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煽尼采さんの人気コメント: 更新順(1/28)

人気コメント投票者
★3羅生門(1950/日)道徳的な「通過」儀礼の場としての門、という一点で、芥川の『羅生門』から題名と共に門の象徴性を継承した事には納得がいく。世界の廃墟のような羅生門の造形。天罰のように激しく地を叩く豪雨。 [review]緑雨, Lostie, 3819695[投票(3)]
★3砂の器(1974/日)夏の暑さにうんざり顔ながらも丹波哲郎の旅はどこか愉しげにも見え、俳句を詠んだり、ぶらり旅気分な情緒が地味に面白い。だが終盤に至って、丹波のこの悠々とした旅情緒は致命的な演出ミスだったと思い知る。 [review]佐保家, ぽんしゅう, YO--CHAN, けにろん[投票(4)]
★4カプリコン1(1978/米)政府は信用ならないと言う映画であり、映像は信用ならないと言う映像でもある。いずれにせよ、本当らしい虚構は人々を楽しませる、という真実の例証のような映画。『2001年宇宙の旅』の対極にある作品。 [review]けにろん, ダリア, Myurakz[投票(3)]
★4彼女が消えた浜辺(2009/イラン)子供の愛らしさと女性の美しさだけで充分に映画的な愉しみがあるのだが、ささやかな会話の織り合わせで見せる、複雑かつ、やはり単純でもある人間劇に魅せられる。そんな人間たちに対し、脅迫的とも、単に無関心とも感じさせられる波の音が、耳に残る。 [review]濡れ鼠, 3819695[投票(2)]
★2クリーピー 偽りの隣人(2016/日)香川照之が唐突に、竹内結子に「僕と旦那さん、どっちが魅力的ですか」と訊ねる時、竹内と共に観客もまた自らの内に揺らぎを感じるべきであり、竹内が号泣する姿にも、香川への憎悪なのか愛着なのか、その揺らぎに観客は襲われるべきなのだ。 [review]寒山, ぽんしゅう, 濡れ鼠, DSCH[投票(4)]
★4ゾンビ(1978/米=伊)資本主義は、低温火傷的な周到さで人々の脳を焼き尽くすのか?ほら、あなたの顔も、もう青黒い。 [review]寒山, DSCH, 浅草12階の幽霊, Myurakzほか5 名[投票(5)]
★2目撃(1997/米)イーストウッド演じる泥棒の職人的な手つきやその表情が魅力的だが、その軽妙さとサスペンスとがマッチしない。まず覗きシーンに変態さが足りない上、不必要に長く、出だしから漫然とした印象。 [review]IN4MATION, けにろん[投票(2)]
★3ダークナイト ライジング(2012/米=英)脳ミソも筋肉も引き締まらぬベインにカリスマ性は乏しく、やる気があるのか無いのか曖昧なバットマンの苦悩は、前作の本物感や崇高さが欠落。「革命」を前作レベルの倫理的葛藤をもって描けぬ大風呂敷たたみ損ねが致命的。(シリーズ前二作にも言及→) [review]まー, 佐保家, がちお, 浅草12階の幽霊ほか12 名[投票(12)]
★2ダゲレオタイプの女(2016/仏=ベルギー=日)黒沢清が「ダゲレオタイプ」と「女」を撮るならこうだろう、という予想の範囲内に過ぎないという文句は矛盾しているだろうか。清の映画でこのタイトルだと知って観ているのだから。 [review]けにろん[投票(1)]
★1Seventh Code セブンス・コード(2013/日)アデルの恋の物語』ですかと思わす一方的な恋に狂う前田敦子がガラガラと喧しい音を響かせて引き摺るキャリーバッグが甲虫の背のように彼女と一体化して見える、そのモンスターぶりに期待させる序盤からの失速。 [review]濡れ鼠[投票(1)]
★3スペースバンパイア(1985/英)これはSF的要素を利用したダーク・ファンタジーなのだから、その悪夢的な造形美に魅せられるままに、科学性皆無の不条理なプロットへの無粋な文句は控えたい。だが恐怖物としては、マチルダ・メイの乳が映るたびに緊張感が弛むのが悩ましい。 [review]DSCH, Orpheus, ナム太郎, ジョー・チップほか5 名[投票(5)]
★4ニュー・シネマ・パラダイス(1988/仏=伊)むしろ、映画への愛ではなく、それ故にこそ、愛の映画。[完全版] [review]chilidog, ダリア, けにろん[投票(3)]
★4アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013/英=米=スイス)皮膚。外部と内部を隔てつつ接触させる界面。恐らくは人間ではない何者かである女(スカーレット・ヨハンソン)に寄り添うカメラは、人間界を異邦として映し出す。それはまた、僕ら自身にもときに訪れる離人感を思い出させもする。 [review]小紫, 濡れ鼠[投票(2)]
★4ぼくのエリ 200歳の少女(2008/スウェーデン)日中は雪に覆われて風景が白に支配される。夜は黒い闇。建物の外観や内装も、いかにも北欧的な簡潔さで、故に「赤」(それは血に限らない)の鮮烈さが際立つ。冷たく乾いた美と、善悪の彼岸で為される愛。 [review]プロキオン14, 濡れ鼠, セント[投票(3)]
★3イーグル・アイ(2008/米)いかにして視覚と音声から情報を認識するか、というメタ映画的テーマは追求されず、理由も分からず相手も見えず、巻き込まれ混乱するままに行動を強いられる主人公らと共に揺れ動きまくるカメラに観客の耳目が揺さぶられて終わりの映画。 [review]Sigenoriyuki, YO--CHAN, おーい粗茶, 3819695[投票(4)]
★2ラルジャン(1983/スイス=仏)結局、容赦ない非人間性に徹するこの演出の極限の簡潔さに「峻酷」「冷厳」「苛烈」等々の畏れを覚えるには、観客自身の人間的な眼差しが前提になる。僕のように非人間的な観客には、機械人形の所作でも眺めているような無関心の眼差ししか保持できない。 [review]濡れ鼠, junojuna[投票(2)]
★2共喰い(2013/日)いったい時代に何周遅れしているのか計算不能なほどに古い、いや、死んで干からびた内容。釣竿や鰻が男根の暗喩(もはや暗喩と呼ぶのも恥ずかしい)という安易さや、今さら父権批判という古さ以上に、昭和天皇批判を戦争絡めて唐突に挿し込む接ぎ木感よ。 [review]濡れ鼠, ユウジ, 赤い戦車[投票(3)]
★4ノロイ(2005/日)擬似ドキュメンタリーとしての徹底さ、緻密さが、致命的に欠けている。アイデア一本勝負で、細かい所に気が回らない監督の大雑把さ、乃至は小心さが気になるし、実に勿体無い。 [review]濡れ鼠[投票(1)]
★5友だちの恋人(1987/仏)男と女の関係で、「これは友情」と自他に言い聞かせるのは大抵、そうしてブレーキをかけなければならない感情が芽生えつつある徴候?(ロメールの完璧な色彩設計による感覚的かつ作劇的な妙技を見よ!) [review]濡れ鼠, ジェリー[投票(2)]
★4草原の輝き(1961/米)男の貞操という主題だけでも新鮮だが、精神と肉体の相克を介して展開するのは、絶えず前進し続ける時間と欲望、という、更に大きな主題。 [review]けにろん[投票(1)]