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[コメント] 浮雲(1955/日)
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★4兼吾のやってることは戦争直後なので、あり得るかもしれないけど違和感もある。 [review] (t3b)[投票(1)]
★4ダメ男とダメ女。片方がちゃんとしてれば逆に不成立。これも人生。名作。☆4.6点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(2)]
★4好き、とかもちろん、愛してる、とか言わない。男の笑顔はない。 [review] (ぱーこ)[投票(3)]
★4顔のパーツの動き一つ一つ繊細さを感じる高峰と、一本調子の森の演技。それだけで富岡とゆき子を体現した2人がスゴい。88/100 [review] (たろ)[投票(1)]
★4映画は近松だが小説はモーリアック。小説のほうが断然優れている(含原作のネタバレ)。 [review] (寒山拾得)[投票(5)]
★4敗戦の荒廃と虚無の中、仏印→東京→屋久島と流されて行く2人の離反と吸着を繰り返しダメになっていく腐れ縁の遣る瀬無さが堪らない。中盤の伊香保温泉の煌きが誘う新たな地獄。投げやりな高峰秀子の表情が目に焼き付いている。終盤の道行きは圧巻。 (けにろん)[投票(4)]
★4高峰秀子森雅之によって醸し出される「どん底」感が半端ない。 (赤い戦車)[投票(1)]
★5やはり映画館で見た温泉シーンは生唾を飲み込みました。多分ほかの観客も同じだったと思います。 [review] (chokobo)[投票(1)]
★4おんなじところをぐるぐると。 [review] (3WA.C)[投票(2)]
★4不安の映画。お金がないのも仕事がないのも家がないのも不安だ。愛さえあれば幸せだなんて嘘っぱちだ。 (パグのしっぽ)[投票(1)]
★4高峰秀子森雅之 の会話のやり取りが非常に素晴らしく、シナリオを手に入れて読み返したくなりました。 [review] (TM(H19.1加入))[投票(2)]
★3弱さゆえにずるくなる男と、弱さゆえにしたたかになる女。それでも互いに離れられないのは、互いの弱さを知っているからなのかなぁ。 [review] (づん)[投票(2)]
★3「それから王子様と王女様は幸せに暮らしましたとさ」…の後の話。 [review] (甘崎庵)[投票]
★2成瀬巳喜男の最高傑作とも言われてる作品だが、昔見た時は全然面白いと思わなかった。「久し振りに見たら違うかな?」「やっぱスクリーンで見るべき?」と思って見たが、やっぱり全然面白いと思わない。暗いし重いし、男も女もどうしようもなくジメジメ・ウジウジしてて鬱陶しい事この上ない。どんなに名作と言われてても、面白いと思わないのだから仕方が無い。['07.6.15早稲田松竹] (直人)[投票]
★5もちろんいまだに成瀬の全作品など見てはおらず、むしろ「ほとんど見ていない」と云ったほうが適当でさえある私ではあるけれども、「成瀬の最高傑作は『浮雲』である」とさも当然のごとく語られる風潮にはさすがにちょっと首を傾げたくなる。でも、最っ高に面白いんですよね、やっぱり。 [review] (3819695)[投票(4)]
★4前半で色濃く繁栄された時代背景が、後半二人だけの物語になってからも持続して見え、ただの男女のついたり離れたりが日本戦後史の壮大な大河ドラマに重なってみえる。 (G31)[投票(1)]
★3なんでこんな中途半端野郎に女が寄りつくのかしら、と『めし』と対照的でイライラ感が募る作品です。 [review] (氷野晴郎)[投票(1)]
★5愛は女のものなんだと、つくづく思う。 (KEI)[投票(1)]
★4山道をサンダルで歩むワンピース姿の高峰秀子。脇役ながら圧倒的存在感の岡田茉莉子。そして森雅之のあの目。水木洋子の完璧な脚本とセット撮影を駆使した成瀬演出との絶妙の絡み合いがラストシーンで不朽の名作へと昇華する興奮の瞬間。 (ナム太郎)[投票(2)]
★5なんじゃこりゃー、すばらしい。 と思ったのでした。 [review] (夢ギドラ)[投票(2)]
★2浮気は男の甲斐性だ、とばかりに、女を恋人の眼前でとっかえひっかえして恥じざる男と、そんな男に悪態つきながら地獄の果てまで付いてゆく粘着女の泥濘大浪漫。こういうカップルができるのは…。 [review] (水那岐)[投票(1)]
★4女に節操のないダメ男を愛してしまったばかりに、一人の女の人生が、転落していく。 女流作家がこのような題材を手にすると、ともすると、女性特有のナルシズムが鼻につき、他人から見たら、ただの「イタイ人」になりがちになるのだが、相手の男の言い分を描くことによって、絶妙なバランス感覚を保っている。 (Linus)[投票]
★4触れる者すべてを不幸にする男の話だけに題名は『さげちん』にしてもよかろう。 (TOMIMORI)[投票(2)]
★5斎藤一郎のどろどろした音楽が素晴らしい(05・9・19) [review] (山本美容室)[投票]
