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[コメント] イングロリアス・バスターズ(2009/米=独)
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★4見境のない行動が功を奏すこともあれば、練りに練った計画がおしゃかになることもある。この世界には人智のおよばぬ力が介在していて、それが我々の運命の総仕上げをしてくれる――その前では、誰がどんな計画をどれほど煮つめたところで、荒削りが関の山だ。(ハムレット) [review] (kiona)[投票(21)]
★4勿論とても面白かったけれど、余りにコアな映画ファン、もう好事家と云ってもいい映画通への目配せが多過ぎるように思われて気恥ずかしい。また、改めて映画監督としての胆力というか膂力というかを認識したが、でも実は手放しで褒めちぎるほどのことでもないと思う。薄っぺらな造型も見受けられる。 [review] (ゑぎ)[投票(15)]
★5狭い空間の中で素粒子が激しく衝突しあうような、そんな監督ならではのアクションに興奮。監督は、やっぱり映画的運動の優れた観察者だったのだろう。 [review] (おーい粗茶)[投票(15)]
★5デス・プルーフ』のような「奇跡」の映画ではない。だからこそ感動的だ。タランティーノは自前の演出力のみでこれを傑作たらしめた。この「バスターズ」という集団をして「ダーティ・ダズン」を目指さないことの聡明さ。ブラッド・ピットを除くバスターズの「顔面」のつまらなさときたら! [review] (3819695)[投票(15)]
★4何もバイオレンスに疲れるわけではなく、いちいち既視感を刺激してくる引用に正直疲れる。もう「一つ一つにいちいち反応しなきゃダメ?」とか言いたくなるワケで。 [review] (くたー)[投票(9)]
★3もうイヤだ!タランティーノからいい匂いがする! [review] (Myurakz)[投票(9)]
★5あのブラピを脇に廻しても納得させてしまう他俳優陣の濃密ぶり。冒頭、ナチ到着までの距離感と一念発起の洗顔による緊迫感の醸成。「ミルクのお代わり」という要求がこれ程恐ろしいと感じたのは初めてだ。人間が生死の狭間で発揮するそのポテンシャル。これを銃弾や体躯は程々に、高等なダイアローグで主戦する紛れもない戦争映画だと思った。 (クワドラAS)[投票(8)]
★5「キル・ビル」のヒロインを「バーン・アフター・リーディング」の脇役が取り囲む。主要人物の造形とその相関図において、ただメラニー・ロランだけに与えられた切実さが、彼女を特権的なヒロインのポジションに置いている。 [review] (shiono)[投票(8)]
★4駆け引きの映画。やらしいほど巧い。巧すぎていやらしい。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(8)]
★1「ガミラス人相手なら何をしても許される」という発想は、1970年代に『宇宙戦艦ヤマト』で卒業した。娯楽のネタにして良いような話題ではないと思う。不謹慎の見せ方、楽しみ方が狂ってしまったタランティーノ監督の賞味期限切れを心から残念に思う。 [review] (サイモン64)[投票(7)]
★5映画に対する愛よりも、映画に徒なす者への憎しみ。転じて愛。 [review] (DSCH)[投票(6)]
★4ある種の諦めに満ちた、どうにも気の重い映画だ。諦めさせられたのは正義(=正解)への無邪気な思いである。怨念や強権を頼りに、正解なき迷宮を右往左往する者たち。本人に自覚があったかどうか、タランティーノの悪趣味は図らずも「今の時代」の本質を捉えている。 (ぽんしゅう)[投票(6)]
★5そんなにかなしいお話を、しないでよタランティーノ。 [review] (林田乃丞)[投票(6)]
★4エンニオ・モリコーネ節にのせて、マカロニウェスタン復讐劇+70年代アルドリッチ風味のダーティ戦争映画からはじまり、さまざまな言語が飛び交ういくつものオムニバス調会話劇を中心に、 [review] (uyo)[投票(6)]
