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ぽんしゅうさんのお気に入りコメント(1/405)

エゴイスト(2022/日)★4 秀作。人を愛するっていう本質的なことの意味を問う純粋培養映画です。 [review] (セント)[投票(2)]
オリーブの林をぬけて(1994/イラン)★4 映す、映される、演じる、振る舞う、の境界が2重3重に曖昧になっていくうちに、見ているこちらがふわふわと混乱していく不思議な快感。この三部作は、ラストが抒情的で好き嫌い分かれそうだけど、素直に心震わすことにしています。 (動物園のクマ)[投票(1)]
裸の島(1960/日)★4 乙羽信子の給水スリラーを成り立たせるのは、期間工のような挙動で畑に注水する殿山の生産性パラノイアである。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
オッペンハイマー(2023/米)★4 ノーランにしては、わかりやすい映画だったけど、これから観る人は、カラーシーンはオッペンハイマー視点、モノクロはストローズ視点、ということは抑えておいたほうが混乱しないと思う。 [review] (もがみがわ)[投票(1)]
第十七捕虜収容所(1953/米)★4 捕虜生活が楽しそうなんだが、男同士のダンスになんともいえない気分にさせられる。 (モノリス砥石)[投票(1)]
ソニはご機嫌ななめ(2013/韓国)★3 本作も登場人物(4人)は映画に関係する人たちだ。主人公でタイトルロールのソニ−チョン・ユミは映画を学ぶ学生。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
日本の夜と霧(1960/日)★3 当時、商業映画としてこのテーマは斬新だったろう。上位者の下位者に対する圧力と侮蔑、そこから生まれる集団的ハラスメント、方針の求心性と遠心性、構成員の日和見化と先鋭化・・・様々な組織内心理が精密に刻まれた稀有な作品。制作陣の心熱が伝わり、今なお脈打つ。 (ジェリー)[投票(1)]
落下の解剖学(2023/仏)★4 落下の解剖学というかは、 [review] (おーい粗茶)[投票(2)]
カエル少年失踪殺人事件(2011/韓国)★4 韓国映画の描く闇とエゴの禍々しさは一級品。 [review] (おーい粗茶)[投票(3)]
青春ジャック 止められるか、俺たちを2(2023/日)★4 正直映画の中で決定的な何かが起こる訳でもない。寧ろショボい話と言える。だが、あの80年代の空気の中で何かが変わる何かをやれると遮二無二なって脇目も振らず七転八倒した彼奴とあの子とあの人たちとの話で井上の極私的心情に深く同期する俺がいる。 (けにろん)[投票(1)]
12日の殺人(2022/仏=ベルギー)★3 ミステリーというより人間ドラマ。たまたま職業が刑事だっただけ。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
金の糸(2019/グルジア=仏)★3 日本人にはわからないソ連圏の圧政時代を生き抜いてきた人たちの絶え絶えの息遣いがそこに聞こえる。もう老齢に達してしまった彼らこそまだ未来はあると考える。一つの国の過去と未来を覚めた感覚で見据えた遺言とでもいえようか、そこには苦渋とかすかな喜びが見える。 (セント)[投票(1)]
ゼロの焦点(1961/日)★3 犯罪動機は、このチームの傑作『砂の器』に匹敵するほど切ない。しかし解決部で本作はもたつく。個人的には前半部が好き。能登の雪と荒れた海浜を背景にコート姿で心細く佇む久我美子の美しさに陶然となる。二時間ドラマのプロットの手本かもしれない。 (ジェリー)[投票(1)]
こころの湯(1999/中国)★4 癒しを標榜する映画は好かないが、これは癒し場を背景にしただけで、その実登場人物達は徹底してドライニ突き放されている。映画の前後に同尺の物語があってもいい、その中盤とも言うべき部分を説明無く抽出したのが、それで語れるという作者の自信だと思う。 (けにろん)[投票(1)]
長屋紳士録(1947/日)★5 子どもを棄てに行く件が傑出してる。疲れて土手に腰掛けた飯田の後姿が東山に連結する哀感や置き去りにされ猛ダッシュで追いかけてくる子のいじらしいまでの運動性。情の移った頃に親元へ還る子の幸せを願い利己に走る世相を諌める。何だか器が違う。 (けにろん)[投票(2)]
瞳をとじて(2023/スペイン)★5 過去作のことはあまり意識せず、長い間待ち望んだエリセの新作を純粋に楽しむことに集中した。素晴らしい時間だった。映画をなにより大事に思う心は、作り手のエリセも映画館に座ってみる側にいる私もおなじだと思った。 [review] (tomcot)[投票(3)]
さがす(2022/日)★4 犯罪扶助の動機には佐藤二朗と清水尋也の両者に一定の合理性はある。にもかかわらず、残る違和感は何なのか。伊東蒼と清水の遭遇は偶然ではなかったのだが、偶然の印象は去りそうもない。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
市子(2023/日)★5 「私とは何か」という永遠の謎を解くために哲学はあるとも言われるが、それを堂々と真正面から映画でやってのけた骨太の傑作であります。 [review] (セント)[投票(3)]
宇宙探索編集部(2021/中国)★5 穴の空いた胸には、ロマンのかけらがほしいのである [review] (ペンクロフ)[投票(1)]
アイアン・スカイ(2012/フィンランド=独=豪)★4 参った。不謹慎を架空の絵にして見せることで、現実世界の不謹慎さを浮かび上がらせた。差別性が強く、あざけりも破壊的だが、真摯な絶望感を裏打ちにして知的な娯楽にしているので許容できる。視覚効果技術や美術設計は本格的で、どこかの本家筋以上である。 (ジェリー)[投票(2)]