[コメント] 誰も知らない(2004/日) - 投票数順 (1/2) -
誰も”泣かない”のか、それとも”泣けない”のか。 [review] (町田) | [投票(25)] | |
子供のような大人が少なからず存在するという事実には、昨今の事件を見ていればもう驚かないが、その子供達がいくら健気に、あるいは逞しく、あたかも大人のようにふるまったとしても、彼らは「愛情の奴隷」でしかないという点において非力なのである。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(24)] | |
毎度毎度こんな話作って楽しいのかねえ・・・ [review] (ペペロンチーノ) | [投票(18)] | |
声高な批判や同情はない。都会の真ん中でサバイバルする子供達を大人の解釈を排して淡々と描写する。その静かな映像の雄弁さ。これは豊かな生命力に溢れる人間賛歌だ。 [review] (新人王赤星) | [投票(15)] | |
思いやりとは他者に対する想像力。 [review] (緑雨) | [投票(14)] | |
彼らにとって絶望すべきは「かすかな希望」があった事だ。 [review] (washout) | [投票(10)] | |
1作毎に進化(大衆に迎合?)する是枝監督を確認する。だが、そのカメラとマイクは相変わらず冷静で冷酷だ。 [review] (sawa:38) | [投票(8)] | |
誰も知ろうとしないし、知らせようとしない [review] (蒼井ゆう21) | [投票(8)] | |
いつの間にか両手を組みながら祈っている自分がいた。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(8)] | |
母親の明るさと軽さで許せてしまうと言った評論家がいたが、自分はむしろそれゆえに彼女のズボラな子作りが許せない。子供たちの適応能力には驚かされるものがあるが、それを幸せのひとつのカタチと言い切ることはできない。 [review] (水那岐) | [投票(8)] | |
この監督の「リアルさ」というのは「現実感」じゃなくて、単なる「ドキュメンタリー番組っぽさ」じゃないのか。 [review] (林田乃丞) | [投票(7)] | |
何だこの感覚・・・ [review] (まりな) | [投票(7)] | |
なんとも薄気味悪い映画 [review] (Kavalier) | [投票(5)] | |
映像、特に言葉を極端に省略もしくはなくし、表情、体の演技で今の飽食日本の東京の一現実をえぐり取ったこの映画に、魅入られたように見入ってしまった。何も言うまい。何も言えない。みんなあの大人たちのように傍観者なのだから。 [review] (セント) | [投票(5)] | |
淡々と渇き切った視線で描かれた大人不在の映画。前半の兄妹4人は,むしろ幸せそうにさえ見える。 [review] (ワトニイ) | [投票(5)] | |
見てられない [review] (ロボトミー) | [投票(5)] | |
子供達4人が皆すこぶる映画的な面構えの持ち主で、冒頭の時点で私はこの映画に「現実らしさ」を感じなくなってしまった。映画には所謂リアリティなんて全く不要なわけだが、この映画は見事に狡猾に「現実らしさ」を装ったファンタジー映画だと思う。 [review] (ゑぎ) | [投票(4)] | |
観ている最中とか、観た直後よりも、数日経ってからじんわり込み上げてくる。 [review] (peacefullife) | [投票(4)] | |
映し出された顔と闇に葬られた顔。 [review] (グラント・リー・バッファロー) | [投票(4)] | |
子供が持っている強さや前向きさを、ものすごく好意的に膨張させて描いた作品。 [review] (ゆーこ and One thing) | [投票(4)] | |
この映画が「泣けない映画」だったことに、最大の賛辞を送りたい。(2004/08) [review] (秦野さくら) | [投票(4)] | |
こんなに愛に溢れた映画を観たのは初めてかもしれない。 (年齢でいうと、たった一つしか変わらない監督とその作品、子供たちに出会えた感謝をこめて・・・長文になります。) [review] (クジラの声) | [投票(3)] | |
子ども達の周りにいる大人たちの、うっすらとした善意。その善意は何も救わない。 [review] (イライザー7) | [投票(3)] | |
「誰も知らない」 [review] (Manchester United) | [投票(3)] | |
失われた物を求めて [review] (Linus) | [投票(3)] | |
この生々しいリアルな触感 [review] (寒山拾得) | [投票(2)] | |
実際の事件よりだいぶソフトな設定ながらも、アニメ「てんとう虫の歌」に描かれていた様な“ポカポカお日さま感”とは真逆の、現代病理的疎外感が作品を覆い包んでいる。その中で意外にも異父兄弟たちは生活苦にキレる事無くギリギリの状態で順応していく。でもその姿を「立派な生命力」等と捉えるのは酷だし、その涙を見せない姿が逆に辛い。 (クワドラAS) | [投票(2)] | |
