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煽尼采さんの人気コメント: 更新順(1/29)

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★4フルスタリョフ、車を!(1998/仏=露)カメラと人の動きの騒々しさ、ビシッと決まった構図にも漲るエナジーは『フェリーニのローマ』に匹敵する。互いに衝突し意味を叩き割り合う声声声が飛び交う不条理な空間は、雪の白、ランプの灯りの白、カーテンの白でホワイトアウトしつつ炸裂し続ける。 [review]寒山, けにろん[投票(2)]
★3刑事ジョン・ブック 目撃者(1985/米)ともかく、緩やかな編集のリズムが心地好い。原題の「witness」は「目撃者」の他に「…を経験する」の意味もあるらしく、実際、この映画のサスペンス的要素は、観客にジョン・ブックを通してアーミッシュの生き方を擬似体験させる為の仕掛けとも思える。 [review]ぽんしゅう, CRIMSON[投票(2)]
★2白夜(1957/伊=仏)幼稚な恋にもそれなりの美しさがあるが、マリア・シェルの俗な顔立ちには繊細さが欠け、世間知らずの小娘が些細な事で泣いたり笑ったりする様には魅力を感じない。彼女を夢中で追うマルチェロ・マストロヤンニの素朴さも、作品の幻惑性を殺ぐ。 [review]irodori[投票(1)]
★3そして父になる(2013/日)是枝裕和が『奇跡』撮影時、一ヵ月半ほど家を空けたら娘と距離ができ、仕事に出るとき「また来てね」と言われた体験から生まれた本作。実は「取り替え子」は主題ではない。だが真の主題「時間」は、仕事=稼ぎ、格差問題へと奇妙にずらされる。 [review]ペンクロフ, 3819695, おーい粗茶, ぽんしゅう[投票(4)]
★1恋のエチュード(1971/仏)観るべきところが皆無だとはさすがに言わないが、やはり僕にはトリュフォーは鬼門。吐き気を催すほどに退屈。 [review]寒山, けにろん[投票(2)]
★3グラン・ブルー(1988/仏)海の「青さ」の更なる深みにある漆黒の「闇」は、『2001年宇宙の旅』の宇宙の闇にも匹敵する別空間を現出する。主人公ジャックと恋人の関係は『アルタード・ステーツ』のそれにも相通じる。ただ、異界の住民たるイルカが、あまりに人間に飼い馴らされている。 [review]けにろん, ペンクロフ[投票(2)]
★3風立ちぬ(2013/日)無邪気な映画である。夢のシーンが頻出するのも、歴史的現実を題材にしながらも奔放なイマジネーションの推進力だけで飛翔していくこの映画の無邪気さの免罪符、とまでは言わなくとも、無邪気さの純粋さと残酷さと無倫理性の証しだとは言える。 [review]Orpheus, DSCH, けにろん[投票(3)]
★5バリー・リンドン(1975/米)一兵卒の一炊の夢。二つの母子の物語。 [review]緑雨, サイモン64, たわば, DSCHほか12 名[投票(12)]
★5少年(1969/日)黒い日の丸を背負う「少年」。 [review]寒山, TOMIMORI, sawa:38[投票(3)]
★3シェーン(1953/米)昼は乳白色がかったパステル調の色彩。夜はモノクロ映画かと思えるほどに抑制された色調。統一性のある画面は美しい反面、やや単調。少年は「純朴さ」を示す記号のようにしか思えず、あまり情動をかき立てられる映画ではない。だが、意外な厳しさの漂う作風。 [review]なつめ, 3819695, ジェリー, ぽんしゅうほか6 名[投票(6)]
★3ウォッチメン(2009/米)最初の内は「アイドルもウ○コする」レベルの「現実」を鬼の首でも獲ったように描く幼稚さも漂うが、次第に「平和」「正義」といった哲学的主題に肉薄していく。「時間」を「watch」する者達。 [review]プロキオン14, HW, けにろん[投票(3)]
★3ゴースト ニューヨークの幻(1990/米)意外に視覚的な面白さや、場面作りの的確さが追求された映画。恋愛劇よりもサスペンスとコメディが前面に出ている観があるが、だからこその感情移入の末に、やはり泣かされる。またこれは「触れる」事を主題とした映画とも呼べるだろう。 [review]緑雨, ダリア, Myurakz[投票(3)]
★3ニンゲン合格(1998/日)図体だけデカくなったガキの、ふてぶてしい無表情と、幼稚な激情だけしか持ち合わせない様を眺めていることの鬱陶しさに耐えて終盤に入ったとき、他者と共にある生の、夢のような虚しさと柔らかさとが胸に染みてくる。 [review]ぽんしゅう, 週一本[投票(2)]
★3フランス軍中尉の女(1981/英)劇中のグローガン医師は産婦人科医のようだが、彼の部屋には精神を病んだ人の顔写真や、人の頭蓋骨が置かれている。これは性愛と死が表裏一体である物語の暗喩ではないのか。そして狂気と死は、共に‘虚構’が常にその内に孕んでいる要素でもある。 [review]けにろん, ジェリー[投票(2)]
★2TOKYOレンダリング詞集(2009/日)普段の生活の中でも、どこかで聞いたような言葉の切れ端が、その文脈は思い出せないままふと脳裏に浮かぶことがあるが、そんなふうな言葉たちが、これまた普段目にするような街の風景に重ねられて浮かび上がる。 [review]なつめ[投票(1)]
★3処女の泉(1960/スウェーデン)白い娘と、黒い娘。金髪をなびかせ、清潔な衣裳に身を包んだカーリンと、黒髪で、汚れた衣服に身を包むインゲリ。この二人が、光と影のように並び、馬に乗って往く場面は、モノクロ映画の美しさの極みであり、この映画の主題を浮かび上がらせてもいる。 [review]けにろん, sndtsk, りかちゅ[投票(3)]
★4午後の遺言状(1995/日)チャーミングな老人たちの、人生の穏やかな秋日和の中で展開する、予測不能な出来事の連続で綴られる前半こそが素晴らしい。だが、人生の先に待つ道筋をただなぞるような虚しさの漂う後半もまた、作品にとって欠かせない部分ではあったのだろう。 [review]寒山[投票(1)]
★3ネオン・デーモン(2016/米=仏=デンマーク)美は、自らが望まぬままにその魅力で怪物を誘い、怪物は美を呑み込んで我がものとしようと望む。部屋=身体。壁と、滑らかな肌。ドアを開きまた閉ざすことと、処女性。 [review]DSCH, けにろん[投票(2)]
★3ある天文学者の恋文(2016/伊)星からの光。小舟で向かう島。恋人との年齢差。その彼には家庭が。「カミカゼ」行為によって垣間見る向こう側。そして、時空間的な隔たりの向こうから届くビデオメッセージ。 [review]3819695[投票(1)]
★4シベールの日曜日(1962/仏)カメラワークと構図の計算。些細なショットにあっても、この画を撮る、という明確な意志が感じられる。少女の、大人びた言葉が却って際立たせる幼さが発する透明な色香と、夢幻的な映像が、この世の彼岸へ誘う。 [review]寒山, セント, sawa:38, けにろん[投票(4)]