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遺灰は語る (2021/伊)
Leonora Addio
[Drama]
製作 | ドナテッラ・パレルモ |
監督 | パオロ・タヴィアーニ |
脚本 | パオロ・タヴィアーニ |
撮影 | パオロ・カルネラ / シモーネ・ザンパーニ |
美術 | エミータ・フリガート |
音楽 | ニコラ・ピオヴァーニ |
衣装 | リナ・ネルリ・タヴィアーニ |
出演 | ファブリツィオ・フェラカーネ / マッテオ・ピッティルーティ / ダニア・マリーノ / ドラ・ベッカー / クラウディオ・ビガリ / ロベルト・ヘルリッカ |
あらすじ | シチリア島出身のノーベル賞作家ピランデッロは「灰は故郷シチリアの岩山に帰して欲しい」と遺言し1936年に世を去るが、時の権力者ムッソリーニは自身の権威づけのため遺灰をローマに安置し封印してしまう。大戦後、ようやく遺言がかなえられることになりシチリアからローマに派遣された特使(ファブリツィオ・フェラカーネ)が遺灰を故郷へ持ち帰ることになるが、大作家の権威を知ってか知らずか、その道中はトラブル続き!!エピローグとして、移民として米国に渡ったイタリアの少年(マッテオ・ピッティルーティ)が、喧嘩をしていた二人の少女の一方を釘で刺し殺してしまう、というピランデッロの遺作「釘」が映像化される。(白黒/カラー/90分) (ぽんしゅう) | [投票] |
死と記憶を巡る物語。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票] | |
二部構成。中編と短編を組み合わせて90分にまとめた作品だ。一つ目は、ピランデッロの遺灰をローマからシチリアまで運ぶ話。邦題はこの話のみを指す。もう一つは赤毛の女の子を釘で殺した少年の話。ピランデッロの遺作短編「釘」の映像化。 [review] (ゑぎ) | [投票] | |
遺灰を故郷のシチリア島に埋葬してほしいという偉大な作家らしい男の遺言通りに運ぶ風景詩とでもいおうか。それぞれ映るエピソードはちと冗漫。時間感覚がタヴィアーニとは違うのか、長い。 (セント) | [投票] | |
作家の遺灰を大戦後に故郷まで移送したという史実自体の興味深さはタヴィアーニの想像・創造力不足により全く膨らまない。実弾のない鉄砲撃ってるようなもんでカチカチ空虚な音がするだけ。尺足らずから思いつきで足したみたいな短篇パートもつまんない。 (けにろん) | [投票] | |
世界的栄誉を受けながら望みがかなわなかった作家の死後の顛末。その作家が残した、理不尽な死を遂げながら一生に渡って慰霊を尽くされた少女の物語。これは90歳のパオロ・タヴィアーニが先立った兄ヴィトリオと自らの死の時に向けた悟りと鎮魂の映画だと思った。 (ぽんしゅう) | [投票] |
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