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DSCHさんのお気に入りコメント(120/145)

ワイルドバンチ(1969/米)★3 血が噴出す瞬間が見たい。素朴な窃視趣味にシンプルに応えた快作。暴力描写の映画史に必ず名前の挙がる映画としてこれからも記憶され続けよう。しかし本作ほど枝葉末節部分がへたな映画も珍しい。オヤジギャグのようないたたまれなさが幹の部分の凄惨さを微妙に中和する。 (ジェリー)[投票(2)]
機動警察パトレイバー2 the Movie(1993/日)★4 モラトリアムとしての「その後」。 [review] ()[投票(3)]
夕陽のガンマン(1965/伊=スペイン)★2 個々の要素は面白味があるにも関わらず、全体的には妙に退屈。似たような邦題で間違われそうな『夕陽のギャングたち』の方が遥かに好きだ。知略や情感を演出しようとした箇所が水準に達せず、乾いた即物性にとどまっているせいか。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
夕陽のガンマン(1965/伊=スペイン)★3 状況がストーリーの運動を生む正調ハリウッド西部劇と異なり、本作では自己陶酔的な登場人物自らがストーリー源となってクライマックスに向けて自分を追い込んでゆく。相手の要る性交以上に完璧な、白昼の自慰夢想のようなウエスタン。でも好きなのだ。作りが過剰に丁寧。 (ジェリー)[投票(2)]
エクソシスト(1973/米)★3 これはリーガンの記録ではなく、カラス神父の記録 [review] (はしぼそがらす)[投票(11)]
エクソシスト(1973/米)★4 メリン神父が魔像と対峙するイラクの灼熱感。カラス神父が心身ともに彷徨うワシントンD.Cの寂寥感。母親が途方にくれる閑静な館の日常感。娘が幽閉される階下から見上げた部屋の閉塞感。この作品の怖さは感情の揺さぶりと混濁に魔物が入り込むところにある。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
ブルーベルベット(1986/米)★4 リンチ独特の、温かみがあるようでいながらも、どこか不気味で危険な香りもする、レトロなアメリカン・テイスト。ヒッチコック映画の、サスペンス様式の中に潜む不条理性や、フェティシズム的な要素に対する、歪んだ形でのオマージュとも言えるような映画。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
ブルーベルベット(1986/米)★4 コインの表と裏のように永遠に交わることなく、しかしそこにコインがある限りどちらも存在し続けるもの。それは陽光に息吹く草むらの中、潜み蠢く昆虫の群れ。そして日常の裏側にへばり付く非日常的なもの。見えないものが見えてくる変態サスペンスの傑作。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
ソナチネ(1993/日)★4 死体の処理。警察の不在。降る雨上がる雨。突然の暗殺者。 [review] (ジェリー)[投票(7)]
トカレフ(1994/日)★5 阪本順治の頭にあったのは、漠然とした物語と確固たる画。そしてその確固たる画の集約こそが映画であるという確信。その確信の中、拳銃は置かれるべくして置かれ、引き金は引かれるべくして引かれたのだ。 (ナム太郎)[投票(3)]
フィフス・エレメント(1997/米=仏)★3 間違いなく駄作なんだけど、これ誉める人は寛容でワカッテル人、みたいな感じになっちゃってるところがウマイ。ていうかズルイ。 [review] (緑雨)[投票(3)]
ダージリン急行(2007/米)★3 オーエン・ウィルソンがいい。脚本や演出、撮影といったプロダクションの質も高い。だがこの映画がその出発点から到達点に至るまで、コメディであることを(無意識的にか)志向しているが故に、それが枷として見えてしまう。突き放した写実的なおかしみに達していないといおうか。 [review] (shiono)[投票(1)]
ダージリン急行(2007/米)★3 狭い乗り物の中に押し込められた三人兄弟。画的にも三人がワンショット内に押し込められた構図が基本。離れた場所にいる兄弟の方へカメラがパンする際も、距離感が生じるのを避けるかのように素早くパンする。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
ダージリン急行(2007/米)★5 趣は違うが、これほど素晴らしいスローモーションの走りを見たのは『炎のランナー』以来かもしれない。 [review] (ナム太郎)[投票(3)]
バレット・バレエ(1999/日)★4 なるほど。鉄男における「金属」が個人の内面に掘り当てた暴力だとすれば、ここでの拳銃は彼の内面にはない。拳銃が他人から手に入れる過程は、彼を取り巻く社会の中の関係性を端的に象徴する。 (小山龍介)[投票(1)]
ヒーローショー(2010/日)★5 この映画の夜は暗闇ばかり。その闇が若者のどん詰まり感と行き場のなささを象徴している。このヒリヒリするような焦燥感が実に胸くそ悪いのだがそれがリアル。 [review] (すやすや)[投票(3)]
鉄男 TETSUO(1989/日)★4 意外とストーリーある。ヒロインのお姉さんは、ええ女だった。 [review] (夢ギドラ)[投票(1)]
鉄男 THE BULLET MAN(2009/日)★2 もうどーでもいいや [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
鉄男 THE BULLET MAN(2009/日)★3 CGの時代の張りボテな手作り感とグチャグチャ編集で何とかしようというレトロな根性は買うが、「アンドロイド」とか意味を付与してしまえば底が割れるのだ。外人野郎でメタル感を補強しても美味しいところは塚本がさらうという意味不明が良い。 (けにろん)[投票(5)]
ジャーマン+雨(2006/日)★4 横浜聡子は真性だ。『マッチ工場の少女』+『アメリ』なんて言うのは、たぶん俺だけ。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]