★5 | 多くの長回しが何かを見せんが為に周到に構築されている点にまず唸ったが、そんなことをもブッ飛ばす後半の怒濤の展開。キュアロンはSFという衣を脱ぎ捨て現在世界の混沌と対峙する。そして、訪れる確信的な希望にこそ涙せねばならない。今だからこそ。 (けにろん) | [投票(15)] |
★5 | この監督の作品は『天国の口、終りの楽園。』しか見てなかったので、とりあえず度肝を抜かれた。レビューは私なりの解釈を→ [review] (林田乃丞) | [投票(13)] |
★5 | 子どもが生まれなくなったということよりも、未来への希望を失い絶望に覆われた社会とはどうなってしまうのかを描き、久々にガツンときたハードSFだった。 [review] (シーチキン) | [投票(11)] |
★5 | 未来を描いた映画だが、見たことのない映像を見せてくれる映画ではない。映画を見て感じるのは、既視感・・・内戦、移民たち、収容所、ホロコースト・・・未来を描きながら、私たちの目にはどこか馴染んだ絶望の姿が映し出される。 [review] (イライザー7) | [投票(8)] |
★5 | 『トゥモロー・ワールド』はどう面白かったか? [review] (kiona) | [投票(7)] |
★4 | アンドレイ・タルコフスキーが「黙示録はすでに始まっているんです。」というようなことを発言したことがあるが、この映画を観て震撼するのは、荒唐無稽な設定にも関わらず、どう見てもこれは未来の話じゃない・・・とほぼ本能的に感じ取ってしまうところだ。 [review] (ジョー・チップ) | [投票(14)] |
★4 | 娯楽映画の形を借りた問題作。現代を模倣しているわけでもなく、最初は未来へのペシミズムかなとも思った。とにかく、誰が敵か見方か、何が正義か、何を希望に生きているのか、一切見えない展開なのだ。 [review] (セント) | [投票(12)] |
★4 | 本作の感動は、ヒッチコックばりの緻密な物語構成に成り立ってます。 [review] (甘崎庵) | [投票(7)] |
★4 | 「if…」の世界を描くことが、目的ではなく、現代社会を撃つための手段であるので、そこが評価の分かれ目かも。徹底的に「作り上げる」ドキュメンタリタッチという映像に眼福眼福。 [review] (おーい粗茶) | [投票(6)] |
★4 | アルフォンソ・キュアロン、『ハリー・ポッター』の直後がこの作品とは…! “希望”を描いている映画だが、そのまわりで描かれる“絶望”こそが強烈に思える。現代世界情勢の縮図のようだから…。(2007.03.25.) [review] (Keita) | [投票(6)] |
★4 | 60・70年代の意匠を下敷きに、全てはあの時始まったと言わんばかりに描かれる諦観は切実感に溢れ、レンズに飛び散る血糊など何するものぞの迫真の超長回しに、神と人間と観客の視点の混乱をあえて犯してまでも次を見据える映画的確信犯キュアロンの覚悟が見える。 (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★4 | 「赤ん坊」っていう存在の扱いがリアル。身近に触れる機会がない人には、すごく得体の知れない遠い存在で、畏怖の対象でもある。そして、一度育てたことのある人ならば、どんなにそれが過去の出来事でも、絶対に思い出せるはず。抱き方も、ゲップのさせ方も。 [review] (はしぼそがらす) | [投票(5)] |
★4 | 「耳で鳴ってるその音だけど、ほらピーって。それは死んでいく耳の細胞が奏でる美しい最後の調べよ。死んだらその音は二度と聞こえない。聞こえるうちに楽しみなさい」
[review] (ごう) | [投票(4)] |
★4 | その映像と演出がリアルなだけに、時代の設定や組織のポリシー、主人公を含む市民たちの感情、英国以外の状況など不明な点の多さとリアリティの無さが気になった。 [review] (プロデューサーX) | [投票(3)] |
★4 | 何度か反復される車中からの視点は、まるで鎧兜の中から見た景色のようだった。 [review] (ミドリ公園) | [投票(3)] |
★3 | 逆算式の映画。(2006/12) [review] (秦野さくら) | [投票(5)] |
★3 | 後半の最も重要な見せ場となる部分は市街戦の中のシーケンスショットだと思うが、このワンカット内の途中で血糊の飛沫がレンズについたまま(レンズが汚れたまま)、カメラを回し続ける部分がある(ワンカット内でいつのまにか汚れは消えるのだ!)。 [review] (ゑぎ) | [投票(4)] |
★3 | 出てきたばかりのコーヒーショップが爆破されたり、通勤電車の窓が強化ガラスでそこにガンガン投石されたり…という恐ろしげな身近さを感じる世界構築は佳い。が、人間が生殖能力を喪ったということとその荒んだ世界観とのリンケージがうまく腹に落ちない。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★3 | ボンヤリした物語を迫真の描写で描く、なんとも奇妙な味わいの映画。 [review] (ペンクロフ) | [投票(2)] |
★3 | 『1984』と並ぶ灰色の近未来SFの傑作、と言いたいところだが、むしろ『地下水道』を思い出した。 [review] (ぐるぐる) | [投票(1)] |
★2 | この映画が何を言いたかったんだかさっぱりわからない。
が、SF的面白さがないことはわかった。 [review] (unauna) | [投票(5)] |
★2 | 長回しはほんとにすごいなと思うけど [review] (きわ) | [投票(2)] |
★1 | 想像力とアイデアの脱落を目撃する100min。苦痛。 [review] (たかひこ) | [投票(1)] |