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ぽんしゅうさんのお気に入りコメント(1/342)

ロシュフォールの恋人たち(1967/仏)★4 ミュージカル映画群の位置づけとしては傍流にありながらも、同じ素材を使いながら本流ハリウッドのミュージカル映画史の順逆を壊して再構築した作品。破壊の爪あとは映画史の深部に及ぶ。その意味で戦慄すべき映画である。 [review] (ジェリー)[投票(4)]
ロシュフォールの恋人たち(1967/仏)★4 チャキリスらイベント屋が移動するオープニングシークェンスから、心地よき豊穣なる夢の世界へと誘われる。明るくて、柔らかくて、のどかで。 [review] (緑雨)[投票(5)]
ロシュフォールの恋人たち(1967/仏)★5 緩いダンスに身を委ねるチャキリスケリーの客演が醸す微妙な都落ち感に遠くイーストウッドを想起する。その被虐感とルグランのジャジーな粋とクロケの白い街ロシュフォールと冴えないDD姉妹と毒と邪気の壮大な混沌。素ん晴らしい。 (けにろん)[投票(4)]
ロシュフォールの恋人たち(1967/仏)★5 画面の隅々にまで行き渡った統制とそれによる充実は『プレイタイム』を除いたジャック・タチに比肩する。しかもそれをロケーション撮影でやってのけるのだから驚愕してしまう。空間的には「広場」と「カフェ」がいい。とりわけ広場シーンにおいて群舞を捉える引きのクレーン・カットには中毒的な魅力がある。 [review] (3819695)[投票(5)]
シェルブールの雨傘(1964/仏)★3 彼らは歌によって自らの出征を伝え、伯母の死を伝え、未婚のままの懐妊を伝えていく。登場人物の夢想の部分を主として担ってきた歌の機能の革命的拡張。その結果、そう珍しくもないプロットに満ちた映画が糞リアリズム映画に堕さずに古雅な神話のような光彩を放つ。 (ジェリー)[投票(3)]
シェルブールの雨傘(1964/仏)★4 十数年ぶり再鑑賞だが、雪のガソリンスタンドでのラストシーンだけは強く印象に残っていた。全てのシーンはこのラストのために逆算して作られていたと言ってしまってもよい。 [review] (緑雨)[投票(2)]
パンク侍、斬られて候(2018/日)★4 クドカンの脚本って舞台用は毒があるのに映像用はどうしてこうマイルドなんだろう。町田康の文体の持つリズムを映画で表現するのは確かに天才的な技が必要だとは思うけど、放っておくと毒まみれになる石井岳龍町田康の表現力を宮藤官九郎が脚本で必死に止めたって感じが否めない。スポンサーの意向でも働いてるのか? [review] (ロープブレーク)[投票(4)]
アリー/スター誕生(2018/米)★4 薄っぺらいストーリーがとんでもなく出来の良いライブシーンで説得力を持ってしまう奇跡。 [review] (月魚)[投票(2)]
アリー/スター誕生(2018/米)★4 煌めく玉を場末の泥濘の中に見つけたという映画的常套は前半の2つのコンサートシーンでガガのタレントと同期し逸脱し弾ける。虚構とリアルの幸福なシンクロだと思う。それだけに後半の難聴と酒依存ネタが語るに為すると思え惜しい。演出は骨太なのだが。 (けにろん)[投票(3)]
もののけ姫(1997/日)★3 腐海は森に、蟲はイノシシに、巨神兵はタタリ神に。ナウシカとの相似性を指摘するのは容易い。憎しみの増幅が破壊へと至る構図も同じ。 [review] (緑雨)[投票(3)]
妻(1953/日)★4 女三界に家無しの詠嘆。「私、心なんてそんな重大に考えないわ」。 [review] (寒山)[投票(1)]
男はつらいよ 奮闘篇(1971/日)★4 「駅はどこですか」「目の前にあるだろう」「そうでしたか。以前からそうですか」★関係ないが、屁話喧嘩の箇所はシリーズ屈指の笑場面と思う。 [review] (G31)[投票(3)]
カメラを止めるな!(2017/日)★4 演出家が演技をすることで本音を出せて役者に報復しえたように、事象のトレスで人格の本質が顕れ、かえって自由になれてしまう。反復であり答え合わせである記述という営みが何ゆえ美的経験をもたらすのか。 [review] (disjunctive)[投票(3)]
女神の見えざる手(2016/仏=米)★4 社会時評にしてはキャスティングが遊び過ぎるという場違いな感じから、マーク・ストロングのアイドル映画と言うべき蠱惑が生じるのだが、社会時評がサスペンスに下駄を履かせる手段だと判明してはその蠱惑が無効になる。 [review] (disjunctive)[投票(3)]
赤毛(1969/日)★5 すぐだまされる。すぐ忘れる。すぐ手のひら返しする。すぐ買収される。言葉を信じれない。大衆を指導しなければと言って一人逃げる知識人。抵抗とは言ってもいいところみんなで踊る程度としてしか現実しない。日本の大衆性を見事に映画化。 (pinkblue)[投票(2)]
シェイプ・オブ・ウォーター(2017/米)★2パンズ・ラビリンス』のような妖しく美しい暗黒幻想譚かと思いきや、嫌いなジャン・ピエール・ジュネ風の幼稚で狭苦しい箱庭映画に失望。本筋は粗雑で凡庸なメロドラマに過ぎず、むしろ主役はマイケル・シャノンと思いたい。 [review] (煽尼采)[投票(4)]
砂漠のシモン(1965/メキシコ)★4 2018年12月24日に鑑賞。クリスマスイブに相応しい。敬虔な信者にぜひご覧いただきたい。 ( ´艸`)ウププ [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
来る(2018/日)★4 「中島哲也はホームドラマ作家である」という暴論を語ってみる。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
ここは退屈迎えに来て(2018/日)★3 移動する車内というのは映画的な空間かも知れない。どこからかどこかへと辿り着くまでのモラトリアムの時間そのものの謂いであるとも言える。それはあきらかにこの青春映画の主要モチーフとして展開されている。変わり映えのしない時間は変わり映えのしない空間=土地の風俗へと通訳され(10年前も後も何も変わらない街)、その中を走り続ける車からの視点は、虚無的なようでいて、しかし駆動的でもあり。 (ハイタカ)[投票(1)]
カルメン純情す(1952/日)★3 躁鬱体質なキノシタ作品中もっとも躁に振れた作品で、ギャグも斜めアングルもまるで面白くなく、面白がっているのは明らかに監督本人だけ、発病中の北杜夫の小説など想起させる。 [review] (寒山)[投票(1)]