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煽尼采さんの人気コメント: 更新順(19/30)

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★3トランスフォーマー ダークサイド・ムーン(2011/米)箱庭効果で時々、玩具の戦闘機やロボが闘っているように見えるのもご愛敬。ベイの能天気なアメリカ性はバンブルビーとのやりとりなどでは微笑ましいが、政治絡みになると時に醜悪。[IMAX 3D 吹替] [review]3819695[投票(1)]
★5機動警察パトレイバー2 the Movie(1993/日)この映画の真のテーマは、恐らく、戦争でも都市でもない。 [review], DSCH, 浅草12階の幽霊[投票(3)]
★2夕陽のガンマン(1965/伊=スペイン)個々の要素は面白味があるにも関わらず、全体的には妙に退屈。似たような邦題で間違われそうな『夕陽のギャングたち』の方が遥かに好きだ。知略や情感を演出しようとした箇所が水準に達せず、乾いた即物性にとどまっているせいか。 [review]DSCH, McCammon[投票(2)]
★4ブルーベルベット(1986/米)リンチ独特の、温かみがあるようでいながらも、どこか不気味で危険な香りもする、レトロなアメリカン・テイスト。ヒッチコック映画の、サスペンス様式の中に潜む不条理性や、フェティシズム的な要素に対する、歪んだ形でのオマージュとも言えるような映画。 [review]DSCH, けにろん, ぽんしゅう[投票(3)]
★4機動警察パトレイバー 劇場版(1989/日)恰も、既に街が水没した後の、虚ろな海に浮かぶかのような、方舟。(『攻殻』にも少し言及→) [review]DSCH, t3b[投票(2)]
★3かいじゅうたちのいるところ(2009/米)我儘な少年がキグルミと戯れる光景に延々と付き合わされる面倒臭さも否めないが、怖さと安堵感を共に担う「闇」や、キグルミらしさを活かしながらの、アクションの重量感や人間(かいじゅう?)関係の描写に於けるリアル等、独特の味がある。 [review]HW, けにろん[投票(2)]
★3フローズン・タイム(2006/英)時間の静止というアイデアが充分に活かされたとは言い難く、あらぬ方向に面白さを追い求めた観はあるが、冒頭の映像から分かるように、時間の静止は、主人公ベンと世界との断絶なのだ。詩的な邦題も悪くないが、原題の意味にも思いを馳せたい。 [review]HW[投票(1)]
★3告白(2010/日)このところ愚作を次々と生産してきた中島哲也だが、今回はさすがに愚作とは呼べない。音楽ビデオ的に、色合いから動きから何まで制御された画面の整然とした嘘っぽさは、ペラペラと語られる「告白」で構成された作品世界にも合致する。 [review]おーい粗茶, DSCH, ロープブレーク[投票(3)]
★3毎日が夏休み(1994/日)演じる役者の芝居臭さも含めた厭らしさ漂う世界から超脱する、佐伯日菜子の麗しき棒読み。俗世に対する佐野史郎の聡明なる愚鈍さを、良い意味での常識で救う佐伯の安定感。日本映画史上に記憶すべきコンビかも。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★2狂った果実(1956/日)頑張っている箇所がすべて、鼻持ちならない気障な演出に感じられて苛々するが、この外連味の延長線上に『砂の上の植物群』を作ってくれたので許す。助監督として蔵原惟繕の名が登場したことにも納得感。 [review]けにろん[投票(1)]
★3知りすぎていた男(1956/米)ヒッチコック先生の今回の実験テーマは「音響性と空間性」。「声」と「音」の作劇術。先生のドライな作劇に感情のリアリティを添えるのは数少ない女性陣。 [review]3819695[投票(1)]
★3闇の列車、光の旅(2009/メキシコ=米)シティ・オブ・ゴッド』を思わせる身も蓋も無い暴力。暴力によって区切られる境界と、暴力と自らを区切る境界。 [review]3819695[投票(1)]
★2遠くの空に消えた(2007/日)俺たちを育ててくれた村を守ろう!という気合が虚しく聞こえるのも、撮影隊が撤収したら即座に消えて無くなるのが明らかな国籍不明でメルヘン調の村の造形のせい。飛行への夢や、村の閉鎖性を導入し、単純な空港建設反対話にしない多角性も結局活きず。 [review]ぽんしゅう[投票(1)]
★2オーケストラ!(2009/仏)善良さが滲み出ているとはいえ、まったく姑息な作劇だ。団員たちは皆、音楽よりも大事なことがあるようだし、演奏の成否も人間ドラマに従属している。人間が音楽に奉仕すべきなのであって、その逆は許し難い。物語の歯車に堕した音楽。 [review]TOMIMORI, Orpheus, ぽんしゅう[投票(3)]
★4GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日)本作に至って、押井流の身体=都市論は、大きく「身体」の方へシフトする。 [review]DSCH, 甘崎庵[投票(2)]
★4空気人形(2009/日)ペ・ドゥナ演じる空気人形が、生まれたての赤ん坊のように捉える世界。彼女の身体性がリー・ピンビンの撮影と相俟って醸し出す「空気」。空虚かつ充満した、透明なものとしての心。 [review]HW, DSCH, おーい粗茶, 3819695ほか5 名[投票(5)]
★3風が吹くとき(1986/英)夫婦の戯画化された小市民っぷりは、素朴というよりロボット的。微笑ましい平穏な日常と戦争の対比が恐ろしいというより、国民としての義務感に盲目的に従いつつ、殆どゴリ押しのように日常生活を営み続ける機械的な頑なさが恐ろしい。この夫婦はゾンビだ。 [review]3819695[投票(1)]
★5グラン・トリノ(2008/米)「アメリカは、あらゆる時代・土地・国民の抜粋を収集し、サンプルを提示する。そこでは、最も単純であるような愛の物語が、様々な州、様々な人々や部族を巻き込む」(ジル・ドゥルーズ)。アメリカの終焉と新生、断裂と連結の象徴としての、グラン・トリノ。 [review]DSCH, Orpheus, ホッチkiss, makoto7774ほか17 名[投票(17)]
★2ゲド戦記(2006/日)意外に期待感を煽る冒頭シーン以降、画面に躍動が訪れることはない。登場人物が皆、囁き声で話しているかのような、薄暗い雰囲気。これをジブリ絵で遂行する新味は感じたが、世界観は狭く、深度も浅い。背景美術は目の保養。 [review]DSCH[投票(1)]
★3コクーン(1985/米)全体的には、いかにもアメリカらしい能天気さと単純さばかりが目立つ、かなり甘々な出来で、あまり評価する気になれないのだが、異星人と老人という奇妙な組み合わせの異質性と同質性のもたらす情動には、「『コクーン』的」と呼ぶしかない独特なものがある。 [review]3819695[投票(1)]