★5嘘や秘密を見破られまいとする際の動揺を見事に表現するメラニー・ロランら役者陣の力量。ねちっこい会話の応酬が生み出すヒリヒリした緊迫感が圧巻だ。映画館という舞台設定及び映画内映画という手法を最大限効果的に使った映画としても記憶に残る。 (太陽と戦慄)[投票(5)]
★4ダイアン・クルーガーとメラニー・ロランとクリストフ・ヴァルツが印象的なシーンを量産していました。ブラピは、、、なんかしてました。 [review] (夢ギドラ)[投票(5)]
★2野暮呼ばわりされるのは承知の上だが、この作品から借り物を取り除いてしまったらダレきって欠伸の出る演出しか残らない。師と仰ぐ深作欣二の得意とした歴史改竄時代劇へのオマージュも、こんなに緊迫感のない演出ではオタクのプライベート・フィルムに終わってしまう。 [review] (水那岐)[投票(5)]
★4多言語社会に圧倒される『イングロリアス・バスターズ』 めちゃくちゃおもしろくて有名なナチへの復讐映画なので内容については言及しませんが、こういうのって当事者の人はどのように感じるの?と純粋に疑問におもいます(続) [review] (mermo72)[投票(4)]
★4映画の倫理性を徹底追求した作品。映画は殺されねばならない。 [review] (ジェリー)[投票(4)]
★3「この映画を観て笑う」と決めて来ている観客の無理矢理な笑い声を聞くのが辛い時があるが、この映画の時もそうだった。☆3.0点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(4)]
★5静的なシーンを絶妙なセリフ回しと役者の演技でジリジリと緊張感を高めていく。ただ、ただ「巧い」としかいいようがなく、こんなに巧いんだったら別のネタ(文芸モノとか)でも凄いことになるんじゃないか?とも思いつつそこはやっぱりタランティーノなんだな、と。 (すやすや)[投票(3)]
★4ヴァルツももちろん素晴らしいが、レア・セイドゥーを必要以上にフィーチャーした冒頭にこそタラちゃんの先見性を感じた。セイドゥーリドリー・スコットの『ロビン・フッド』にも出たし、無視出来ない個性派女優だ。 [review] (Lostie)[投票(3)]
★33だけど3.5といったところ。いつものタランティーノ節で派手さはなく渋好み。 [review] (MSRkb)[投票(3)]
★4個別のダイアログにおけるテンション演出はほぼ完璧。一方で、「大きな物語」により情感を生むことには失敗している。タランティーノは、それができない作家ではないはずなのだが。 [review] (緑雨)[投票(3)]
★5映画、映画。もうどこを見ても映画。映画の中にある映画と言ってもいいほど映画に対するオマージュが感じられる映画だ。それでいて映画的抑制があり、美学がある。このタランティーノの大人への変身ぶりはいかがしたものか、、。 [review] (セント)[投票(3)]
★5クリストフ・ヴァルツの一挙手一投足に対する緊張感が半端ない。ブラッド・ピット目当てで劇場に足を運んだスイーツ(笑)の顔面を、『デス・プルーフ』ばりに吹っ飛ばすこと間違いなし。 [review] (ロボトミー)[投票(3)]
★3シネフィルが集う単館でだけ上映すればよかったんじゃないかな。全国ロードショーしても、この観客をどう歓ばせたいのかハッキリわからない映画を普通のカップルや家族連れが観たところで気分が悪くなるだけだって。[2009/11/22 地元のシネコン] (浅草12階の幽霊)[投票(3)]
★4映画開始10分で「この人の名前もわからないけど、絶対アカデミー賞を獲る!!」と確信したのは、私だけではないと思う。 (カルヤ)[投票(2)]
★3タラちゃん=おれたちボンクラのマブダチ、暴力!温泉!芸者!ヒャッハー!みたいな秘宝的言説(ちょういいかげんな要約)がありますが、それだいぶ疑わしいよなーと。 [review] (たかやまひろふみ)[投票(2)]
