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徳川セックス禁止令　色情大名 (1972/日)

監督	鈴木則文
脚本	掛札昌裕 / 鈴木則文
撮影	増田敏雄
美術	雨森義允
音楽	荒木一郎
出演	杉本美樹 / 三原葉子 / 女屋実和子 / 池島ルリ子 / 衣麻遼子 / 城恵美 / サンドラ・ジュリアン / 名和宏 / 殿山泰司 / 山城新伍 / 渡辺文雄 / 成瀬正孝 / 大泉滉 / 京唄子 / 鳳啓助

あらすじ

34歳にして独身。武骨で女嫌いの九州の田舎大名 忠輝(名和宏)は、将軍徳川家の息女 清姫(杉本美樹)を嫁にとることに。初夜を向かえた童貞の忠輝は、女の扱いが分からず清姫を怒らせてしまった。困った家老の勘兵衛(殿山泰司)は、プロの女を斡旋する博多屋(渡辺文雄)に相談しフランス娘サンドラ(サンドラ・ジュリアン)を忠輝の元へさしむけた。サンドラの悩殺テクニックでメロメロ、セックスに開眼した忠輝は、下々の庶民までこんなイイ思いをしているとはけしからんと、セックス禁止令175条を発令してしまう。快楽を禁止され悶々の庶民は“やらせろ”一揆まで起こす始末！！刑法175条を皮肉る東映ポルノ。(89分/シネマスコープ) (ぽんしゅう)

[投票]

★5	馬鹿の花の満開の下にはアナーキズムという名の屍が埋まっている。性の中に死があり、死の中に生がある。権力と信仰・日本と西洋・男と女…絡み合い、入れ違う。けしからぬ映画！ (淑)	[投票(1)]
★4	ものすごくカッチリ作られている。また、お金もかかっている。例えば冒頭の輿入れ行列なんかは、別の映画の断片の使い回しかと思うぐらいに、ワンカットのためだけに金をかけている。お城の美術もしっかりしているし、杉本美樹とサンドラ・ジュリアンが屋外で戯れるイメージシーンなんかもすごく丁寧な仕上がりだ。 [review] (ゑぎ)	[投票(1)]
★4	バカとエロで権力を茶化す鈴木則文の真骨頂。マヌケさの中にも垣間見える作り手のマジな姿勢が頼もしい。クライマックスのシリアスな転調こそ映画的だ。荒木一郎の音楽のミスマッチ感も素晴らしく、特に切腹シーンはアヴァンギャルドの領域。 (太陽と戦慄)	[投票(1)]
★4	一見くだらねえポルノとコメディと思いきや反権力的テーマが含まれているのは実に鈴木則文らしい。 (万城目ドラッグ)	[投票]
★4	ぎゃはは。なんだいラストのおバカな結論は。 (ガラマサどん)	[投票]
★3	群衆シーンの迫力や丹精な屋内セットに、お色気映画とはいえ時代劇となると手を抜けない東映魂をみる。セックス礼賛にあたって鈴木則文がこだわるのは、嘘くさい性行為の小芝居ではなく女体そのものの美しさの提示。女優陣の裸体が、みな神々しく輝いている。 [review] (ぽんしゅう)	[投票(1)]
★3	タイトル通り！ってのは映画秘宝に言われてしまったんだな確か。バカピンク映画のクセのキツイ味わい代表作。 (reif)	[投票]
★2	一つの映画作品として成立はしている。 [review] (TM（Ｈ19.1加入）)	[投票]

5点	2人	**
4点	8人	********
3点	6人	******
2点	1人	*
1点	0人
計	17人	平均 ★3.6(* = 1)

[この映画が好きな人]

むかし殿山、いま柄本。 (ぽんしゅう)	[投票(4)]	東映ピンキー・バイオレンス入門 (町田)	[投票(3)]
リスペクト電脳なをさん　〜ネタにされた映画達〜 (荒馬大介)	[投票]

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