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水那岐さんの人気コメント: 更新順(5/82)

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★3約束のネバーランド(2020/日)現実味ゼロなのは百も承知。ならば演劇で行こう、と考えたのは正しく、『パタリロ!』と同じく演技派のオトナによるミュージカル、とまで開き直ってもよかった。ただ覚悟は必要で、例えば渡辺直美が本気なら驚異的な身体能力は表現できた筈だ。浜辺美波の底力は北川景子の壁に対抗できた意味で成功ではあったが。けにろん[投票(1)]
★3GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日)物語はヒロインと擬似生命体の同一化による無責任なアウトロー志願の夢としか見えなかった。ネット世界への完全な埋没はそんなに心地よいものだろうか? [review]けにろん, ヒエロ, ジョー・チップ, はしぼそがらすほか11 名[投票(11)]
★3茄子 スーツケースの渡り鳥(2007/日)今回はチョッチ(山寺宏一)の話で、ペペは狂言回し。それにしてもシンプルさが売り物だった前作よりずいぶん余計な贅肉のついた話になってしまった。日本のスタッフに女の子というのはお約束として、弟や坊さんはいる必要もない話だろう。チーム参加であれ、レースに集中した話にして欲しかった。死ぬまでシネマ[投票(1)]
★4ハローグッバイ(2016/日)あれほどにドロドロした内面を眼前にぶちまけられたら、誰だって顔色を変えてたじろぐ。だが、雄々しいこのヒロインたちはそれが自分の器におさまることを知っており、そこから友情を育むのだ。菊地健雄、馬鹿にできない演出家だ。 [review]irodori[投票(1)]
★2ベロニカは死ぬことにした(2005/日)角川映画らしいあざとい集客戦法。ターゲットはあからさまに主婦とOL。 [review]ダリア, おーい粗茶[投票(2)]
★2幻夢戦記レダ(1985/日)例えばキャラクターの造形などは現在でも通用するものだろう。だがこのどうしようもない退屈さは、リミテッドアニメの演出法がこの数十年で、ほとんどガラパゴス的に特異変革を遂げていることを表しているのだろう。メカニックの動き、殺陣、ロマンティックな触れ合い、すべてが進歩を極めている今、これは成長過程の標本でしかない。ペンクロフ[投票(1)]
★3魔法遣いに大切なこと(2008/日)今の日本映画は、何処まで落ちぶれてしまったのか。普通の少女の物語とすればこの上なく素晴らしい素材を、自らお涙頂戴仕立てにするこの脚本家には憎悪すら感じる。職業人の育ってゆく過程では何故いけないのか。主役の山下リオはどうしようもない大根だが、それを補って余りある育成の心温まるドラマだけに、この安直なラストを自分で書き換えてやりたい衝動に駆られる。 [review]ダリア, tkcrows, chilidog[投票(3)]
★1耳をすませば(1995/日)いい歳した親父さんが少女まんがに挑戦するのも結構だが、青臭い極みで観ていられない。おーい粗茶, ボイス母[投票(2)]
★2ULTRAMAN(2004/日)「大人が楽しめるウルトラマン」というふれこみを信じさせられた自分としては、大いに落胆させられた。これは、ちょっとだけ金のかかった普通の『ウルトラマン』のTVスペシャルと変わらない。 [review]ペンクロフ, ジョー・チップ, トシ, アルシュほか5 名[投票(5)]
★4彌次喜多道中記(1938/日)時代オペレッタというふれ込みはちょっと違う。歌を唄うのは本家弥次喜多だけで、片岡千恵蔵杉狂児が見せるのは痛快&落涙・時代人情ファンタジーだ。『鴛鴦歌合戦』と並べるのはお互いに不幸な評価と俺は言いたい。千恵蔵もさることながら、杉狂児のいなせな町人スタイルは心底惚れ惚れさせられる。ゑぎ[投票(1)]
