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★3 | ソイレント・グリーン(1973/米) | もはや個別の価値など存在ない、徹底してゴミのような扱いの「民衆」と呼ばれる集合体。あれだけ密集しながらも、気配すら伝わってこない階段や教会のシーンの不気味さ。 [review] | けにろん, ゑぎ, HW, 3819695ほか5 名 | [投票(5)] |
★3 | 女の園(1954/日) | 数あるエピソードの中で、あえて高峰秀子のメロメロのエピソードに主軸が置かれているところが、木下恵介たる所以なのかもしれないけど、いささか感傷的に過ぎる気が。むしろ久我美子と高峰三枝子の確執の方が興味深かったので、個人的にはそこをより深く突っ込んで欲しかった。 | disjunctive, 寒山拾得 | [投票(2)] |
★3 | ユージュアル・サスペクツ(1995/米) | 犯人がわかってくるにつれ、映画の興味もトーンダウン。しかも思ってた通りのエンディングときては・・・。 [review] | IN4MATION, ぽんしゅう, Orpheus, づんほか15 名 | [投票(15)] |
★4 | 過去のない男(2002/フィンランド=独=仏) | 「無情な世間」と「ささやかな幸せ」が、フーガのようにこもごもと。しかし年を追うごとに、「ささやかな幸せ」の方が幅を利かせつつあるような。さらにカドの取れたカウリスマキ節。 [review] | 動物園のクマ, 24, 蒼井ゆう21, グラント・リー・バッファロー | [投票(4)] |
★5 | ゲームの規則(1939/仏) | 公開当初数々の罵倒を浴び、20年以上たった修復版で絶賛、著名な映画人にそれぞれ全く違う言葉で賛辞を寄せられ今日に至る。果たして時代はこの映画に追いついているのだろうか? [review] | けにろん, ぽんしゅう, 動物園のクマ, 3819695ほか14 名 | [投票(14)] |
★2 | 海の上のピアニスト(1998/伊) | 一人の男の悲壮な人生を、あくまでノスタルジックに「ちょっとイイ話」に仕立て上げようとするトコロが、やっぱりトルナトーレ的。2.5点。 [review] | けにろん, 狸の尻尾, あさのしんじ, は津美ほか10 名 | [投票(10)] |
★4 | 明治侠客伝 三代目襲名(1965/日) | 息苦しいほどに隙のない空間に、フラリとあらわれる飄々とした藤山寛美がココロ憎いばかり。 [review] | ジェリー, sawa:38 | [投票(2)] |
★5 | ミニー&モスコウィッツ(1971/米) | 恋だって何だって、本当の事件は不意打ちでやってくる。遣り場のない感情が体を突き動かし、理由なき言葉がほど走る。切実な思いからくるアクションである以前に、もはやアクションをとること自体が酸素を求めることのように切実なのだ。画面から目が離せない。 [review] | けにろん, ぽんしゅう, crossage, tredair | [投票(4)] |
★4 | 救命艇(1944/米) | 限定空間の極限状態を横目に、相変わらず小道具選びに余念がないヒッチ氏。ある意味「現ブツ」よりも生々しい、投げ出される靴。 [review] | モノリス砥石, ゑぎ, 寒山拾得, t3bほか6 名 | [投票(6)] |
★5 | 神の道化師、フランチェスコ(1950/伊) | 聖人が聖人である所以を、キリスト教圏外の人間にもわかるように示してくれた偉大な映画。一点の曇りもないあるがままのユーモア、哀しみ。全てが等身大ゆえに美しいとしか言いようがない。 [review] | けにろん, なつめ, tredair | [投票(3)] |
★3 | 幸福〈しあわせ〉(1965/仏) | 絵のような幸せの空間に、ポッカリと空いた「おとし穴」。3.5点。 [review] | ひゅうちゃん, けにろん, ボイス母 | [投票(3)] |
★5 | ジェニーの肖像(1948/米) | ブニュエルのお気に入りの一本、というのをどこかで見掛けたことがある。常人が戸惑うような唐突な飛躍にも呼吸を乱すことなく、詩の韻律に身を委ねるような不思議な心地良さで綴られる。ポエジーがいきづくファンタジー。 [review] | けにろん, ジェリー | [投票(2)] |
★5 | アパートの鍵貸します(1960/米) | しゃれた小道具や会話もさることながら、幸せと侘しさの絶妙なカクテル。 [review] | モノリス砥石, 寒山拾得, ゆーこ and One thing, ジャイアント白田ほか7 名 | [投票(7)] |
★5 | マッチ工場の少女(1990/フィンランド) | 少女の存在自体が、社会へのささやかなアンチテーゼであるかのようだ。 [review] | DSCH, jollyjoker, けにろん, りかちゅほか10 名 | [投票(10)] |
★4 | みな殺しの霊歌(1968/日) | 暴力の表層だけを見るよりも、その背後を覗いた時に初めてゾクリと戦慄が走る。 [review] | おーい粗茶, ジョー・チップ | [投票(2)] |
★4 | ロビンソン漂流記(1952/米=メキシコ) | 時折ブニュエル的なモチーフを見つけてワクワクしつつも、次第にそんなことを忘れる位、単に映画として面白い。作家性云々以前に、メキシコの数年で叩き上げたとは思えない手際の良さに、あらためて驚く。 [review] | tredair, 寒山拾得 | [投票(2)] |
★2 | ファイト・クラブ(1999/米) | シャープでフットワーク軽いからって騙されません。全てにおいて目くらまし映画。 [review] | モノリス砥石, Orpheus, けにろん, crossageほか12 名 | [投票(12)] |
★3 | バックドラフト(1991/米) | 燃やすだけ燃やしてチャラって気が・・・。 [review] | けにろん, はしぼそがらす, ナッシュ13, 鵜 白 舞 | [投票(4)] |
★5 | 大人の見る絵本 生れてはみたけれど(1932/日) | 子供の目にありのままの形で写る、オトナたちの日常の様々な営みが、いかにオカシくって不条理でシュールであったりするか。「オトナの見る絵本」はそんなことを苦味を加えて教えてくれる。 [review] | 緑雨, Santa Monica, 山本美容室, けにろんほか10 名 | [投票(10)] |
★4 | リパルジョン・反撥(1965/英) | 干乾びていくウサギの肉の腐臭をエサにするかのように、加速度を増して肥大化していく妄想。 [review] | kiona, DSCH, ぽんしゅう, Santa Monicaほか10 名 | [投票(10)] |