人気コメント | 投票者 |
★4 | ベルズ・アー・リンギング(1960/米) | 日本未公開作だが夭逝したジュディ・ホリデイのブロードウェイでの当たり役で(しかも映画としては遺作)、ヴィンセント・ミネリ監督作だ。やっぱり面白かった! [review] | 袋のうさぎ | [投票(1)] |
★3 | 拳銃無宿(1947/米) | 敵役ブルース・キャボットらが牛泥棒をするのを阻止するシーンあたりでこの映画の奇異さが判ってくる。ある意味ポリティカルな観点でこの映画は実に興味深い。(しかもジョン・ウェインのプロダクションで製作されているのだ) [review] | KEI | [投票(1)] |
★5 | まぼろし(2001/仏) | 見事な光の扱い。ジャンの別荘。人の少ない浜辺。パリの部屋の夜の光。緋色のワンピース。沢山の手。現実と「まぼろし」を行き来する心の危うさが実にスリリング。紛う事ない現実を突きつけられても彼女にとっては「まぼろし」もまた現実なのだ。映画とは「まぼろし」だ。彼女をたまらなく愛しく感じられるのは、我々と映画との関係を体現しているからかもしれない。 | Myrath, chokobo, 町田, ペペロンチーノ | [投票(4)] |
★4 | シックス・センス(1999/米) | とにかく、とてもきめ細かい演出で好感が持てる。有り体に言えば、愛とコミュニケーションによる癒しの映画。 [review] | 緑雨, junojuna, 太陽と戦慄, 3819695ほか17 名 | [投票(17)] |
★4 | アギーレ 神の怒り(1972/独) | 私にとって本作は映画史上有数の怒涛の映画です。しかも、海の怒涛はけっこうありますが(例えばフラハティの『アラン』が凄い)、こゝでは川のそれが描かれているので希少価値があります。 [review] | DSCH, ナム太郎, Orpheus, 3819695 | [投票(4)] |
★4 | キートンの西部成金(1925/米) | 素人牧童と雌牛の「ブラウンアイズ」の恋愛映画。 [review] | 3819695, ぽんしゅう, ナッシュ13 | [投票(3)] |
★4 | ビッグ・コンボ(1954/米) | 冒頭からジョン・アルトンの光の扱いには目が釘付けになる。リー・ヴァン・クリーフとアール・ホリマンのコンビと、ヒロイン=ジーン・ウォーレスがオープニングから登場、というのが嬉しい。これら人物の動かし方もカッコいいのだ。そういう意味で、絶好調のジョセフ・H・ルイスだと云えるだろう。 [review] | 袋のうさぎ | [投票(1)] |
★5 | 刺青(1966/日) | 若尾文子と増村保造もまた撮影現場で殺し合いのようにぶつかり合っていたのだろう。 [review] | カプリコーン, sawa:38 | [投票(2)] |
★4 | ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016/米) | シリーズ中でも、かなり良く出来ている。私の感覚では『帝国の逆襲』の次に置きます。何といっても、ドニー・イェンとチアン・ウェンの扱いが一番うれしい。ドニー・イェンの無双ぶりをもっと描いてほしかった、というのは無いものねだりなのだが、これぐらいが簡潔でいいのだとも思う。 [review] | カルヤ, 緑雨, DSCH | [投票(3)] |
★4 | 永遠の語らい(2003/ポルトガル=仏=伊) | 圧倒的な画面の映画。例によって会話は殆どどうでもいいと思う。まず第一にレオノール・シルヴェイラとその娘がとても美しく、その美しさは彼女達が映っているだけで画面の緊張が維持されるといった美しさなのだ。あゝ映画とは見ることの快楽だ。 [review] | disjunctive, Orpheus, 赤い戦車 | [投票(3)] |
★4 | 無伴奏(2015/日) | これも暗い画面が心地よい。そしてそれは、二つの異空間−名曲喫茶「無伴奏」と竹藪を抜けた茶室−の見せ方が良いということだ。どちらもローキーに徹している。特にこの茶室。増村保造の『千羽鶴』を想起する。 [review] | ぽんしゅう, けにろん, 3819695 | [投票(3)] |
★4 | 0課の女 赤い手錠(1974/日) | 面白い!アバンタイトルで既に胸をさらけ出すヒロイン杉本美樹。ラストまで、屋外シーン含めてずっと半裸のままの岸ひろみ。素晴らしい。いや主要キャスト全員がエロ・グロ・バイオレンスに最大限に貢献する。皆ナイスファイトだ。
[review] | ぽんしゅう, t3b, 寒山拾得 | [投票(3)] |
★4 | ハドソン川の奇跡(2016/米) | 携帯電話の映画。携帯電話という道具立ての映画性を再認識させてくれる。タブレット端末の画面の文字ではこうはいかないのだ。いや実は、何度も出てくる、主人公サリーとその妻との携帯電話での会話シーンが最も象徴的ではあると思うのだが、それだけでなく...
