★3 マッドマックス:フュリオサ(2024/米) |
『マッドマックス/怒りのデス・ロード』で語られる逃亡劇に至るまでのフュリオサの半生を描く前日譚。核戦争によって荒廃した世界にポツンと残った隠されたオアシス「緑の地」で暮らす少女フュリオサ。ある日彼女はならず者バイク集団にさらわれてしまう。救いに来た母メリー・ジャバサを集団のリーダー、ディメンタスに目の前で惨殺された彼女は、砦の支配権を巡る取引の結果、シタデルの支配者イモータン・ジョーの所有物となる。密かに自分の存在を消し、改めてシタデルのメカニックとして働く彼女は日々ディメントスへの復讐と、そしてシタデルからの逃亡の機会をうかがうのであった。 |
月魚 (2024年06月02日) |
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★4 バンクシー 抗うものたちのアート革命(2020/英) |
2018年、世界一のオークションハウス、英のサザビーズでバンクシーの絵画「風船と少女」が100万$(85万ポンド)で落札された。とその時、絵が額枠からスベリ落ちシュレッダーされた?!この衝撃な事件を受けて、絵の価値は700万$迄ハネ上がったと一部で言われた。(実際の落札価格は100万ポンドだった)。このバンクシーとは何者なのか。(もう少し続きます)
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KEI (2024年05月31日) |
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★3 バティモン5 望まれざる者(2023/仏) |
格差と分断が広がるパリ郊外の団地を描いた『レ・ミゼラブル』のラディ・リー監督が、再び「バティモン5」と呼ばれるパリ郊外の地区にあり、移民の多く住む団地群を舞台に、そのリアルな実態を描く。市長の急逝により臨時市長となったピエールアレクシス・マネンティは、老朽化が進み治安も悪化しスラム化しつつあるバティモン5の団地の再開発を強引に進めようとする。そのやり方に反発した、団地に住み移民たちをサポートしてきたアビーアンタ・ディアウは、市長選に出ると公言し、多くの支持が寄せられるのだが…(105分) |
シーチキン (2024年05月26日) |
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★4 ぼくの歌が聴こえたら(2021/韓国) |
今は落ちぶれた音楽プロデューサー、キム・ミンス(チョ・ダルファン)はある日チ・チワン(チャンヨル)というギター弾きの青年と出会う。その歌を聞いた時、ミンスは確信する―これはいける!が、チワンは人前で歌えない、と言う。そんなもの慣れだとばかりに、又借金の事でミンスはやくざに追い立てられていた事も有り、「スターにしてやる。但し、全国を巡って10回歌うこと」を条件に手書きの契約書にサインをさせる。そして2人は旅に出る・・・が、チワンは人前に出ると全く声が出ない。窮余の一策でミンスは、冷蔵庫収容の大段ボールをチワンにかぶせ(それが原題The Box)、その中でチワンは歌い始めるのだが・・・。93分 |
KEI (2024年05月25日) |
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★4 ありふれた教室(2023/独) |
ゼロ・トレランス方式を掲げる中学校に赴任した若手教師カーラレオニー・ベネシュは、担任クラスを上手くまとめ同僚からの信頼も得ていた。学校では窃盗事件が続いたことから、校長らは生徒によるものと決めつけ、クラス委員への聞き取りや抜打ちの持ち物検査などを行う。その対応に疑問を抱いたカーラは、独自に犯人を確かめようと職員室で隠し撮りをするが、それは思わぬ事態を引き起こしていく…(99分) |
シーチキン (2024年05月19日) |
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★3 ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ(2022/独=仏) |
01年アメリカ9・11テロの一ヵ月後、ドイツ在住のトルコ移民クルナス一家の長男ムラートは結婚を控え、イスラム教の信仰を深めるためにパキスタンを訪問したが、そこでタリバンの一員ではないかと嫌疑をかけられ米軍によって拘束され、長期にわたって悪名高いグアンタナモ収容所に入れられた。彼を救うために必死に奔走した母親と、彼女を助けた人権派弁護士が苦闘した実話を描く。当初はムラート本人の体験記を映画化する計画だったがあまりに悲惨な内容でためらっていたところ、母親の明るいキャラクターに魅せられ彼女を主役に映画化することになったとのこと。母親を演じたメルテム・カプタンはドイツの人気コメディ俳優とのこと。(119分) |
シーチキン (2024年05月19日) |
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★4 ドラゴン・ブレイド(2014/中国=香港) |
時はBC50年。中国、前漢後期。シルクロードの警備隊長フォ・アン(ジャッキー・チェン)は、36もある部族が争わないでやっていけるようにと、いつも心を砕いていた。が、何者かが仕掛けた陰謀で密輸の罪を被せられ、辺境の雁門関に流刑になる。砦再建の労働者だった。が前向きな彼は協力し合っていい物を造ろうと皆に呼び掛けていた。そんな時、砂漠の向こうから、ルシウス(ジョン・キューザック)が率いるローマ軍団が現われ、攻めてくる。待て、待て、話をしようじゃないかとフォ・アンは軍団の前に一人立つ。(まだまだ続きます)
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KEI (2024年05月19日) |
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★3 碁盤斬り(2024/日) |
古典落語の演目「柳田格之進」を原案とした復讐時代劇。彦根藩の藩士だった柳田格之進(草なぎ剛)は、身に覚え無き罪で藩を追われたうえ妻も自害で失い、娘のお絹( 清原果耶)と江戸の貧乏長屋で浪人暮らしを続けていた。ひょんなことから質屋の萬屋源兵衛(國村隼)と知り合いになり、囲碁を打ち合う仲となる。やがて、萬屋の奉公人・弥吉(中川大志)と娘のお絹の間にも恋慕の情が芽生えるのだが、そんな中、故郷・彦根藩の藩士が格之進を訪ねてきて、かつての身に覚え無き罪の真相と、彼とその妻を陥れた人物の名を伝えるのだった・・・・。(129分) |
