★2 #マンホール(2023/日) |
不動産会社の営業マン俊介(中島裕翔)は、社長の娘との結婚も決まり前途洋々の未来が開けていた。式の前夜に上司や仲間が開いてくれたパーティーで痛飲。同僚の加瀬(永山絢斗)と別れたあと帰路で昏倒して、気づくと深いマンホールの底に横たわっていた。足に怪我を負い梯も壊れ身動きがとれず警察を呼ぼうにもGPSが上手く機能せず自分がどこにいるのかさえ分からない。手当たり次第に電話を掛けるが時間は真夜中、やっとつながった5年前に別れた恋人舞(奈緒)の対応はつれないものだった。思案のあげく俊介はSNSで女性になりすまして助けを求める奇策を思いつく。奈落から這い上がろうとする男の深層を暴くシチュエーションスリラー。(99分) |
ぽんしゅう (2023年02月21日) |
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★4 暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー(2022/日) |
天才少女漫画家として将来を期待されながら、謎の盗作疑惑で転落、正義のヒーローにまで落ちぶれてしまったオニシスター(志田こはく)だったが、まだこの稀代のナルシスト娘の虚栄心をくすぐる案件は転がっていた。自称天才監督・黒岩(姜暢雄)のブレインである敏腕映画プロデューサー(島崎和歌子)が、事もあろうに彼女を、盗作疑惑に湧いたコミック『新・初恋ヒーロー』実写版のヒロインにスカウトしたのだ。しかもヒーロー役に決定したのは超「上から目線」の実在スーパーヒーロー、ドン・モモタロウ(樋口幸平)だ!さっそく目立ちたがりの敵味方は戦いを忘れて映画にのめり込む。物語に収拾など、つく筈もないッ!〔30分〕 |
水那岐 (2023年02月20日) |
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★4 GAGARINE/ガガーリン(2020/仏) |
パリ郊外に実在するガガーリン団地。1960年代の落成式に参加したソ連の宇宙飛行士の名を冠した巨大な公営住宅だが、今は貧困層が多く暮らし老朽化のため解体が決まった。母が恋人と出て行き、ひとりで暮らす16歳のユーリ(アルセニ・バティリ)は、次々と住人たちが移転していくなか団地に立てこもる。壁を壊しワンフロアを"宇宙ステーション”のように改造し自給自足の生活を始めたユーリは、唯一の理解者でロマのキャンプで暮らす少女ディアナ(リナ・クードリ)とモールス信号で互いの存在を確かめ合うのだった。団地解体のドキュメンタリーを依頼されたファニー・リヤタールとジェレミー・トルイユが脚本を書き監督した劇映画。(95分) |
ぽんしゅう (2023年02月20日) |
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★3 ストレイ 犬が見た世界(2020/米) |
殺処分ゼロの国トルコのイスタンブール。野良犬が路上で人と共存する様子を、犬の視点で追ったドキュメンタリー作品。ゼイティン・ナザール・カルタルらの野良犬はシリア難民の少年になぞらえて人間社会の問題点をもあぶりだす。 |
jollyjoker (2023年02月20日) |
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★5 辻占恋慕(2022/日) |
30歳の芽の出ないミュージシャンが小さなライブハウスで出会あう。男はロックデュオの信太(大野大輔)。女はシンガーソングライター月見ゆべしこと恵美(早織)。恵美の才能に惚れ込んだ信太は自分の活動に見切りをつけてマネージャーとして“月見ゆべし”の支え役に徹することに。評論家やプロデューサーに売り込みSNSにも目くばせし“月見ゆべし”をメジャーにしようと奔走する信太。時代遅れと言われてもスタイルを頑なに変えない恵美。ライブハウス時代の知り合いで人気アイドルになっていた菊地あずき(加藤玲奈)の一言が信太の心に引っ掛かる。意地かブライドか傷のなめ合いか。アーティストの夢の果てを描く苦く切ない愛の話し。(111分) |
ぽんしゅう (2023年02月19日) |
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★2 ワース 命の値段(2019/米) |
9.11アメリカ同時多発テロの被害者と遺族救済のための保証金プログラム特別管理人を請け負った弁護士のケン・ファインバーグ。彼の保証金算出方法に不満をいだく被害者らと政府との間で葛藤する弁護士の姿を描く。 |
jollyjoker (2023年02月19日) |
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★3 パラレル・マザーズ(2021/スペイン=仏) |
