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煽尼采さんの人気コメント: 更新順(22/30)

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★3ダイ・ハード4.0(2007/米)ダイ・ハード9.11、或いは危険のインフレーション。9.11以後のアメリカを風刺しているようでいて、マクレーンの好戦的マッチョ主義はかつて無いほど単純明快。 [review]おーい粗茶, けにろん[投票(2)]
★3炎上(1958/日)三島作品は幾つか読んではいるものの、実は『金閣寺』は未読。だが少なくともこの映画の筋を追った印象としては、「炎上」の必然性が生じるには、以下の要素をもっと観客に印象づける必要があった筈→ [review]3819695, けにろん[投票(2)]
★4純喫茶磯辺(2008/日)台詞に頻出する「アレ」のわざとらしさが少し鼻につくが、この語にも漂う日常的な曖昧さ・微妙な齟齬が、全篇をとぼけたユーモアで包むのみならず、人生の綾まで描いて巧み。 [review]サイモン64[投票(1)]
★3レッド・ドラゴン(2002/米)マイケル・マン監督による実写化が既に為されているが、マン監督作の、単純な正義のヒーローとして描かれていたグレアムや、犯人の狂気の背景が蔑ろにされていたこと等の、底の浅さが多分に補われている点が嬉しい。 [review]ジェリー[投票(1)]
★3THE 4TH KIND フォース・カインド(2009/米)再現ドラマ部の幾分チープな演出も却って、作り事らしさの背後に「事実」を透かし見せるような効果が無くはない。『アルマズ・プロジェクト』などに比べれば、反則技的な「録画ビデオ」の利用も巧く機能している。僕もこの手の話は好きですからね。 [review]小紫[投票(1)]
★4青いパパイヤの香り(1993/仏=ベトナム)官能。大抵は空疎な常套句でしかない「五感に訴える」という表現がぴたりと当て嵌まる、希有な映画。 [review][投票(1)]
★3キネマの天地(1986/日)インテリ用語(?)である「映画」ではなく、大衆の慰めとなる「活動写真」の方へ。だが当のこの作品自体が余りにもベタなせいで、どこか自己弁護にも思えるのがやや難。新人女優に如何に演技を付けていくかの過程には惹き込まれる。りかちゅ, けにろん[投票(2)]
★2重力ピエロ(2009/日)三題噺的なアイデア先行と、言葉遊び的な観念性が、深刻な暴力を些か「ネタ」として利用している印象が強い。「春が、二階から落ちてきた」。この台詞に本作の姿勢とそのダメさが象徴的に表れている。 [review]ジェリー, 3819695[投票(2)]
★2コラテラル(2004/米)対照的な二人の在り方から見える、人生の二つの面。なぜ彼らが、殺し屋とタクシー運転手なのか、について→ [review]Orpheus, ina[投票(2)]
★3シックス・デイ(2000/米)トータル・リコール』の二番煎じという印象は拭えないが、ポール・バーホーベンの変態性に敵う特異性は無い反面、それなりに「すぐそこの未来」を演出する姿勢は評価したい。記録・複製技術としての映像による、クローンの魂の問題。 [review]ダリア[投票(1)]
★4セックス・アンド・ザ・シティ(2008/米)個性の異なる女四人が、時に喧嘩もしながら、却ってそれを通して新たな覚醒を得る。ドラマそのままのSATC。だが、二時間超を一気に観せる映画の特性を活かし、予め張られた伏線を回収するまでに長い時間を置く構成によって、より大きなドラマを描いてもいる。 [review]G31, まりな[投票(2)]
★2THE焼肉MOVIE プルコギ(2007/日)偶然にも最悪な少年』の些か偽悪的な小憎らしさから一転。だが依然として、ベタな人情話への照れがあるのか、終始淡白な演出。そのクールさを装った態度なりの何かを実現しているわけでもなく、単に焼き具合が足りていないだけの印象。「食」の扱いも半端。 [review]tkcrows[投票(1)]
★32012(2009/米)垂直方向と水平方向の、二重の切迫感を用意した疾走or飛行シーンがスリリング。世界の崩壊に於ける人間ドラマとしては単なるベタな人情劇なのが、やはりエメリッヒ。 [review]ダリア, おーい粗茶, 3819695[投票(3)]
★3容疑者 室井慎次(2005/日)学園祭的なお祭感と、お子様ランチ的なカラフルさの『交渉人 真下正義』とは対照的な、大人風味。色に喩えるならブラウン。地味。だが、僕の好きな『踊る』のエッセンスは、むしろこちら。 [review]透明ランナー, ぽんしゅう[投票(2)]
★4アカルイミライ(2002/日)「明るい未来」という言葉の意味性を剥ぎ取った空疎な明瞭さとしての「アカルイミライ」。無意味に光り輝くことと、確かな未来としての死。 [review]3819695[投票(1)]
★3映画は映画だ(2008/韓国)俳優とヤクザが共に似たような短髪・ヒゲヅラ、前者が白、後者が黒のシャツ、前者が撮影時にはその上に黒の上着をまとうという、あまりに図式的な構図がいかにもキム・ギドク。 [review]3819695[投票(1)]
★2ダイアナの選択(2007/米)情動をかき立てない「水」の反復や、先に想定された結論から雑に導かれたようなプロットなど、頭で考えた通りに撮っているだけの詰まらなさが目立つ。蜷川実花風の美麗な映像も、この映画が必要としていた筈の生の煌きを捉えるにはあまりに人工的。 [review]3819695[投票(1)]
★4ハッピーフライト(2008/日)これはズルい。素材が面白すぎる。だが劇中で登場人物らが行なう夥しい計算と調整と操作の如く、この映画も「物語」のマニュアル通りに巧みにバランスを保ちながら目的地に到達する。 [review]ほしけん, おーい粗茶, ぽんしゅう[投票(3)]
★3燃えよドラゴン(1973/米=香港)ブルース・リーの肉体の躍動という点では、広い空間で存分にアクションするシーンが少ない気がして不満。リーに詰まらないスパイ活動などさせなくていい。リーが少年に武道の教えを説く名シーンは、その台詞回しにさえ肉体と魂の躍動を感じさせる。 [review]ジェリー[投票(1)]
★3長い散歩(2006/日)少女役杉浦花菜の愛らしいクソガキぶりが成立させた映画。受けに回った緒形拳の戸惑い顔と右往左往も味わい深い。ただ中盤以降のあからさまにテーマを語り始めた辺りから、演出の絶妙なバランスが一気に崩れるのが残念。 [review]TOMIMORI[投票(1)]