★5 | 多くの人にとって映画とは画面でありストーリーである。また演技、アクションや音楽であって、編集、平たく言えば総合芸術云々と… しかし、見よ、映画監督にとって映画とは、ことシーゲルに言えば、これほどまでに映画とは「撮影」なのだ。先ず「撮る」という行為、その結果としてのフィルム。だから活きている、静かだが荒ぶる息を抑えている。ダーティーハリーノーダウト [review] (週一本) | [投票(1)] |
★4 | 飛び降り自殺を考えてる方はぜひ観ましょう。84/100 (たろ) | [投票] |
★5 | 銀行前の路上・教会横の屋上・スタジアムの3シークェンスは映画遺産級で、その他枚挙に遑がないほどシーゲルの演出は冴えてるのだが、この専制的で剣呑な世界を際どく寓話化する跨道橋の仁王立ちや拷問の瞬間を詠嘆する空撮の大トラックバックこそ肝。 (けにろん) | [投票(5)] |
★4 | 「ダーティ」ってあくどいやり方をする刑事と思っていたが、そうではなく、署で汚れ仕事ばかりやらされているから、なんだね。昨今なら、何故そうなったかとか、何故マグナムになったかなんてルーツ探しの脚本が生まれそうだ。ともあれ、時代が要求した主人公ではある。 (KEI) | [投票(1)] |
★4 | 無人のスタジアムは、実はハリーと犯人の<観戦者>つまりハリーに守られた映画内市民と、映画を<観る>我々で埋め尽くされている。世界の中心を示唆するロングショット。「神が殺らなきゃ誰が殺る。お楽しみだな、視姦者共」ということだろう。冒頭、街の全てを見下ろすビルの屋上に銃を携えて佇む犯人と警官達。街<世界>はそうして出来ている、という詠嘆。『ダークナイト』に接続する物語。 [review] (DSCH) | [投票(1)] |
★5 | いとをかし。アメリカンニューシネマタッチで、やっぱりそうではないところは、 [review] (PaperDoll) | [投票] |
★5 | 十字。銃。対象との「距離」と、それのゼロ化がもたらす倫理的緊張。 [review] (煽尼采) | [投票] |
★4 | 一時期、池上遼一が描いていた劇画タッチそのもの映像。いいなあ。ごく日常的な街並みの描写もいいし、病んだ社会がよく反映されていると思う。変質者を演じた俳優もかなりの演技力。 (サイモン64) | [投票] |
★3 | 乾いた70年代のアメリカの空気がなんとも言えないが。。。それ以上は特に。 (あちこ) | [投票] |
★4 | はっきり云ってスカスカな脚本。ハリーにしてもスコーピオにしても、周到さや緻密さのカケラもなくサスペンス不在。でも、そんなこと映画の面白さとはまったく関係ないことを痛感する。 [review] (緑雨) | [投票(6)] |
★4 | サイコな殺人鬼のスコルピオの対応をするのが普通の警官だったら、サスペンスとして立派に成立すると思うが、相手が悪かった。 [review] (CRIMSON) | [投票] |
★4 | アクション映画なのに静か、でもハラハラさせられる。なんといっても Well do ya, punk ? 2010.1.6 (鵜 白 舞) | [投票] |
★4 | 妙にトゲトゲしいというか、とんがりまくった雰囲気を徹底して貫いている。だから胸がすくようなかっこよさもないし、「やった」という爽快感も充実さもない。ただただ「とんがりまくって生きていくぜ、俺は」というてらいのないつぶやきだけが聞こえるようだ。 [review] (シーチキン) | [投票] |
★4 | 撮り方がやたら凝っている。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | ドン・シーゲルがもう少し若かったらという憂き目にSO-SO [review] (junojuna) | [投票] |
★5 | 資本主義の極相林・コンクリの密林たるLAに展開されるマン・ハント。夜のスタジアムでいたぶる時の生唾を呑む雰囲気。人間の本性はやはり悪なのだろう。しかしそこに高貴さもある。 (淑) | [投票(3)] |
★4 | 森に潜む同性愛者、ビルの屋上の自殺願望者、白昼の強盗。映画の主筋に絡まぬ無用者がバンバン出て来る奇天烈さ。これが、犯罪都市サンフランシスコを活写するためのドン・シーゲルの必勝の一手。主人公や悪人の造形以上に映画史的価値があるのはこの点だ。 (ジェリー) | [投票(7)] |
★4 | 良い絵が一杯あるけどもう語られているだろう。ただ、私の一番好きなシーンは・・・ [review] (t3b) | [投票(2)] |
★5 | ハリー・キャラハンがマグナム44を持つ理由 [review] (ヒエロ) | [投票(1)] |
★4 | 映画全体のじめじめした暗さと重苦しさの中で、ハリーも犯人もやってる事は中途半端に頭が悪そうなトコが好き。 (らーふる当番) | [投票(2)] |
★5 | ダーティハリー再考。 [review] (たわば) | [投票(4)] |
★3 | アンディ・ロビンソンは『時計じかけのオレンジ』のマルコム・マクダウェル並みの怪演をしており、おまけに顔だちも似ているなあと思ったら
二作品とも同じ年に製作されていた。
(TOMIMORI) | [投票] |
★5 | お前は今日は運が、良いか、自分に聞け [review] (hideaki) | [投票(4)] |
