★5 | どう見ても後ろに重心がかかったオンボロトラックが不安定にゆらゆら揺れ、傾きながらも決して止まることなく、家族全員を乗せて前へ前へと進む、その様を見ているだけで涙がこぼれてくるのだから困ったものである。 [review] (ナム太郎) | [投票(5)] |
★5 | ジェーン・ダーウェルには舞台俳優のような深い思い入れのある演技の顔がある。ヘンリー・フォンダ には映画俳優らしいクローズアップに応えうる内省性を感じさせる演技の顔がある。そしてジョン・キャラダインの顔は演技を超えた実存そのものである。顔々の波動が交響し傑作となった。 (ジェリー) | [投票(5)] |
★5 | 恐るべき「自動車」の映画であり、「土地」についての映画。すなわちロード・ムーヴィ。これほど文字通り生死を賭けたロード・ムーヴィは他にないかもしれない。グレッグ・トーランドの操る光と影を借りて、フォードは圧倒的な絶望と一片の希望を込めてそれを描く。 [review] (3819695) | [投票(5)] |
★5 | 現実に貧乏な時代に作られたからこそのリアリティと現実に家族が固い絆で結ばれていた時代だからこその感銘が抜きん出ている40年代フォードの貧乏アメリカ3部作の初作にして最高作。トーランドの撮影も特筆もの。 (けにろん) | [投票(4)] |
★5 | たった一つの、ほんのささやかな心からの望み。「居場所が欲しい」 (uyo) | [投票(3)] |
★4 | 三人の影となぎ倒されるボロ家。ひしゃげたトラックにみすぼらしい積荷。搾取されお腹を空かせた人々の希望がことごとくつぶされても、尊厳を保って進む姿に感銘を受ける。それは、フォードの大きな懐と理想の隣人愛が根底にあるから。小さな灯りを多用した撮影も胸を打つ。 (jollyjoker) | [投票(6)] |
★4 | 終盤の台詞「民衆は死なない cus' we're the people that live.」はまさに余計な一言です。 [review] (TM大好き) | [投票(3)] |
★4 | 冗長になりがちなロードムービーを、有無を言わせぬ厳かなラストが締める。 [review] (づん) | [投票(2)] |
★4 | 気のどくな境遇と悲惨な状況が描かれているにもかかわらず、常に画面に光明の気配が漂っているのは、トム(ヘンリー・フォンダ)をはじめ、母親(ジェーン・ダーウェル)を中心に、この一家が物語のなかを(=スクリーンのなかを)前進し続けているからだ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★4 | 体制側の圧制に苦しむ者たちの描写は手に汗握る。そんな状況でもけろっとしている子供達のおかげで重苦しさは程よいさじ加減に調整されているし子供の心理としてリアルでもある。おかたい作風でありながら普通にむちゃくちゃ面白い。 (Bunge) | [投票(1)] |
★4 | 希望に満ちたロード・ムービー。きわめて同時代性の強い映画だが。しかし、ジョン・フォードの肝っ玉がすこぶる頼もしいGOOD作。 [review] (junojuna) | [投票(1)] |
★4 | 様々な事を考えさせられる。男と女の本質の違いを教えてくれた作品。 [review] (TO−Y) | [投票(1)] |
★4 | そのあまりに静かな描写に、「怒り」のエネルギーの大きさを感じさせた。 (シーチキン) | [投票(1)] |
★4 | ジョン・キャラダインの顔がすごいぜ! (黒魔羅) | [投票(1)] |
★4 | 社会の連帯を訴える物語に説得力は必ずしもないが、陰影のくっきりとした映像が力強く、美しい。 (G31) | [投票] |
★4 | 土と泥にまみれた人々をこれほど美しく描くことなど、もうできないだろう。 (chokobo) | [投票] |
★3 | 「豊かなるアメリカ」のダークサイド。ひたすら教条的で辛気臭いが、空の美しさと、人と荷物てんこ盛りのオンボロトラックが実に印象的。キャンプに集う無数の難民たちの不安そうな表情の間を掻き分けるようにゆっくりと進むトラックのイメージの強烈さ。 (緑雨) | [投票(2)] |
★3 | 車がいつ崩壊するかというハラハラ感。73/100 (たろ) | [投票] |
★3 | 映像もきたないし、暗すぎるし・・・と思い見る気にならなかったが、ヘンリー・フォンダの(アメリカの良心)が伝わってきて感動できた。 (ドワイト・アイゼンハワー三世) | [投票] |
★3 | ジェーン・ダーウェルが泣かすぜ! (kenichi) | [投票] |