★3 | 板尾創路が「ゆりかもめ」に乗って帰宅する場面がファーストカット。アバンタイトルで既に胸をさらけ出すペ・ドゥナ。これは鮮烈なオープニングだ。 [review] (ゑぎ) | [投票(1)] |
★4 | 人の形をしていても心のないものがあり、心があっても人形であるものがあり、何を持って人と成すか? [review] (代参の男) | [投票(2)] |
★3 | 日活ロマンポルノの切なさから泥臭さを取り除いたげな印象。この撮影がいいとは思えない。侘しさが伝わってこない。往年の姫田真佐久の凄さが判る。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★5 | 一つ確かなのははペ・ドゥナが他にちょっと見当たらないくらい気合いの入った女優だということ。ま、俺は前から知っていたけどね。 [review] (Soul Driver) | [投票] |
★3 | 人形の哀しみ、人間の悲しみ。「孤独」と「性欲処理」のプリミティブな関係を赤裸々に描く敢闘精神は買いたい。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★4 | 誤解してはいけない。われわれは「心を持ってしまった人形」ではない。(2011.8.8) [review] (HW) | [投票(6)] |
★5 | 見終わった後にする深呼吸には、意味がある。 [review] (シオバナカオル) | [投票] |
★5 | 「行ってきます」。ペ・ドゥナの三度の「誕生」をこの台詞の変奏が示している。寓意の驚愕の密度。圧倒的な聖性。「生」の「浮力」と「重力」の映画。もっとも観たかった「ピノキオ」の再解釈。※長いです。この映画難しいよ・・・
[review] (DSCH) | [投票(8)] |
★5 | 空気が抜ける音が切ない。彼女の吐息も切ない。中身が空っぽな僕たちは、彼女や蜉蝣と何ら変わりない。そのことを知らされたことが一番切ない。ペ・ドゥナは前半のストレートボブの方が可愛い。セックスシーンよりも、彼女が純一の息で満たされていくシーンの方がエロチックだと感じた。 (IN4MATION) | [投票(3)] |
★3 | 是枝監督にしては凡庸なテーマ。実際、作品自体もそこから抜け出ていない。 (二液混合) | [投票] |
★3 | 鉄砲洲あたり?と思って見てたが、新大橋や両国橋に近いのだとするともちっと北方か。話を考えると不思議なのだが、詩情ある映画でした。 [review] (G31) | [投票(2)] |
★3 | ペ・ドゥナが素晴らしいぞ。彼女の撮り方もまたイイ! (あちこ) | [投票] |
★5 | よく雇ったね、店長。96/100 (たろ) | [投票] |
★4 | 是枝さんはリアルからまたファンタジーへ。リー・ピンビンの映像は空気が映っている。 (ina) | [投票(2)] |
★3 | 高い批判性と映像の希少性とが無理なく共存した作品。人間と同じ心を持った無生物という設定の論理的な帰結として身体感覚の欠如した主人公の起こした悲劇を通じて、同じ身体感覚を有するはずの人間同士がまともに他者理解できなくなっている寒々とした現実を逆照射する。 [review] (ジェリー) | [投票(5)] |
★4 | 終盤の「事件」が物語を安くしているものの、全般的には非常に秀逸に思えるのは偏に常にゆっくりと動いている映像(カメラ)だ。語る場面より言葉がないシーンのほうが作品がふくよかで密度が濃い。そういってしまうと環境映画か、と邪知されそうだが、実際環境映画的に観ていた部分は確かにある。本作のペ・ドゥナは本当に魅力的で一見の価値あり。 (tkcrows) | [投票(1)] |
★4 | 原作も面白かったが、これもなかなか… [review] (りかちゅ) | [投票(1)] |
★4 | ペ・ドゥナ演じる空気人形が、生まれたての赤ん坊のように捉える世界。彼女の身体性がリー・ピンビンの撮影と相俟って醸し出す「空気」。空虚かつ充満した、透明なものとしての心。 [review] (煽尼采) | [投票(5)] |
★3 | ダッチと一見幸せそうな生活を送る男が、突如擬人化した彼女の為に、本人はおろか半径1km圏内位で接触する人々の生活に、時に愛おしい空気・時に場違いな空気・時に切実な空気を吹き込まれる。そして彼女ももがく。「私の存在って何なんだろう?」持つべきでなかった無垢な心によって映し出された人の心の機微は、ちょっと変態でちょっと愛おしく、そして辛い。 (クワドラAS) | [投票] |
★2 | 例えどれ程人間の心が空洞化していたとしても、表現の世界において、ダッチワイフの人間化を完遂することは可能なのか? [review] (かねぼう) | [投票(1)] |
★4 | 自分に都合のいいだけの存在でいい。煩わしさは入らない。正しくて病んでるもの。 [review] (らーふる当番) | [投票(2)] |
★2 | 自虐的なユーモアを絡ませて調理すれば美味となるであろう題材をマジにやってしまってはしらけるだけです。登場人物のすべてが手垢のついた類型的なものばかりなのも辟易。なんでこんなに評価が高いのかわかりません。 (minus-zero) | [投票] |
★3 | きみ知るや、悲しき愛玩具の心を。☆3.8点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(3)] |
★4 | エアー(=空気)で生きている自分たち。 [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | 純粋無垢な言動が痛々しい。生命を奪って与える行為に没頭するARATAが艶かしい。忘れることのできない映画。 [review] (uswing) | [投票] |
★3 | 映像のイメージはいーんだけど、物語の詰めが甘すぎる。思わせぶりな空気だけの空気映画。100129 [review] (しど) | [投票] |
