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[コメント] トゥモロー・ワールド(2006/米)
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★5多くの長回しが何かを見せんが為に周到に構築されている点にまず唸ったが、そんなことをもブッ飛ばす後半の怒濤の展開。キュアロンはSFという衣を脱ぎ捨て現在世界の混沌と対峙する。そして、訪れる確信的な希望にこそ涙せねばならない。今だからこそ。 (けにろん)[投票(15)]
★4アンドレイ・タルコフスキーが「黙示録はすでに始まっているんです。」というようなことを発言したことがあるが、この映画を観て震撼するのは、荒唐無稽な設定にも関わらず、どう見てもこれは未来の話じゃない・・・とほぼ本能的に感じ取ってしまうところだ。 [review] (ジョー・チップ)[投票(14)]
★5この監督の作品は『天国の口、終りの楽園。』しか見てなかったので、とりあえず度肝を抜かれた。レビューは私なりの解釈を→ [review] (林田乃丞)[投票(13)]
★4娯楽映画の形を借りた問題作。現代を模倣しているわけでもなく、最初は未来へのペシミズムかなとも思った。とにかく、誰が敵か見方か、何が正義か、何を希望に生きているのか、一切見えない展開なのだ。 [review] (セント)[投票(12)]
★5子どもが生まれなくなったということよりも、未来への希望を失い絶望に覆われた社会とはどうなってしまうのかを描き、久々にガツンときたハードSFだった。 [review] (シーチキン)[投票(11)]
★5未来を描いた映画だが、見たことのない映像を見せてくれる映画ではない。映画を見て感じるのは、既視感・・・内戦、移民たち、収容所、ホロコースト・・・未来を描きながら、私たちの目にはどこか馴染んだ絶望の姿が映し出される。 [review] (イライザー7)[投票(8)]
★5トゥモロー・ワールド』はどう面白かったか? [review] (kiona)[投票(7)]
★4本作の感動は、ヒッチコックばりの緻密な物語構成に成り立ってます。 [review] (甘崎庵)[投票(7)]
★5初っ端で、不穏な空気が流れる中、爆発が起き、「CHILDREN OF MAN」のタイトルが流れた瞬間期待倍増(トゥモローワールドじゃないのかと思いながらも)、そして期待は裏切られなかった。 [review] (あき♪)[投票(7)]
★4「if…」の世界を描くことが、目的ではなく、現代社会を撃つための手段であるので、そこが評価の分かれ目かも。徹底的に「作り上げる」ドキュメンタリタッチという映像に眼福眼福。 [review] (おーい粗茶)[投票(6)]
★4アルフォンソ・キュアロン、『ハリー・ポッター』の直後がこの作品とは…! “希望”を描いている映画だが、そのまわりで描かれる“絶望”こそが強烈に思える。現代世界情勢の縮図のようだから…。(2007.03.25.) [review] (Keita)[投票(6)]
★460・70年代の意匠を下敷きに、全てはあの時始まったと言わんばかりに描かれる諦観は切実感に溢れ、レンズに飛び散る血糊など何するものぞの迫真の超長回しに、神と人間と観客の視点の混乱をあえて犯してまでも次を見据える映画的確信犯キュアロンの覚悟が見える。 (ぽんしゅう)[投票(6)]
★4「赤ん坊」っていう存在の扱いがリアル。身近に触れる機会がない人には、すごく得体の知れない遠い存在で、畏怖の対象でもある。そして、一度育てたことのある人ならば、どんなにそれが過去の出来事でも、絶対に思い出せるはず。抱き方も、ゲップのさせ方も。 [review] (はしぼそがらす)[投票(5)]
★2この映画が何を言いたかったんだかさっぱりわからない。 が、SF的面白さがないことはわかった。 [review] (unauna)[投票(5)]
★3逆算式の映画。(2006/12) [review] (秦野さくら)[投票(5)]
★5世界の終わりと始まり。霧と曇り空ばかりの気候が、重苦しい雰囲気に合っていた。 [review] (空イグアナ)[投票(5)]
★3後半の最も重要な見せ場となる部分は市街戦の中のシーケンスショットだと思うが、このワンカット内の途中で血糊の飛沫がレンズについたまま(レンズが汚れたまま)、カメラを回し続ける部分がある(ワンカット内でいつのまにか汚れは消えるのだ!)。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
★5「神罰」で片付けられないリアリティ。絶望することが得意になった私たちは、この映画に撃たれなければならない。 [review] (DSCH)[投票(4)]
★4「耳で鳴ってるその音だけど、ほらピーって。それは死んでいく耳の細胞が奏でる美しい最後の調べよ。死んだらその音は二度と聞こえない。聞こえるうちに楽しみなさい」 [review] (ごう)[投票(4)]
★5これは陣痛の映画である。 [review] (たわば)[投票(3)]
★5今の時代の混迷をしたたかなメッセージで描いたSF映画として評価したい。スピルバーグが『宇宙戦争』で本当にやりたかった事はこれじゃないのか?。多くで賞賛されるカメラワークや長廻し映像も確かに凄いがそれ以前に内容が頗る今日的で素晴らしい。絶望と希望が綯い交ぜにされたラストは詩情すら感じさせる。 (SODOM)[投票(3)]