★5ブラピよりもクリストフ・ヴァルツの方が格好いい。 [review] (狸の尻尾)[投票(2)]
★4ユーモアと狂気を同居させてエンターテイメント仕立てに戦争を描けるQTの力量はさすが。 [review] (SOAP)[投票(2)]
★4一触即発のみを追求した沸点臨界の5幕物の、わけても永久保存的第4章でピークアウトする脚本の練り甘。終章では果たされる報復と充たされぬ愛欲と真摯な使命とお追従とシラケと大殺戮のカオスが必要だった。ダサさ承知で劇場と主役2人のカットバックも。 (けにろん)[投票(2)]
★4タランティーノのセンスと技量の結晶による新境地を見たGOOD作 [review] (junojuna)[投票(2)]
★52時間半という時間が本当に短く感じるほど、クエンティン・タランティーノのすさまじい才能が存分に堪能できる作品でした。 [review] (TM(H19.1加入))[投票(1)]
★5これまでタランティーノ作品はどこか趣味じゃなかった。だが、本作を見てタランティーノ作品の見方が変わった。タランティーノってAIなんじゃないか。 [review] (ロープブレーク)[投票(1)]
★4おもしろ戦争講談。タランティーノの本質、精神は講談師や落語家に極めて近いと思う。快楽亭クエンティンの毎度馬鹿馬鹿しいお話。ただ話芸がうますぎるあまり、思想の背骨はちと見えにくいかなあ。 (ペンクロフ)[投票(1)]
★3う〜ん、ストーリー・台詞回し・緊張感等は間違いなくいいんだけど、タランティーノらしい暴力描写がどうしても好きになれないんです。 (NAO)[投票(1)]
★4やるんだったら、徹底的にやれぃ! そこまで突き抜けちゃうと、意外と映画が締まって見えるから不思議! けど、そこまでナチって嫌われてるのね。 あとメラニー・ロランの美しいこと! (代参の男)[投票(1)]
★5たとえ冒頭の15分しか観られなかったとしても、5点だ。 (ALOHA)[投票(1)]
★3英語を喋ることがとても自然w [review] (HAL9000)[投票(1)]
★3うっかり、「ブラピ主演」で「あのポスター」で、QT映画という事を忘れて、「痛快なブラック・コメディ」のつもりで見て、撃沈されました。 [review] (プロキオン14)[投票(1)]
★4はっはっはっはっ。君ら悪趣味やなー。 [review] (Master)[投票(1)]
★5音楽の使い方がべらぼうに上手い。「この音楽があったればこそ、このシーンが」というのが次々とでてくる。クライマックスの爽快さにほのかに香る切なさが何ともいえない味わい、名女優たちの艶姿を心の底から讃えたくなる。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★1こんな怨念だけの映画、いくら凝ったって中国の抗日映画と変わらないよ [review] (Soul Driver)[投票]
★3総統のお顔が…。民族の怒りは怖いです。 (黒魔羅)[投票]
★3タランティーノのバイオレンス映画なんだけど、いつもの話の筋とはまったく関係ない無駄話が無いので、なんか物足りない。もっとタランティーノして良かったのでは?と。 まぁ、もっとも自分の解釈の中だけの話ではあるのだけれど。 ()[投票]
★3職人の映画。緊張感ある冒頭からしてその巧さに驚かされる。役者の統制も見事だが、でもちょっと長くて僅かにダレる。突き抜けて気持ちいい場面があったかというとそうでもない。★3.5 (ドド)[投票]
★4後半の都市部での大スプラッタより、序盤、農村部での緊迫感あふれる会話劇のサスペンスにタランティーノの醍醐味があると思うので、私なりに大満足です。 (G31)[投票]
★4巧いけど、なぜかタランティーノのどや顔が浮かぶ。あのいやらしさが作品の味でもあるのかな。。 (あちこ)[投票]
★3何も引っかからずにサラサラと終わってしまった。娯楽映画はこれでよいのかもしれないが、タラちゃんだからなぁ。 (二液混合)[投票]