★3 | 敢えて言えば、今更、なんだ。みんながみんな「空っぽ」だ、なんて。でもほんとうのほんとうにそうなのか? その先の物語は語られないのか? この一見美しい寓話に仕立てあげられた自己完結した物語に感じるのは、そういう欲求不満だった。しかしペ・ドゥナさんのダッチワイフぶりには参った。〔3.5〕 [review] (鷂) | [投票(4)] |
★3 | 四十前のオッサンがレイトでこんなのを見ているという自意識にかなり遮られた感はある。 [review] (HAL9000) | [投票] |
★3 | 正直前半は思わせぶりなことしすぎで苛立ったものの、後半でかなり持ち直した。ペ・ドゥナの演技は完璧にハマってる。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 最初に人形(ペ・ドゥナ)がベッドから立ち上がったシーン。そして人形が作り出す影が薄いことをちゃんと描写したシーンでなぜかじんわりとした感動を味わった。人形が人になっていることをごまかしなく正面から描いた手法は恐れ入った。良作である。 [review] (Master) | [投票(2)] |
★4 | ぺ・ドゥナと私の「唯一性」 [review] (蒼井ゆう21) | [投票(1)] |
★3 | すいません、トンデモ変態映画にしか見えませんでした。 [review] (パグのしっぽ) | [投票(1)] |
★5 | 映画の要所要所で脇役である余貴美子、富司純子、高橋昌也が屹立している。秀作の証(あか)し。 見ること、触れること、発音すること、動くこと、存在すること、記憶すること、伝えること、観ること。様々な醍醐味に溢れた、『空気人形』。
[review] (いくけん) | [投票(7)] |
★4 | 文学的ファンタジー映画。作り込んであるので+1。ぺ・ドゥナはすごかった。 [review] (ぱーこ) | [投票(1)] |
★5 | 持ってはいけない心で眺めた世界は、綺麗で汚くて、フワフワで重たくて、楽しくて辛い。 [review] (青山実花) | [投票(14)] |
★4 | 人形が心を持つこと。精神を持つというのではない。物質が心を持つということ、、。その反面、人間が心を捨てるということ。心を所有しないということ、、。
[review] (セント) | [投票(5)] |
★5 | 人形が心を持ち人間になる話しだど思っていた。違っていた。人形は人間のような「もの」になるだけだ。そして、人間のような「者」たちの狭間で嬉々として、生に憧れ、愛を模索する。「されること」と「してあげること」。燃えないゴミと、燃えるゴミの交歓が切ない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(13)] |
★5 | 是枝裕和は教えてくれる。映画にはまだ仕事があるということを。非常に日本であって、グローバル。映画は国境を越えるのか?それはわからないが、とてもすごい。 [review] (SUM) | [投票(3)] |
★4 | 空虚感で満たされる。 [review] (mikaz) | [投票(2)] |
★5 | バーチャルでないリアルなビニール性欲処理人形という実存はペ・ドゥナの緩んだ太股や汗ばんだおでこに継承され、死滅しゆく閉塞都市を彷徨い血と塵芥にまみれて消えるしかない。ピンビンの温もりの風景に包まれた是枝の冷炎の如き怒りの都市論。 (けにろん) | [投票(6)] |
★4 | フワフワとした肌触りの観念論として一本通してしまっているのはこれはこれで凄いかも。
[review] (おーい粗茶) | [投票(12)] |
★4 | なんつーか・・・ [review] (TW200改) | [投票] |
★3 | 指先の冷たい女は臆病者だから一人じゃ生きてゆけない…なんて「忘れていいの」みたいにどんとネットリしろとは言わないけれど、なんでこんなにエアリーなのお人形さんごっこみたいなの?ドゥナちゃんは最高だけど、えも言われぬ違和感を愉しむ映画だった。 [review] (レディ・スターダスト) | [投票(1)] |
★3 | 人の目線で描かれた映画かと思ったら、天使目線で描かれた映画だった。 [review] (ロープブレーク) | [投票(8)] |
★4 | 真の意味での純粋無垢という目の眩むような設定、そしてそれを体現するペ・ドゥナの完璧。しかし、僕としてはこのおそろしくきれいな映像を自分の中の違うところで受け止めさせてもらいたかった。 [review] (TM) | [投票(2)] |
★4 | 是枝が演出するダッチワイフのペ・ドゥナさんをリー・ピンビンが撮る――スタッフィング・キャスティングも含めた総合的な企画力で勝負するという現代日本映画のひとつの指針。アジア圏一位のカメラマンの招聘はやはり決定的であり、その仕事は圧倒的だ。このような東京の撮られ方は『珈琲時光』以来の事件だろう。 [review] (3819695) | [投票(11)] |
★4 | ダッチワイフはオンリー・ワンの夢を見るか? [review] (ペペロンチーノ) | [投票(11)] |
★4 | あの音について。・・・上に乗ると、ギュー、キュッ、キュッと音がする。経験からいうと、確かにそんな音もしていたが、あっちの方に気が入っていて・・・それに、生身の場合でも何かしら音はしているし・・・。だから、 [review] (KEI) | [投票(3)] |
★4 | <私>を心で満たすのは、私自身ではなく、<他者>によってでしかない。 2009年9月26日劇場鑑賞 [review] (ねこすけ) | [投票(9)] |
★4 | 抜群のロケーションと手練のカメラで見せる、約束事のない白昼夢のクリップ集。しかしこれは、いったい誰の夢なのだ? [review] (林田乃丞) | [投票(9)] |