★5SFというより、「戦争とは何か」を表現するために、象徴化、記号化されたお話。 [review] (Carol Anne)[投票(3)]
★4その映像と演出がリアルなだけに、時代の設定や組織のポリシー、主人公を含む市民たちの感情、英国以外の状況など不明な点の多さとリアリティの無さが気になった。 [review] (プロデューサーX)[投票(3)]
★4何度か反復される車中からの視点は、まるで鎧兜の中から見た景色のようだった。 [review] (ミドリ公園)[投票(3)]
★4完成度が高い見事なSF。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(3)]
★4宇宙人が侵略するでもなく、天変地異が起こるわけでもなく、ましてや死者が蘇って人肉を食らうわけでもない。人類誕生以来当たり前の様に備わっていた人間の生殖能力が失われてしまった世界。この、当然あるべきと思っていたものだからこそ消失してしまったショックは計り知れないだろう。ある意味最も終末を予感させる。 [review] (クワドラAS)[投票(3)]
★4予告編では、よくありがちな軽めの近未来SFと思わせたが、とんでもない!緊張感が途切れない凄い映画。私の好みからすると少々重いので5点はつけないが。 [review] (ノビ)[投票(3)]
★5原題はネタバレすぎるからこの邦題? [review] (ホッチkiss)[投票(2)]
★3出てきたばかりのコーヒーショップが爆破されたり、通勤電車の窓が強化ガラスでそこにガンガン投石されたり…という恐ろしげな身近さを感じる世界構築は佳い。が、人間が生殖能力を喪ったということとその荒んだ世界観とのリンケージがうまく腹に落ちない。 [review] (緑雨)[投票(2)]
★2長回しはほんとにすごいなと思うけど [review] (きわ)[投票(2)]
★5子供たちは人類の永遠の希望の光である。 [review] (tkcrows)[投票(2)]
★5聖母マリアとイブの誕生。だが、アダム不在の世界。 [review] (sawa:38)[投票(2)]
★4子供が生まれない理由とか、なんで世界が荒廃しているのかとか、そういう詳細 説明は一切なし。でもそんなのどうだっていい。 [review] (K-Flex)[投票(2)]
★4あの場面は何度でも観直したい。 [review] (寿雀)[投票(2)]
★4彼女に何が起こったのかは遂に説明されず。 [review] (mal)[投票(2)]
★3ボンヤリした物語を迫真の描写で描く、なんとも奇妙な味わいの映画。 [review] (ペンクロフ)[投票(2)]
★5爆風とともに僕の耳を貫き、一瞬にして暴徒化した映画の世界に強引に足を踏み入れさせる。映画と思えない映像リアリティ、凄すぎる。映画に出てくる人々すべてに体温を感じ、血は生暖かさすら感じる。こんな近未来映画は初めてだ。 (ギスジ)[投票(2)]
★5手の矛盾。 98/100 [review] (たろ)[投票(2)]
★5こういう映画が来た時に売り方が判らない日本。関係無さすぎるポスターに笑。まぁ、おかげで前情報が少なかった分、存分に味わいました。劇場での鑑賞を激しく推奨! [review] ()[投票(2)]
★4境界線を守る警備のものものしさ。土地と人間を区切り、隔てる発想が強制収容所に行き着く、退化した未来風景がリアルに思えてくる。 [review] (jean)[投票(2)]
★4絶望に値する世界が非常によく描かれていました。その中の希望の光。戦場をゆくセオとキーのシーンでは涙が出ました。 [review] (カフカのすあま)[投票(2)]
★2映画自体の出来以前にジュリアン・ムーアのファンだから見た僕にとっては詐欺です。 ()[投票(2)]
★4ここで描かれるのは遠くない未来を舞台にした現在人の心根の在り方。血で血を洗う日常をも制止する生きようとする声、その力。かつては自らも発したであろうその声に泣く。長回しが有効。色調や主人公が友の死を見つめざるを得ないロングショットもよい。 (ナム太郎)[投票(1)]
★31984』と並ぶ灰色の近未来SFの傑作、と言いたいところだが、むしろ『地下水道』を思い出した。 [review] (ぐるぐる)[投票(1)]
★4「良く出ている」んだけど今ひとつ思索が足りないなぁ。 (るぱぱ)[投票(1)]
★4King Crimson嫌いじゃないけど、どう考えてもあの選曲は失敗。曲自体の存在感が強すぎて、あのシーンだけ浮きまくってる。 (Lostie)[投票(1)]
★1想像力とアイデアの脱落を目撃する100min。苦痛。 [review] (たかひこ)[投票(1)]
★4描写がドキュメンタリー。画面はひたすら暗くまぎれもないイギリス映画の秀作である。 [review] (ぱーこ)[投票(1)]
★3良く撮ったなーと感動する場面がいくつもある。ストーリーよりそちらに感心。 (Zfan)[投票(1)]
★4カレル・チャペックの戯曲『R・U・R』を思い起こさせもする「人類に子供が生まれなくなった。原因は不明」という設定が陳腐さを感じさせないのは、ひとえに演出の細やかさゆえだろう。これは才能というよりも努力の問題だ。偉い。 [review] (3819695)[投票(1)]