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(1931/)

Fritz Lang's M
M

[Crime/Film-Noir/Thriller]
製作シーモア・ネベンザル
監督フリッツ・ラング
脚本フリッツ・ラング / テア・フォン・ハルボウ
撮影フリッツ・アルノ・ヴァクナー
美術エミール・ハスラー / カール・フォルブレヒト / エドガー・G・ウルマー
出演ピーター・ローレ / オットー・ヴェルニッケ / グスタフ・グリュンドゲンス
あらすじ幼女連続殺人事件が起きるドイツの町。犯人は一体、誰なのか?捕まえられぬまま、犠牲者の数だけが増えてゆく。ある日、学校帰りの少女が男に声を掛けられた。男の口笛が奏でる『ペール・ギュント』のメロディ。男は少女に、目が見えない風船売りのお爺さんから風船を買って与えてやる。喜ぶ少女。男と手を繋いで一緒に何処かへ歩いて行く。一方、家では少女の母親が帰りが遅い少女の身を案じていた。警察は、懸賞金までかけても何の情報も得られない犯人像に業を煮やして、暗黒街の一斉手入れを敢行。暗黒街のギャング達も「通りに街娼よりサツの数が多いので仕事がやりにくい」と困り果てる。ソコでギャングの会議を開き、妙案をひねり出すのだった。 [more] (ボイス母)[投票(1)][全 2 件]
Comments
全47 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★5このサスペンスに胸がドキドキの連続で完全にノックアウトされた! [review] (ボイス母)[投票(5)]
★5』というタイトルも暗示的だけど、草案時のタイトル「我らの中の殺人者」が採用されなかったのは、つくづく残念。 [review] (くたー)[投票(4)]
★5人から人へ、そして集団へと感染しゆくヒステリー。ナチ台頭直前の不穏な空気が画面に満々ている。ラングにとって初のトーキーだが、彼は既にその特性を知り尽くしていたかのようだ。 [review] (町田)[投票(4)]
★5「エルシー!」→お皿→毬→風船。全編こういう演出がそれはもうスゴいんです。 (黒魔羅)[投票(3)]
★5何が恐ろしいって、集団になった時のブレーキがきかず暴走する人間達の姿。 (タモリ)[投票(2)]
★4飛んだ風船が割れる→殺し。最高に怖い連想モンタージュ。警察と犯罪組織の両側から犯人探しが始まり、殺人鬼がいつのまにか逃亡者に変わってくる内容も革新的。 (AONI)[投票(4)]
★4映画が勧善懲悪劇であることのクリシェから軽々と逸脱している。正義と悪の対立を異常な集団と異常な個人の闘争に変質させた構想力が素晴らしい。ワイマール・ドイツの潜在的脆弱性に対する嗅覚は今なお貴重だ。ヒトラー内閣成立後の制作だったらこの映画は公開されただろうか。 (ジェリー)[投票(3)]
★4サイレント映画の編集スタイルが影響がまだ濃厚なのか、説明的なカットや時間の経過をわざととばしてサスペンスを積み上げてゆく手法が、おどろくほど新鮮。音の使い方も素晴らしい。説明的な映画多くなってしまった今のほうが、編集という技法は退化したに違いない、って思ってしまった。 (エピキュリアン)[投票(3)]
★4アレコレ書いても自信のネタバレなし→ [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
★4なんとも技巧的に凝りに凝った映画だ。やっぱり、ラングはヒッチコックに優るとも劣らない。ヒッチの後年のカメラワークは全てもうこの映画でやられてしまっている。(ちょっと言い過ぎ) (ゑぎ)[投票(3)]
★4警察の権威とメンツとずる賢さ。生き残りの手段を選ばないアウトロー衆のエゴ。法と病という正論の楯に守られた建前主義。疑心暗鬼うず巻くなか“正義”の意味が揺れ動き、どこへたどり着くやら分からない結末に、市民(観客)が翻弄され続ける怒涛の権威批判映画。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
★4加害者・被害者・第三者(大衆)・罪・罰・法についての実に今日的な言説を含んでおり驚かされるが、映画としてはラング自身のアメリカ時代の傑作より二段は落ちる。技巧(の突出)がキャラクタのエモーションと直結していない。そこが面白いところでもあるが。賛否ある裁判シーンはむしろ最高。なんと薄気味悪い巨大地下空間! (3819695)[投票(1)]
★4 俺は「知らない人に声を掛けられてもついていっちゃダメですよ」っていうどこの家庭でも昔から母親が言ってたあのセリフはこの映画が最初影響与えたんだと思う。 (TO−Y)[投票(1)]
★4集団悪に自覚を持たない人々は犯罪者に等しいように思える。しかし、フリッツ・ラングがそこまで意識して演出していたかどうかは・・・ちょっと微妙。 (太陽と戦慄)[投票(1)]
★3見苦しい。 [review] (HW)[投票(3)]
★3作り物という雰囲気じゃない。恐ろしいほど濃密な暗さが映像から染み出している。 (ダイキリ・キューブ)[投票(2)]
★3構図を描きたいならラストはもっと盛り込めたはず。 [review] (t3b)[投票]
★3白黒だからこそ際立つものがある。白い文字、ぎょろりとむいた白目。じわりじわりと恐怖が静かにやってくる。2003.6.8 (鵜 白 舞)[投票]
★3あの口笛、不気味。 (buzz)[投票]
★3 犯人の顔が! 顔が! 顔が! 特に目をギョロリとやるところなんかたまらん怖い。 (桂木京介)[投票]
★3残響するその不定の形骸。 [review] (あき♪)[投票]
★2実はビデオでしか観ていないので、不完全版のような気がして仕方がありません。残念。 (uyo)[投票]
Ratings
5点25人*************************
4点44人********************************************
3点38人**************************************
2点3人***
1点0人
110人平均 ★3.8(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
題目への異常な愛情又は私は如何にして心配するのを止めないでこれらの作品を観ようとしないのか (アルシュ)[投票(30)]映画で聴くクラシック (モモ★ラッチ)[投票(27)]
第二次大戦と映画 ヨーロッパ編 (町田)[投票(25)]実際に起きた事件や犯罪、犯人をモチーフとした映画 (脚がグンバツの男)[投票(19)]
我が偏愛的ミステリ・サスペンス・スリラー映画 (モモ★ラッチ)[投票(19)]四方田犬彦が選ぶ、「世界映画史の113本」 (バーボンボンバー)[投票(18)]
海外実録犯罪映画 (町田)[投票(12)]キネマ旬報増刊 映画史上ベスト200シリーズ掲載作品一覧 (寒山拾得)[投票(10)]
傍聴席から見た人生 (モモ★ラッチ)[投票(8)]ドイツ映画史と映画で観るドイツ史 (町田)[投票(5)]
私撰・独逸映画十傑 (Yasu)[投票(5)]天才作曲家ランディ・ニューマンの仕事 (町田)[投票(4)]
1文字タイトル集 (24)[投票(2)]松ヶ根のディパーテッド (SODOM)[投票(1)]
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