★5ロシュフォールの恋人たち(1967/仏)ミシェル・ルグランの旋律の何と粋でおしゃれなこと。最初の橋の上の群舞だけ観ても、思わず鳥肌が立つのを実感する。惜しむらくはドヌーブらがまともに踊れないことだが、これはアイキャッチ女優として見逃すべきか。 [review]DSCH, 天河屋, 山本美容室, ハムほか6 名[投票(6)]
★4私をくいとめて(2020/日)喜劇女優界に比類なき存在感で王座を用意されつつあるのんの異才がいよいよ明らかになりつつある。世人が本音と建て前の相克に悩むところを、ヒロインは本音と本音の狭間で懊悩するのだが、その過剰なシークェンスはのんなればこそ自然な風景となる。大九の手綱さばきも彼女という女優を得て初めて、無駄なアクションではあり得なくなるのだ。 [review]ぽんしゅう, おーい粗茶, ペペロンチーノ, ゑぎ[投票(4)]
★3音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018/日)安易さを棄て、意志を賛美する阿部サダヲの叱責は、そのまま三木聡のメッセージととっていいのだろうが、この作品、逆に先祖返りしたように小ネタをばらまく作劇法が滲み出る。しかも小ネタは昔の三木作品そのままで新鮮さを著しく欠くのだ。完結を拒むストーリーの放置も含めて、三木の目指すベクトルが判然としないあたり焦燥感が残る。 [review]ダリア[投票(1)]
★2グリーンブック(2018/米)決してどん底に落ちたことのない「あなた」が、どん底にいる誰かさんを見てしまったことを後悔し、それを忘れて明日の寝覚めを心地よくするために役立つ映画だ、と言っていいんじゃないだろうか。 [review]トシ, Orpheus, もがみがわ[投票(3)]
★3カナリア(2004/日)塩田明彦監督の子供を描く腕は確かであり、特に援助交際めいたことをしている谷村美月の演技は特筆すべきものがある。しかし、子供たちの立場を正当化するために、教団や祖父の側を程度を下げて描くのはどんなものだろうか。 [review]寒山拾得, ina, ペペロンチーノ, セントほか5 名[投票(5)]
★4太陽のない街(1954/日)山本薩夫の上手さは、イデオロギーを生硬に叫ぶのではなく、あくまでエンターテイメントとして「愉しめる」ドラマを語ってゆくところにある。度重なる試練に挫けそうになりながら、仲間たちと意志を共にする日高澄子らのドラマは、2時間20分を決して飽きさせない。寒山拾得, ぽんしゅう, セント[投票(3)]
★2帝都大戦(1989/日)嶋田久作の戦闘方法の情けなさが今回目立つのはさておいて…。 [review]死ぬまでシネマ[投票(1)]
★5どぶ鼠作戦(1962/日)お馴染み喜八節とは言ってはみても、こんな陽気な日中戦争はやっぱりこの監督ならではだ。こき下ろすのでもなければ腫れ物に触るがごとく接するのでもなく、日本軍・八路軍・傭兵たちの狐狸の騙しあいを描き切る。やっぱりこの時代において岡本喜八は見事にオトナの隣国感を持っていたのだ。寒山拾得[投票(1)]
★4ごっこ(2017/日)タクシー・ドライバー』よろしくろくでなしの男が、溜めに溜めた怒りをあらわに無力な者のためヒーローになる瞬間を描く。いい話だが、作品は漫画から這い出る隙はない。これは映画の弱点でもあり美点でもあるのだが…。娑婆で最後の姿を見せる清水富美加は有終の美を飾り出色。 [review]死ぬまでシネマ[投票(1)]
★4はだしのゲン 涙の爆発(1977/日)正直なところ、下品である。テーマ音楽やズームアップの濫用は言うに及ばず、子供たちの漫画ならではの悪ガキぶりを丸のまま実写化した、徹底的に明るい演出での描き方はどうだ。だが、これこそが児童映画の正しいありようだと感じる。 [review]寒山拾得[投票(1)]