…。 [review] (カズ山さん)[投票(1)]
Ratings
5点3人***
4点22人**********************
3点53人*****************************************************
2点13人*************
1点0人
91人平均 ★3.2(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
近未来映画礼讃 (LUNA)[投票(19)]−海外SF小説の映画化作品− (kawa)[投票(18)]
読んでから見るか、見てから読むか。 (シーチキン)[投票(14)]−終末を描いたSF映画− (kawa)[投票(12)]
いいかこれがSFというものだ。 (死ぬまでシネマ)[投票(9)]デストピア映画史 (茅ヶ崎まゆ子)[投票(8)]
灰色SF映画 (YO--CHAN)[投票(3)]地球危うし! (茅ヶ崎まゆ子)[投票(2)]
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