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週一本さんのお気に入りコメント(12/31)

グリーンブック(2018/米)★5 差別問題をテーマにしてる作品って賛否が分かれがちだけど、個人的には何となく見て良かったという感覚が心に残ってくれることが大切だと思っています。 [review] (deenity)[投票(7)]
ボーダーライン(2015/米)★4 メキシコ麻薬戦争を題材にしたアクチュアルなアクションスリラー、風に見せかけてどんどん陰鬱な、地獄巡り的な話になっていく。FBIとCIAそれぞれの構成員の組織的倫理あるいは非倫理はリアリズムで描かれるが、しかしそれに反して状況はどんどん悪夢的に、むしろある種の幻想性を帯びて混沌としていくのが面白かった。 (MSRkb)[投票(3)]
ボーダーライン(2015/米)★4 エミリーからデル・トロへの主格転倒が唐突すぎるのでバラけて座りの悪さを感じるのだが、プロット毎の緊迫は濃密で半端ない。メキシコ奥部の麻薬帝国はカーツ王国めいて、その地獄巡りは『黙示録』のようだ。ブローリンの立ち位置も微妙に良い。 (けにろん)[投票(6)]
ボーダーライン(2015/米)★4 正義なき泥沼の戦争を闘う地獄巡り…かと思いきや、急激かつ見事なギアチェンジに驚かされる。人が生き、人が死ぬことの前に法など無力な能書きにすぎぬ、という世界観やよし。空撮の使い方が絶妙。 (ペンクロフ)[投票(3)]
マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016/米)★4 殻に閉じこもるだけではやはり前には進めない。否が応でも他人となんらかのかかわりをもつことで見えてくるものがあるのだ。窓から眺める景色は辛い思い出だが、その先の海は広がりを見せ、サメがいようとも、人生の舵を取っていれば進んでいけるのだ。エンジンは新しいのだ。 [review] (jollyjoker)[投票(5)]
ファンタスティック Mr.FOX(2009/米=英)★5 ラスト近くで、狼が遠くに現れる。何故あそこで(騒動の真っ最中で)狼なのだろう? [review] (KEI)[投票(2)]
フォレスト・ガンプ 一期一会(1994/米)★4 日本でこれをやるともっと生活感のあるしみったれたものになりそうだが、このようにふんわりした御伽噺っぽい作りにできるのはとてもアメリカ的だし、ゼメキスとハンクスの才能あってのものだと思う。 [review] (緑雨)[投票(3)]
ゴッドファーザー(1972/米)★4 ブランドの映画でありパチーノの映画であるのはもちろん確かだが、もしここにジェームズ・カーンロバート・デュヴァルがいなかったら…と想像するに、それだけで映画の魅力は半減するのは間違いない。 [review] (緑雨)[投票(4)]
ヴェラクルス(1954/米)★5 導入と終幕に魅惑的ガンプレーを置いてるが中身の餡子もぎっしりで一瞬の遅滞もない展開。欲得まみれの4つ巴の化かし合いは最終的に義と我の対峙に収斂すると見せかけ結局野郎同志の信義則に終息する男泣きの苦さ。ランカスターの白い歯が網膜に焼付く。 (けにろん)[投票(3)]
マルサの女(1987/日)★4 憑き物が落ちたような安堵感、もしくは呆けたような虚脱感を漂わせる山崎努の背中に「呪い」としての「欲」の本質を見る。祓えぬままに膨らむ呪いと深化する手口のデフレスパイラル。憑かれていても苦しいが、「呪い」なしにも生きられない業を茶化しながらも突き放さない主題曲やブラックユーモアの温度感がいい。演出が多少安いのは気にならない。何よりこのにぎやかないかがわしさだ。 [review] (DSCH)[投票(7)]
天国と地獄(1963/日)★4 次に江ノ電に乗る時は、全く違った心持ちで揺られるんだ。 [review] (づん)[投票(3)]
天国と地獄(1963/日)★5 サスペンス映画として満点以上の面白さ。前半の静、後半の動の構成を持つ実験性 はいかにも黒澤らしい。脂の乗り切った時期の天才の仕事とはこれ。黒自動車に乱反射するネオンにさえ気迫が! [review] (いくけん)[投票(23)]
キング・オブ・コメディ(1983/米)★4 トーク番組に脳内妄想で出演を果たす…とか。スターと気の置けない友人になる…とか。「もうやめて!僕の秘密をばらさないで!」と一人悶絶しながら観てましたよ。 [review] (田邉 晴彦)[投票(1)]
キング・オブ・コメディ(1983/米)★4 絶頂期のスコセッシが放つ最高に笑える笑えない映画。 [review] (ナム太郎)[投票(2)]
キング・オブ・コメディ(1983/米)★4 ロバート・デ・ニーロの狂気の度合いは冒頭から既に『タクシードライバー』ラストにおけるそれと等しい。またその狂気自体は劇の進行に従って増大するものではなく、ほぼ一定の値を最後まで保っている。行動のエスカレーションは周囲が加えてくる刺激の変化に正しく対応した反応にすぎない。 [review] (3819695)[投票(3)]
キング・オブ・コメディ(1983/米)★4 ちっとも笑えない。とっても哀しい。 (movableinferno)[投票(5)]
スパルタカス(1960/米)★4 何といってもアレックス・ノースのスコアが印象的。映画史上に残る名旋律です。 (黒魔羅)[投票(4)]
父、帰る(2003/露)★5 湖の側にある櫓から飛び込む子供たちのシーンから始まる。弟のイワンは怖気づいて飛び込めない。このシーンが後半で反復される時、驚愕の展開が待っている。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
裁かれるは善人のみ(2014/露)★4 あゝこれも凄い映画。この厳しさは極めて私の好みです。しかし、本作はクジラの映画ですね。ちょっと、あのクジラのカットが余りにも際立ち過ぎていて、全編に溢れる息詰まる緊張感が薄まって感じられてしまう弊があるぐらいだと思います。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
下妻物語(2004/日)★5 心の歪みの体現でしかないロココ娘とヤンキー姉ちゃんの心中に、不器用な意地とひた向きさが見え隠れする。人なつこい笑顔をイチゴ(土屋アンナ)が見せるたび涙かあふれそうになった。中島哲也はきっとイチゴ同様、人が好きで好きでたまらないのだ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(27)]