★4 | ハリー・キャラハンはアイルランド系なんだそうだ。なるほど言われてみれば、ルールを守って行儀よく生きるのは苦手で、それでいてアウトローにはなれない彼のキャラクターはアイルランド人の一典型かもしれない。『静かなる男』と比較してみると面白いかも。 (イリューダ) | [投票(2)] |
★4 | 漕げ漕げ、ボート、河くだり。 (動物園のクマ) | [投票] |
★5 | 建前の正義を撃て!(06・4・29)
[review] (山本美容室) | [投票] |
★4 | 山田康雄の声で「泣けるぜ」というのは実際に結構真似しました。どうしても声はそれしか思い浮かびません。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★3 | 挙動不審な犯人の目は伏目がちにさまよい、ハリーの目には苛立ちが浮かぶ。これが70年代の空気か。 (グラント・リー・バッファロー) | [投票(2)] |
★5 | いま観てもハラハラする展開。ハリーのキャラクター設定もあって、クリント・イーストウッドがカッコ良すぎ! [review] (わさび) | [投票] |
★4 | 何度みても、ストレスの積み上げ方のうまさに感心する。だから面白いんだよね、これ。競技場でハリーを消失点にいざなうショットは、さながら「世界の中心で正義を叫ぶ」か。 (おーい粗茶) | [投票] |
★3 | ハリーほど視線が鋭角なヤツを僕は、知らない。 (chilidog) | [投票(1)] |
★4 | 銃口が語るハリーの心。 [review] (スパルタのキツネ) | [投票(1)] |
★4 | 移動手段が足しかなかった幼少期、TVだけが世界中に連れて行ってくれた。9:00過ぎに目をこすりながら。 (billy-ze-kick) | [投票] |
★5 | 娯楽の変質について真面目に考えてみる [review] (ペペロンチーノ) | [投票(16)] |
★4 | クリント・イーストウッドだからダーティハリーが光ったのか、ダーティハリーだからクリント・イーストウッドが光ったのか。 (ガンジー) | [投票] |
★3 | ファシストのファンタジー?そこまで言ったら逆にかっこよすぎる。もっと弱っちい市民感覚的な何かだよ。 [review] (G31) | [投票(1)] |
★4 | やはりヒーローの登場はかっこよくなければならない。鉄橋に奴が姿を現すとき本物のヒーローに西部劇もニューシネマも関係ないと知るのである。 (ハム) | [投票(5)] |
★5 | ハリーキャラハンに一目惚れしたのは10歳の頃でした。カッコイイ! でも子どもに特別見せたいとは思わない・・・この差はなんだろう。 (suzi) | [投票] |
★5 | 犯人に逃げられてばっかりのキャラハン刑事。もっと気入れて追いかけろ。 (kenichi) | [投票] |
★4 | 犯人が迫力(&実力)不足のため真のスリルは生まれていないがイーストウッドのカッコ良さは相当のもんだ。 (ドド) | [投票(1)] |
★4 | いわゆる都会派刑事サスペンスの基本。社会に対する怒りのパワーは不変。 [review] (White Gallery) | [投票(2)] |
★5 | とても洗練されている。あと印象的なのは昼間はしっかり晴れていて夜はしっかり暗い (バック・フィーバー) | [投票(2)] |
★5 | さまざまな映画をリスペクトかつオリジナリティを出しながら進みながら、締めはマカロニウェスタン。名セリフが男の色気に画竜点睛。社会に向けたマグナム44の銃口はイーストウッドの鋭い眼差し。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(3)] |
★5 | 生身の人間としてのハリーに感動し、生身で演じたクリント・イースドウッドに感動しました。CGやスタントマンに頼ることなく見せる映画。歯切れのよい演出とカメラワーク。とことん見せられました。 (やすべえ) | [投票] |
★3 | 刑事ものの基本。 (U1) | [投票] |
★5 | 糞野郎を追い詰めるには自分も汚れるしかない…アクション映画如きがいみじくも現実を言い当てた。ハリーの振りかざす冗談みたいにでかい一物、ただの娯楽要素がリアリズムを凌駕して異常な説得力を持ち得たのは、世相に対する怒りが凝縮されていたからだろう。 (kiona) | [投票(4)] |
★4 | 抑圧と解放。 (ホッチkiss) | [投票] |
★3 | 生まれて初めて見た映画が『ベン・ハー』か『シェーン』かコレ。日曜洋画劇場で。44マグナムは憧れの銃。法律の裏で暗躍する奴がいる限りこういったダーティーヒーロー物はいつの時代も必要です。 [review] (TO−Y) | [投票] |
★5 | 剥き出しのナイフを喉元に突きつけられるかのような印象がするのは,ハリーのキャラクターのせいばかりではなく,実は重く深い内容のためだと思う。シリーズ中の最高傑作。 [review] (ワトニイ) | [投票(3)] |
★4 | カタルシスを得るという事は、こういった正義感は強いが本来暴走気味の男が、様々な理由でとことん抑えつけられた結果大爆発する瞬間なのだということを体験しました。この歯を噛み締めながら暴言を吐き捨てるイーストウッドこそ本来の彼の魅力。 (tkcrows) | [投票(10)] |