[review] | けにろん, ナム太郎 | [投票(2)] |
★5 | センチメンタル・アドベンチャー(1982/米) | クリント・イーストウッドの最高作と云っても過言ではない傑作ロード・ムービー。やはりこの映画でもジョン・フォードを想起させる。映画の冒頭は、『怒りの葡萄』を思い起こさずにはいられない。
[review] | 緑雨, HW, ナム太郎, ジョー・チップ | [投票(4)] |
★4 | サイの季節(2012/イラク=トルコ) | イスラム革命を舞台にした社会派ドラマ、という宣伝がもっぱらだが、私には、ぶっ飛んだファンタジーとしてメチャクチャ面白かった。斜め構図や横構図の多用、「銀残し」でしょうか独特のフィルムの触感。非常にイメージ豊かな幻想シーンの連続。モニカ・ベルッチはこゝでもファイト溢れるサービスシーンを見せてくれる。(感動!) [review] | 水那岐 | [投票(1)] |
★4 | 徳川セックス禁止令 色情大名(1972/日) | ものすごくカッチリ作られている。また、お金もかかっている。例えば冒頭の輿入れ行列なんかは、別の映画の断片の使い回しかと思うぐらいに、ワンカットのためだけに金をかけている。お城の美術もしっかりしているし、杉本美樹とサンドラ・ジュリアンが屋外で戯れるイメージシーンなんかもすごく丁寧な仕上がりだ。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★4 | 独裁者と小さな孫(2014/グルジア=仏=英=独) | 冷徹な画面が怖い怖い映画だが、同時に、例えば、手を繋ぐ、手を放す、手で目を隠す、耳を塞ぐ、耳に手をあてるといった手の描写、或いは灯りや火といった光の道具立てを使ったシーンなど、繊細な演出の連続で、目が離せなくなる画面の映画だ。 [review] | ぽんしゅう, jollyjoker, けにろん, 水那岐 | [投票(4)] |
★4 | ジャイアンツ(1956/米) | この映画の冗長さや、つまらなさはようく判るが、ジェームズ・ディーンの出演作として『エデンの東』なんかとは比べ物にならないぐらい愛着がある。ジェット・リンクが石油を当てて、真っ黒になったままベネディクトの家へ乗り込むシーン! [review] | けにろん, 緑雨, 3819695, カレルレンほか7 名 | [投票(7)] |
★4 | 東京上空いらっしゃいませ(1990/日) | 相米慎二にはずっとずっとこのような小品を撮り続けて欲しかった。このような誰にも真似のできない異彩を放つ小品こそ、相米の真骨頂ではないか。 [review] | ぽんしゅう, 寒山拾得, 3819695, きわほか6 名 | [投票(6)] |
★5 | 突破口!(1973/米) | 冒頭クレジットタイトル後、銀行の看板からクレーン移動して車が入って来る。このカットだけでもゾクゾクする出だしだが、こゝから続く怒涛のオープニングは全くドン・シーゲルらしい、本当に簡潔で引き締まったアクション演出だ。 [review] | ぽんしゅう, けにろん, shiono | [投票(3)] |