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週一本さんのお気に入りコメント(18/31)

リメンバー・ミー(2017/米)★5 ぼくを、わたしを、おぼえていてほしい。誰かが誰かであるために、必要な記憶。それは弱さでも強さでもあり。煩わしさであり喜びでもあり。つまり呪いであり、祝福であり。家族と人の陰と陽、その二面性が、「陽気でカラフルな死者の国」と「音楽」という絶好の二面的装置で語られる。死者と生者の間には、無数の「赦しのひとひら」が降り積もっている。そのマリーゴールド・オレンジ、記憶の温かさと切なさ。傑作。 [review] (DSCH)[投票(4)]
エド・ウッド(1994/米)★4 人生の長い道のりを行くには誰しも車が必要なのに、生粋の雨男エド・ウッドの車は、どうにもならない程性能の悪いオープンカーだった。 [review] (kiona)[投票(11)]
エド・ウッド(1994/米)★4 なに一つとしてパーフェクトな所が無い人の言う「パーフェクト!」は泣けるんだな。 (茶プリン)[投票(10)]
エド・ウッド(1994/米)★4 疎まれる者への偏愛しか撮らない男ティム。 (cinecine団)[投票(5)]
エド・ウッド(1994/米)★5 罵声、憐憫や侮辱の視線を浴び続けてもなお、デップの貼り付けたような笑顔は動かない。真の厚顔なのか、実存の哀しみを押し殺しているのかグレーなところが笑わせ、また泣かせるところでもある。いや、むしろ全然笑えないか。実際にこうはなりたくないが、それも悲しい気がして、最終的には「うらやましい」という気持ちにヤラれて涙腺が決壊する。圧倒的な「全員集合」。 [review] (DSCH)[投票(5)]
ファントム・スレッド(2017/米)★4 単純に本作の舞台であるオートクチュールの世界の華やかさ、その絢爛たるスペクタキュラーだけでも見応えがある。特に、最初の顧客の描写、公爵夫人ヘンリエッタの場面で既に圧倒される。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
ゲッタウェイ(1972/米)★5 逆境下で強まる夫婦の絆がロードムービーの芯を成す。ゴミに埋もれて額に傷を負ったマッグローの愛おしさが2人の道行をドキュメンタルに基底。モンタージュもこなれて粋の極みだ。素晴らしく魅力的なシークェンスのみに彩られたペキンパーの最高作。 (けにろん)[投票(3)]
ゲッタウェイ(1972/米)★5 マッグローをマックイーンがマジで愛おしいと感じているのが画面から伝わってきますな、ご馳走様ですな。 (takud-osaka)[投票(4)]
スケアクロウ(1973/米)★5 暴力や笑われることでしか世間と意思疎通できない男たち。誰も信じられない粗暴者を「悪」と言い切れるだろうか。笑われることで平穏を確保する道化者が「善」なのだろうか。二人は友情など通り越して、互いに依存し合う関係になっている。心の傷は深く痛々しい。 (ぽんしゅう)[投票(12)]
フェリーニのアマルコルド(1974/仏=伊)★4 これって娼婦役でサンドラ・ミーロたんが出る予定だったんだよねぇ。だったら5点だったのに。フェリーニの最高傑作とは思わないが、ニーノ・ロータの音楽はここに頂点を極める! (若尾好き)[投票(2)]
フェリーニのアマルコルド(1974/仏=伊)★3 過去を語るとき、起こった事実などに意味はなく、今その出来事がどのように見えているかの方がはるかに重要である。その思いによって綴られた幻想こそ、人の幸福の度合いが垣間見える心の窓であり、その部分においてフェリーニはいたって幸せそうに見える。 (ぽんしゅう)[投票(6)]
マッドマックス2(1981/豪)★4 今日終わるか、明日散るか。そんな絶望的状況でも、マックスはやるべきことをやるだけ。オルゴールは鳴るべき音を鳴らすだけ。死に近過ぎる世界で微かに響く、"Happy Birthday to You"。これがロマンティックでなくてなんだバカヤロー。 (Lostie)[投票(3)]
マッドマックス2(1981/豪)★5 ミディアムからロングに至るショットの往還が破綻ないリズムで統一され、その中で中世と近世と近代と近未来が歪つに混合された挙句に現出したパラドックスな世界観。しかも、ロマンティシズムと侠気と執拗なまでのチェイス。真似できそうでできない混沌。 (けにろん)[投票(2)]
マッドマックス2(1981/豪)★5 前作のバイオレンス・アクション・タッチから、世紀末を背景にしたヒロイック・ファンタジーへ華麗な変身を遂げたシリーズ第2作。終末感漂うハイウェイに佇む、マックスの勇姿が印象的。 [review] (kawa)[投票(2)]
マッドマックス2(1981/豪)★5 メル(だったと思う)曰く「泥の中のスター・ウォーズ」。正にその通りの映画だと思います。とにかくストーリーなんてあってなきが如しですが、そのパワフルな画面に釘づけです。訳の分からない悪役の迫力も効果的ですね。 (takamari)[投票(2)]
ファントム・スレッド(2017/米)★4 PTAのイカレっぷりが高度すぎる。こんなスリリングな食卓シーンは初めて観た。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
セーラー服と機関銃(1981/日)★4 何これ、どこが面白くて「カ・イ・カ・ン!」なのか、俺たち小僧には判らなかった、ただ、薬師丸ひろ子の赤い口紅とハイヒールが眩しかった、81年の冬。  [review] (いくけん)[投票(6)]
ファントム・スレッド(2017/米)★4 真面目なビックジョーク。86/100 [review] (たろ)[投票(2)]
トゥルー・ロマンス(1993/米)★4 この映画で確信しました!!トニー・スッコトはラブ・シーンの 映像で上手に影を使います。これは監督分からないでみてましたが、当てられて嬉しかったのを覚えています。 (ミルテ)[投票(1)]
トゥルー・ロマンス(1993/米)★5 そもそも「脚本家の映画」なんて存在する訳がない、と私は日頃思っていますので、ここは何も考えず、トニー・スコットを誉めましょう。ホッパーとウォーケンの対峙シーンだけでもこの映画を見る価値があると思う。いくつかの突出したシーンを持っているだけでなく、素晴らしいテンションの持続だと思う。 (ゑぎ)[投票(7)]