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[コメント] ソイレント・グリーン(1973/米)

近未来社会なのにガンアクションはまるで西部劇のそれみたいだったが、テクノロジーの進化によるのでなく、システムの変化による未来社会像の描き方は今見ても古びた感じはしない。
シーチキン

今となっては目新しいものではないが、1973年製作という事を考えれば、それなりに先駆的といえるだろう。

ただ、チャールトン・ヘストン演じる刑事の描き方は、非常に薄っぺらで安易なものになっている。およそ、身体を張って真実の究明に執念を燃やす刑事には見えなくて、ただの狂言回しにしか見えないのである。原作ではそんなことはないのかもしれないが、この映画では刑事の人物像の描き方がずさんになっており、脚本の限界が感じられた。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)t3b[*] takamari[*]

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