スペイン内戦で虐殺された曾祖父ら村人たちの遺体の行方を気にかけていたカメラマンのジャニス(ペネロペ・クルス)は、仕事で知り合った法人類学者のアルトゥロ(イスラエル・エレハルデ)に遺骨の発掘調査を依頼する。そして二人は互いに好意を抱きジャニスは妻帯者であるアルトゥロの子を身籠り女の子を出産。その同じ日に、同室の17歳のアナ(ミレナ・スミット)もまた望まない妊娠だったが女児を産んだ。二人は母性に目覚め慣れない育児に励むが、やがてジャニスは娘が自分の子供でないことに気づいてしまう。女たちの葛藤を通じて描かれる過去から未来へと受け継がれる血縁と家族の物語。ペドロ・アルモドバル脚本、監督作.(123分) |
ぽんしゅう (2023年02月18日) |
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★4 ずっと前から好きでした。 告白実行委員会(2016/日) |
「ずっと前から好きでした」…榎本夏樹(戸松遥)は、放課後の誰もいない教室で、ただひとりの相手・瀬戸口優(神谷浩史)を前にそう告白した。夏樹にとって優は幼馴染みであり、その日も「告白の予行演習」として相手をしてもらっていたのだ…夏樹にとって、それは常に本気の告白だったのだが。そんな彼女に、同じクラスで思い切ったイメチェンをしてきた綾瀬(代永翼)はコンサートのチケットを手渡す。一方、心優しく引っ込み思案な男子・蒼太(梶裕貴)はかねてから告白を決意していたあかり(阿澄佳奈)に声をかけるが、緊張のあげくマヌケな対応をしてしまった。絶望に沈む彼だが、友のエールを背に更なるチャンスを狙う。〔64分〕 |
水那岐 (2023年02月15日) |
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★5 レディ・トゥ・レディ(2019/日) |
中学生の時、ジュニアの競技ダンスでカップルだった真子大塚千弘と一華内田慈。それから十数年を経て真子は平凡な主婦となり家事、子育て、パートにと忙しい。一華は女優に進んだものの端役ばかりでぱっとしない。そんな時、一華に競技ダンスの大会出場を目指す企画が舞い込む。意気込む一華だがペアの相手が見つからない。そんな時に同窓会で真子に出会った一華は、二人でカップルを組もうと誘う。かくて女性二人という前代未聞のカップルで競技ダンスに挑む二人だが…(90分) [more] |
シーチキン (2023年02月15日) |
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★4 スワンソング(2021/米) |
施設で暮らす偏屈なゲイの老人(ウド・キアー)を弁護士(トム・ブルーム)が訪ねて来る。老人はミスター・パットと呼ばれた腕利きのヘアドレッサーだった。かつて一番の顧客だった町の名士リタ(リンダ・エヴァンス)が「死化粧はパットに頼んでほしい」と遺言を残し亡くなったという。多額の報酬を提示されるも、過去の“ある出来事”のため依頼を断るパットだが、プロとしてのプライドが彼を故郷サンダスキーへ向かわせる。町を彷徨うように最愛のパートナーの墓や旧友の男娼、そして弟子の店や行きつけのゲイバーを訪ね、ようやく葬儀を取り仕切るリタの孫(マイケル・ユーリー)に会いに行くがパットの心はまだ揺れていた。(105分) |
ぽんしゅう (2023年02月14日) |
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★3 よだかの片想い(2022/日) |
顔の左側にアザがある大学院生のアイコ(松井玲奈)は、自分なりにそれを受け入れて先輩のミユウ(藤井美菜)や後輩の原田(青木柚)と研究に没頭する日々を過ごしていた。友人の編集者まりえ(織田梨沙)が、そんなアイコを紹介した本が話題となり、彼女に興味を持った映画監督の飛坂(中島歩)が映画化したいと申し出る。初めは固辞していたアイコだが飛坂の誠実な人柄に惹かれ、いつしか恋愛感情を抱き映画化をOKする。恋人のように付き合い始めた二人だが、飛坂のつかず離れずの態度に、自分は映画の素材でしかなかったのではとアイコは疑心を持ち始める。島本理生の原作を城定秀夫が脚本化した安川有果の監督作。 [more] |
ぽんしゅう (2023年02月14日) |
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★2 俺は死なないぜ(1961/日) |
