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★3 | 怒りの葡萄(1940/米) | 「豊かなるアメリカ」のダークサイド。ひたすら教条的で辛気臭いが、空の美しさと、人と荷物てんこ盛りのオンボロトラックが実に印象的。キャンプに集う無数の難民たちの不安そうな表情の間を掻き分けるようにゆっくりと進むトラックのイメージの強烈さ。 | ジェリー, ぽんしゅう | [投票(2)] |
★3 | ハスラー(1961/米) | ポール・ニューマンは、この未熟な男を演じるにはやや若々しさが足りない。その未熟さを表現したいがために無理矢理据え付けられたキャラがパイパー・ローリーという感じがする。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★3 | かもめ食堂(2005/日) | 小林聡美の作る料理はどうしてあんなにも美味しそうに見えるのか。 [review] | shu-z, りかちゅ, おーい粗茶, ペペロンチーノ | [投票(4)] |
★4 | Shall we ダンス?(1995/日) | 場末でマイナー感満載ながらも気品を失っていない、あのダンス教室の在り様が作品全体に好ましい空気を通底させる。それを体現しているのがたま子先生(草村礼子)であり、彼女の穏やかな語り口を通じて物語は転がってゆく。 [review] | けにろん | [投票(1)] |
★2 | サマーウォーズ(2009/日) | 仮想空間にしても田舎の旧家の大家族にしても、設定は悪くないが、人間に魂が入っていない。上っ面だけのハリボテにしか感じられない。 [review] | 水那岐, けにろん, ぽんしゅう | [投票(3)] |
★4 | クライマーズ・ハイ(2008/日) | ”現場”感に溢れる職業映画。こういうの大好き。日航機が消息を絶った共同電の一報が入ってから、一気に局内が騒然となり深夜の出稿まで息もつかせない臨場感に目が離せなくなる。 [review] | おーい粗茶, けにろん, ぽんしゅう, ナム太郎 | [投票(4)] |
★4 | 椿三十郎(2007/日) | オリジナルを一箇所たりとも上回っていないが、万遍なく下回っている分バランスが取れている。これはこれでリメイクの一つの在り方なのかもしれない。 [review] | おーい粗茶, ぽんしゅう | [投票(2)] |
★4 | ノルウェイの森(2010/日) | 基本的には原作小説の世界に殉じている感があるが、風土の表現については独自性を感じる。ワタナベが緑の部屋を訪れるシーンで窓外に雨が降りしきる光景はまるで亜熱帯のよう。 [review] | りかちゅ, 3819695, けにろん | [投票(3)] |
★4 | ばかもの(2010/日) | ともすればご都合キャラに陥りそうなところ、考え抜いたに違いない適切な造型演技でリアルさを保ち続けた成宮寛貴が期待を遥かに超えて素晴らしく、感心した。 [review] | セント | [投票(1)] |
★4 | インファナル・アフェア(2002/香港) | 正反対の立場にある二人が直に交錯する場面の緊張感にゾクゾク。何より、ストーリーでもこれだけ魅せることができるアクション映画はなかなか無いと思う。 [review] | ことは, カルヤ, おーい粗茶, ボイス母 | [投票(4)] |
★5 | 無法松の一生(1943/日) | 冒頭、二階屋から移動したカメラが映し出す路地。遊ぶ子供たち、叱る母親。歩いてくる巡査。。この時点で早や心は戦前にタイムスリップ。 [review] | 3819695, くたー, ぽんしゅう, ボイス母 | [投票(4)] |
★3 | モーターサイクル・ダイアリーズ(2004/米=独=英=アルゼンチン) | 表情の映画。ベルナルの涼しげな眼差しの奥に潜む、揺るぎなき強さ。相棒デ・ラ・セルナの包み込むような大らかな笑顔。ダンスパーティや草サッカーでの、患者や看護師や修道女たちの心から楽しげな表情。 [review] | 3819695 | [投票(1)] |
★2 | 未来世紀ブラジル(1985/英=米) | 制作から四半世紀も経てば、世界観が陳腐化するのは仕方ないと思うが、それを差し引いても退屈。これでも分かりやすすぎるし、理屈っぽすぎる。もっと突き抜けてほしい。 [review] | thai, けにろん | [投票(2)] |
★3 | ダイ・ハード4.0(2007/米) | 諸作からの借用を寄せ集めた感は免れないものの、アナログ派肉弾オヤジ/デジタル派虚弱オタクの相互補完、という軸が一貫してぶれていない分最後まで飽きさせない。 [review] | おーい粗茶, けにろん | [投票(2)] |
★5 | プラネット・テラー in グラインドハウス(2007/米) | こういうの大好き。現代アメリカ版『七人の侍』エログロ風味。 [review] | 3819695 | [投票(1)] |
★3 | ベリー・バッド・ウェディング(1998/米) | これはもうほとんどクリスチャン・スレーターの映画。そのあまりの性悪ぶり凶気ぶりに、笑うに笑えないブラック・コメディの「笑えない」部分が必要以上に強調されてしまった感あり。 [review] | mal | [投票(1)] |
★3 | ワンダフルライフ(1998/日) | たった一つの思い出を選ぶことの出来た人、選べなかった人。その対比が甘いので、ドラマとしての盛り上がりがイマイチ生まれてこない。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★3 | つぐない(2007/英) | クラシカルな美術装丁と光線を柔らかく捉えた撮影に、現代風のスピーディーなカメラワークと時間軸ずらしなどの技巧的な編集が組み合わされ意外な妙味を生んでいる前半部が秀逸。 [review] | 3819695, ゑぎ | [投票(2)] |
★3 | カポーティ(2006/米=カナダ) | フィリップ・シーモア・ホフマンのエキセントリックな演技も強烈なのだが、それを自然に受け止めてしまうキャサリン・キーナーの巧さには唸らされる。 [review] | ナム太郎, 牛乳瓶, おーい粗茶, ゑぎほか6 名 | [投票(6)] |
★4 | インセプション(2010/米) | 設定が凝り過ぎていて、何ができたら成功で、何が起こってしまったら失敗なのか、直観レベルで掴むのが難しい(なんたって登場人物からして理解できていないんだから)が、それでも十分楽しい。 [review] | G31 | [投票(1)] |