現実の子供 [review] (ちわわ) | [投票(2)] | |
かつて、かのサルトルは、「飢えた子の為に、文学は何が出来るのか」と問うたというけれど... [review] (煽尼采) | [投票(2)] | |
作品世界は見事に完成されている。ただこの作品がなぜ創られ、何処に位置すべきなのかが、俺にはよく解らない。 (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] | |
親に捨てられてみないとわかるまい。 [review] (chokobo) | [投票(2)] | |
全面的自己犠牲を自らに課さぬからと言って、この母親も父親達も全否定は出来ない。かと言って子供達を救済出来ぬシステムにも所詮限界があるのだ。是枝の事実認識は正しいし題材選択の意義も認める。しかし、歪みを是正する糸口をこそ提示すべきだろう。 (けにろん) | [投票(2)] | |
相変わらず是枝裕和の作風は肌に合わないし、柳楽優弥も「受賞する程の演技か?」とか思ったが…。['04.9.3MOVIX京都] [review] (直人) | [投票(2)] | |
そう、みんなで一緒にいると楽しいんだ、そこに4点。羽仁進を一瞬思い出したが、やはり別物だ。羽仁進には演出を感じるが、是枝裕和には「俺は演出をしていないんだ」という演出を感じるからだ。正直、いやらしい。 (動物園のクマ) | [投票(1)] | |
上司にしたくないナンバーワン→是枝裕和 [review] (jollyjoker) | [投票(1)] | |
捨てられた兄弟姉妹の適応がリアルだ。望遠レンズにより距離感を剥奪され、物で稠密になりすぎた空間の中だからこそ、大切な何かが欠落している事態がアイロニカルに映し出される。発端から終幕まで貧窮と疲弊と失望とが三つ巴になって漸層していく演出の確かさを見よう。 (ジェリー) | [投票(1)] | |
出演者が活きているだけで、何を伝えたいのか分からない。映画なら時間とお金の対価として感動を与えてほしい。 [review] (考古黒Gr) | [投票(1)] | |
観てからずいぶん経ってしまったけれど、いまだに細かい部分が忘れられない。あの小さな子のきゅっとまるまった手の平とか、汚れた畳とか。小さくなってしまったTシャツとか。忘れられないということはいい映画なんだと思う。 (カフカのすあま) | [投票(1)] | |
次男・茂君がトランクの中で窒息死して物語スタート・・・って可能性だって大アリですよ! (アルシュ) | [投票(1)] | |
「実話を基にして・・・」ってのが頭から離れないので、どうしても「ココはおかしい。。。」とかって勘ぐって見てしまった。ビデオだと早送りしちゃうだろうな。 (ぱちーの) | [投票(1)] | |
「サクマドロップス」に続く苦手な食べ物がまた出来た。 [review] (らーふる当番) | [投票(1)] | |
「子供は子供らしく」という是枝裕和のインタビューを思い出す。また、公式ページにある、是枝自身が1年間撮り続けた子供達の写真。子供達の素顔は本当にまぶしい。物語が佳境を迎える中、カメラを前にした子役達に是枝は何を思ったのか [review] (ナッシュ13) | [投票(1)] | |
ドラマの要素を徹底して廃した、静かで残酷な2時間20分。時間の経過が、ただ痛々しい。 (茅ヶ崎まゆ子) | [投票(1)] | |
子ども達の素晴らしさは言わずもがなだが、この映画の肝は母親役YOUの存在感に尽きる。彼女の自作への起用を望んだという是枝裕和の慧眼をこそ、私は評価したいと思う。 (ナム太郎) | [投票(1)] | |
映画としての完成度とか演出とか、いまだにわかりません。どうしてこんなに心を揺さぶられたのだろうか。 [review] (ざいあす) | [投票(1)] | |
本当の悲惨なシーンは出てこない誰でも安心して観られる映画だと思った。フィクションを通り越してちょっとファンタジーになっていたかも。こう書くと皮肉っぽいけど正直私は助かった。本当に悲惨なシーンを観る気力はもう無いから。。。 [review] (レディ・スターダスト) | [投票(1)] | |
淡々と・・・過ぎ行く日々の中で・・・人は何を感じ語っていくのか。人とはなんと脆く儚く力強いものなんだろう・・・ [review] (ゆ〜ゆ〜) | [投票(1)] | |
この作品での柳楽優弥は、観賞している我々自身の姿そのものではないだろうか・・・ [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] | |
衝撃。こんな陰惨なはずの事件が、こんな卑近な物語として描かれていることに。これが映画の力だ。この映画の、だが。YOUの自然体な存在感は特筆物。 (G31) | [投票] | |
嫌いな言葉がある。「私は幸福になっちゃいけないの」この作品でも母親が言う。こう言われると一瞬反論が出来ない。それはそうだが・・・って。一歩下がっていながら、しっかり主張しているイヤな言葉だ。 [review] (KEI) | [投票] |