エキストラ・バンドマンを務める洋二(和田浩治)は、喧嘩っ早く正義感の強い青年だ。彼は早朝マネージャーに仕事を貰い、ない時には流しのギター弾きとして日銭を稼ぐ生活を送っていた。そんな彼が、義妹の弓子(吉永小百合)から父が急死したことを知らされる。実母の死後、早々に弓子の母であるバーのママ、佳代(奈良岡朋子)と再婚した父の軽薄さに嫌悪をおぼえる洋二ではあったが、それでも「ポックリ病」で呆気なく亡くなったとの知らせを信じられず、彼は父の足跡を追う。その結果俊子(堀井永子 )というホステスと熱海で泊まった旅館で父は死んだと知る洋二。俊子のいたバーで、彼女の情夫・星丸(滝沢修)と出会った洋二は父の裏の顔を知る。〔79分〕 |
水那岐 (2023年02月14日) |
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★4 もったいないキッチン(2020/日) |
日本は「もったいない」という文化が有りながら、何故世界でもトップクラスの食品ロスを続けているのか?[何と!日本の食品ロスは、国民1人当りおにぎり1個分!]。その答えを探りながら、キッチンカーで全国を回り、廃棄食材のみで料理を創っていくというドキュメンタリー。 [more] |
KEI (2023年02月12日) |
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★5 返校 言葉が消えた日(2019/台湾) |
台湾の、かつての独裁政権下の時代に言論、集会、結社の自由が禁じられ、相互監視と密告が奨励され、反政府的とみなされた者は共産主義のスパイとして処刑されていた負の時代をストーリーに取り入れて大ヒットとなったホラーゲームを映画化。1962年の台湾、一人の少女ワン・ジンが教室で目を覚ましたが、校内は荒れ果て誰もいなかった。そして出会った下級生ツォン・ジンファと二人で、二人の教師が数名の生徒とつくった「読書会」〜それは政府によって発禁本とされた書籍を読むささやかなものだった〜の密かなたまり場へたどり着くが、そこは乱暴にあらされ血の跡が…一体、何がおきたのだろうか。(103分) |
シーチキン (2023年02月11日) |
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★3 ザ・ミスフィッツ(2021/米) |
悪党から盗み取りその犠牲者へ与えるプロフェッショナル犯罪集団「ミスフィッツ(はみ出し者)」の次の獲物は、テロリストの資金源となる大量の金塊。それは砂漠の街にあるシュルツティム・ロスが運営する刑務所に厳重に保管されていた。それを突破するために彼らは、シュルツとも因縁がある伝説的な盗みの名手リチャードピアース・ブロスナンを仲間に迎えようとするが…(95分) |
シーチキン (2023年02月11日) |
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★5 ONODA 一万夜を越えて(2021/仏=独=ベルギー=伊=日) |
1944年。陸軍中野学校でスパイ戦の訓練を受けた小野田少尉(遠藤雄弥)は、教官の谷口(イッセー尾形)の特命のもと敗色濃厚なフィルピンのルバング島に赴任する。小野田は強引とも思える作戦で、部下を酷使しながら徹底抗戦するも戦況は悪化の一途をたどり、やがて「終戦」の知らせが耳に届く。しかし、小野田は敗戦を信じず小塚(松浦祐也)、島田(カトウシンスケ)、赤津(井之脇海)ら精鋭とともに島を死守するため、現地民から物資の略奪も辞さぬゲリラ戦に入る。ときは流れ34年後の1974年、いまだにジャングルにこもり「戦争」を続ける小野田(津田寛治/壮年期役)の前に一人の日本人青年(仲野太賀/太賀)が現れる。(174分)
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ぽんしゅう (2023年02月11日) |
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★3 なれのはて(2021/日) |
日本を捨てマニラのスラム街で暮らす“困窮邦人”と呼ばれる初老の男たちがいる。フィリピン女性を追って来た元警察官の嶋村さんは職を転々とし脳梗塞で倒れたあと不自由な身体で金銭目当ての女性の介護で暮らす。元証券マンの安岡さんは仕事で訪れ、そのまま内縁の地元妻と陽気に暮らすが生活は楽ではない。日本で事件を起こした元暴力団員の谷口さんは便所掃除や雑用をしながら店舗の二階に居候している。元トラック運転手の平山さんはフィリピンパブにはまり借金のすえ日本を捨て、いまは地元女性との子供をもうけ連れ子たち6人で暮らす。そんな男たちの7年間(2012〜2019)を追う東京ドキュメンタリー映画祭長編部門グランプリ&観客賞受賞作。(120分)
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ぽんしゅう (2023年02月11日) |
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