★4こんな破滅的人生に美を感じようとは。じっとりした湿気が画面のこちら側まで伝わってくる。 [review] (緑雨)[投票(7)]
★5戦後社会を映すと同時に現代日本に蔓延るモラトリアム人間を最初に描破した画期的作品。換言すれば「〜だから仕方がない」という後向きで受身的で他人事的な諦めの台詞に最初に美しさを見出した映画。成瀬も凄いがやはり森雅之に尽きると思う。 (町田)[投票(5)]
★4あえて言いましょう・・これは間違っても歴史的傑作として難しく語るような作品ではない。単純に「おいおい、いいかげんにしろ」とか「分かるよ、その気持ち」とか思ってみればいい。「次はどうなるんだろう」と思いながら、2時間きっちりと楽しめる類の映画なのだ。でもね・・こういう映画ってそうそうないんだな。 (river)[投票]
★5好みということで云えば、成瀬の中では余り好きな映画ではない。しかし、このルックの統一はどうだ。この厳格さだけでも日本映画にあって屹立しているのは確かだ。また、2人が歩き出し、同じ音楽が流れて来るだけで、思わずニヤついてしまうくらい面白いのだ。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
★4高峰秀子のやさぐれっぷりが見事。さっぱりとした口調とは裏腹の行動が思い切れない気持ちをあらわしている。 [review] (なつめ)[投票]
★5伊香保の階段は天国に続くのか地獄に続くのか? [review] ()[投票(5)]
★5初めて見たのは中学生の時でこんな大人になりたくない、理解できないって心底思った。ところが25歳になった今、高峰秀子の気持ちが痛いほどわかるのよ。女になってしまったってことか、私も。 (picolax)[投票(1)]
★5日本的諦念の、美しき結晶。深く胸に沁みました。さすがヤルセナキヲ。 (worianne)[投票]
★5良くこんな映画出来ましたね。製作、観客側ともすこぶる水準高かったんだ。オンナとオトコを描いてまさに世界に誇れる傑作。ただ私は高峰の声が俗物的で言い回しが嫌いです。 (セント)[投票(2)]
★4カメラアングルが平凡なんですが、モノクロのコントラストが強烈なので、どのシーンも大変印象に残りました。 (ゴメズ)[投票]
★4おにへいを探し街を彷徨う。 (コマネチ)[投票]
★5この映画がお気に入りのあなたに一番のお勧めは天使のはらわた 赤い教室ですよ。必見!って、あ。もちろん、浮雲こそ動けない衝撃作。 (ALPACA)[投票]
★5林芙美子の原作は成瀬じゃないとダメなんだろうねぇ。高峰秀子がキレイ過ぎるけど、やっぱり良いなぁ。 (ironman)[投票]
★4ゆき子(高峰秀子)と富岡(森雅之)は、ことあるごとに二人で並んで歩く。そのあゆみは決して交わらず、留まることもなく延々と続く。「僕達のロマンスは終戦と同時に消滅したんだ」・・・成り行きまかせのくされ縁。意思をなくした、二人の恋の物語。 (ぽんしゅう)[投票(5)]
★4ダメダメ男、唄うは「男根のブルース」 [review] (ボイス母)[投票]
★3(最初と最後の舞台となる場所も含め)湿度がかなり高い。だらだらべたぁーっ、ねとっじくじくずきずきざわざわどぐっだぷんっ。ちーん。そして根底に流れる虚無と諦念と微妙な諧謔。 [review] (tredair)[投票(4)]
★4男「今日泊まってもいいかい?」 女「泊まるつもりで来たんじゃないの?」 男「ああ。」 女→ [review] (muffler&silencer[消音装置])[投票(11)]
★4花のいのちはみじかくて・・・ [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★5救いようのないダメ恋愛を淡々と綴りながらも、そこから立ち昇る言いようのないエモーション。あのラストに説得力を持たせるってのは、ほとんど神技。 (くたー)[投票(4)]
★5高峰秀子の凛とした眼が成瀬映画には必要なんですね (動物園のクマ)[投票]
★4だらしない男たちに振り回される女たちを描いた作品。登場人物が心に持っている陰鬱な感じが画面からにじみ出てくる。今じゃ絶対撮れないと思う。 (ゆーこ and One thing)[投票(1)]
★5戦後を描いた日本映画としては、私はこれ以上の作品を知らない。その当時の絶望感、脱力感が21世紀になった今観てもありありと画面から伝わって来るような。『二十四の瞳』に比べて高峰秀子が生々しい「おんな」を演じていていい。森雅之は、現在彼のようなズルい男のニヒリズムを出せる人はいないでしょう。二人の絶望的恋愛映画としてみてもその呼吸は一級品。 (takud-osaka)[投票(3)]
★4だらしなくくっついたり離れたり。でも憎めないんだよね。 (_)[投票]
★5最近観直して再評価。高峰秀子はやっぱり上手い。[新文芸坐] [review] (Yasu)[投票(2)]
★5なんとも暗い話ですが、いいようのない詩情漂う名品。森・高峰は何度か共演しているが、桁違いのコラボレーションを発揮している。だれたシーンがないという神品。 (ジェリー)[投票(3)]
★5この映画で森雅之がいっぺんで好きになった。世界に誇れる日本映画。 (カンカン)[投票]