AONI (2024年05月21日) |
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★3 ミッシング(2024/日) |
地方都市で幼女の失踪事件が発生。地元TVの報道記者である砂田(中村倫也)は失踪した娘の情報を探し求める夫婦を取材する。失踪当日、母親の沙織里(石原さとみ)は、弟(森優作)に娘の面倒を託し、気分転換に好きなアイドルのコンサートに出かけていたが、娘は自宅近所の公園で弟と別れてから忽然と姿を消したのだ。世間はアイドルのコンサートに出かけていた沙織里とその弟を容赦なくバッシングする。紗織里は娘を探し求める余り精神的に不安定となり、彼女を支える夫(青木崇高)との関係も悪くなるのだった。報道記者の砂田は、この夫婦の事件取材を通じて、興味本位ありきのマスコミ報道のスタンスに逡巡と疑問を感じる・・・。(118分) |
AONI (2024年05月19日) |
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★4 青春(2023/仏=ルクセンブルク=オランダ) |
中国・長江デルタ地域の衣類縫製の町・織里(ジィリー)で働く若者たちの日常を描いたワン・ビン監督の『苦い銭』(2016)に続く長編ドキュメンタリー。町には小規模の縫製工場が集積しており地方出身の10代から20代の男女が僚で共同生活をしている。賃金は出来高制で、若者たちは決められた時間内にできるだけ多くの服を作るために競うように猛スピードでミシンを操る。狭い作業場でひしめき合いながら無邪気に戯れているようにみえる若者たちの恋愛模様や、苛立ちと諍い、思わぬ妊娠と結婚問題、それぞれの思惑が絡む賃上げ交渉といった“青春模様”が活写される。撮影期間は『苦い銭』(2016)に続く2014年から新型コロナ禍前の2019年まで。(212分)
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ぽんしゅう (2024年05月17日) |
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★4 ブルックリン横丁(1945/米) |
米、下町ブルックリンの古アパートに住む貧しい一家。パパのジョニー(ジェームズ・ダン)は‘歌う給仕’として酒場で働いていた。ママのケイティ(ドロシー・マクガイア)はこのアパートの拭き掃除をしている。私はフランシー(ペギー・アン・ガーナー)といい、勉強が好きなというより何でも知りたいと思っている女の子だ。私と弟ニーリーは、毎土曜は町で鉄クズを拾い業者に持っていく。家計も助かるし、好きなお菓子も買えるからだ。パパはいつか自慢ののどで歌手になりたいと言っている。今日も客に褒められた、といつも酔っぱらって帰って来て、そう言う。(まだまだ続きます) [more] |
KEI (2024年05月14日) |
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★4 母のおもかげ(1959/日) |
妻を亡くした瀬川貞夫(根上淳)は小学校5年生の息子道夫(毛利充宏)と、豆腐屋を営む叔父夫婦(見明凡太郎/村田知栄子)と娘の慶子(南左斗子)の向かい家で暮らしていた。貞夫は叔父の勧めで、やはり幼い娘エミ子(安本幸代)を連れた未亡人園子(淡島千景)と再婚することに。エミ子はすぐに貞夫になつき、道夫も園子が気に入り結婚は上手くいったかにみえた。ところが道夫にとって園子は、あくまでも“優しいおばさん”でいつまでたっても「お母さん」と呼ぼうとしないのだった。実母への思いを捨てられない男の子と、その心情が痛いほど分かる継母の葛藤を繊細に描く清水宏監督、56歳の遺作。(モノクロ/89分)
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ぽんしゅう (2024年05月09日) |
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★2 無名(2023/中国) |
1930年代からの中国を舞台に、日本帝国の傀儡政権と言われた汪兆銘政権下の諜報機関と、日本軍特務機関、そして中国共産党の秘密機関が入り乱れる中でのスパイ謀略戦を、トニー・レオン主演で描くスパイアクション映画。(131分) |
シーチキン (2024年05月08日) |
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★4 正義の行方(2024/日) |
多くの疑問を残しながらも死刑が執行され、今なお事件の顛末に謎の残る「飯塚事件」を検証するドキュメンタリー。1992年、福岡県で女児二人が殺害され目撃証言から、別の事件でも名前が上がったことがある久間三千年(くまみちとし)が逮捕される。久間は一貫して容疑を否認するが死刑が確定し異例の速さで2008年に刑が執行された。元NHKディレクター木寺一孝は、当時、信念を持って犯人を逮捕した捜査班と担当課長、スクープ合戦で報道をリードした西日本新聞の記者、再審請求が遅れたことを悔やむ弁護団を等価に取材し、三者三様の証言と主張で事件を再検証してゆく。文化庁芸術祭テレビ・ドキュメンタリー部門大賞作品の劇場用映画化作品。(158分)
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ぽんしゅう (2024年05月07日) |
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★4 人間の境界(2023/ポーランド=仏=チェコ=ベルギー) |
2021年秋、ベラルーシ政府はEU諸国を混乱させるために自ら広く入国させたシリアなど中東やアフリカなどからの難民を片っ端から隣国ポーランドへ密入国させる政策をとった。一方でポーランドはベラルーシからの密入国者を捕らえ、彼ら彼女らを物理的にベラルーシへ「送り返す」政策をとった。両国の間であたかも打ち返されるテニスボールのように翻弄される難民家族、国境警備隊、そして人権活動家、それぞれの視点から、その現実を描いた問題作。(152分)
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シーチキン (2024年05月06日) |
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