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jollyjokerさんのお気に入りコメント(45/65)

ブルックリン(2015/アイルランド=英=カナダ)★4 田舎娘が都会に染まり、持ち前の聡明さを保ちながら次第に自信を身につけて綺麗になっていく。が、何時まで経ってもどこか垢抜けなさをも残す。そんな絶妙に魅力的な女性像を、印象深い薄いブルーの瞳のシアーシャ・ローナンが好演。言ってみりゃ「お嫁さんにしたい」タイプか。 [review] (緑雨)[投票(6)]
アメリカン・ジゴロ(1980/米)★2 顧客の名は絶対に明かさない。プロの鉄則。来店した有名人の名前を週刊誌にたれ込む風俗嬢はR・ギアを見習ってほしいものです。 (AONI)[投票(1)]
FAKE(2016/日)★4 薄暗い室内に大きな音で鳴り響く玄関チャイムや、窓外を走り抜ける電車の癇に障る轟音。もしも、この耳障りな生活音が、聾唖者の暮らしぶりを演出するためのFAKEだったとしたら森達也ほど巧妙な嘘つきはいない。私のなかの、疑うことと、信じることの曖昧さ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
ブルーバレンタイン(2010/米)★5 心境の変化を現在進行形で描きつつ、過去の出来事を巧みに挿入させ思いの混乱具合を表そうとするその映像表現。でありながら、受け入れるしかない、奇をてらわぬドラマの終焉。主役2人に役者としての覚悟が感じられるのも好ましい。あのヘタウマ演奏とダンス! (ナム太郎)[投票(2)]
フォーエバー・フレンズ(1988/米)★3 まるっきりソープ・オペラ、それ以上でもそれ以下でもない。ともかく、ベットには歌だけ歌ってほしいもんだ。 (muffler&silencer[消音装置])[投票(2)]
クレイジー・ハート(2009/米)★4 オッサン向けハーレクインである。展開される現象に概して意味がないのである。趣味の合う異性が都合よく降ってきて、酒臭いメタボのオッサンに口説かれると紅潮する。断酒は一瞬で成功し、曲は作った傍から金になる。これを物語として編成する意味はあるのか。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
64-ロクヨン-後編(2016/日)★2 ★2.5脚本が作り込んでいる割には説得力がない。感情のあり方がどうもよくわからない。言葉で説明しないのはいいが、表情のアップ見せればいいてもんじゃないだろ。つまりは見せ方が悪い。それで役者が生きてこない。ドラマの役でなく、役者の存在感に頼っている、と見える。見せ場はいくらでも作れたと思うが。 (ぱーこ)[投票(1)]
エンド・オブ・ホワイトハウス(2013/米)★4 作品制作のたびに主要スタッフの総入替えを行うことが常となっているらしいアントワン・フークアは、良くも悪くも新作に過去作と同等の品質を約束しない。前作『クロッシング』で観客を魅了した撮影の深度とキャラクタ造型の機微は大幅に失われ、映画の知能指数はかなり低めに仕上がっている。面白いが。 [review] (3819695)[投票(6)]
イコライザー(2014/米)★3 売り場に戻すなよ。買い取りだよそれ。 (黒魔羅)[投票(5)]
64-ロクヨン-後編(2016/日)★3 「刑事はそんなことも解んねえのか」との浩市の嗚咽は友和他の頭上を上滑る。映画はそこに収斂するようには仕組まれてない。『砂の器』的な情への浸り方が出来ぬのならいっそ言わせぬ方がいい。機構側の男達の多くの屈託もその構成の断層に埋没した。 (けにろん)[投票(2)]
誰も知らない(2004/日)★3 毎度毎度こんな話作って楽しいのかねえ・・・ [review] (ペペロンチーノ)[投票(18)]
誰も知らない(2004/日)★4 母親の明るさと軽さで許せてしまうと言った評論家がいたが、自分はむしろそれゆえに彼女のズボラな子作りが許せない。子供たちの適応能力には驚かされるものがあるが、それを幸せのひとつのカタチと言い切ることはできない。 [review] (水那岐)[投票(8)]
誰も知らない(2004/日)★4 誰も”泣かない”のか、それとも”泣けない”のか。 [review] (町田)[投票(25)]
誰も知らない(2004/日)★5 子供のような大人が少なからず存在するという事実には、昨今の事件を見ていればもう驚かないが、その子供達がいくら健気に、あるいは逞しく、あたかも大人のようにふるまったとしても、彼らは「愛情の奴隷」でしかないという点において非力なのである。 [review] (ぽんしゅう)[投票(24)]
桜桃の味(1997/イラン)★5 傑作。キアロスタミこそオフビートだと思う。まさしく演出の、監督の映画。脚本段階では想像できない演出の創造性がある。工事現場、掘削場のシーンなんか脚本で書けるわけがない。そしてここでも忘れがたい大きな窓。 (ゑぎ)[投票(4)]
桜桃の味(1997/イラン)★5 やはりラストとは、とりあえず切り離して考えたほうがいいのか。(初見のときはユーロスペースの客のほとんどがあんぐり口を開けたまま出ていった。レビューはラストに言及) [review] (グラント・リー・バッファロー)[投票(7)]
ブルックリン(2015/アイルランド=英=カナダ)★4 言ってみれば月並みな都会論の映画でしかないのだが、主人公シアーシャ・ローナンの面持ちが作品自体を大いに持ち上げ得た「女優映画」となっている。どこか原節子を連想させる大陸的で頑なな仏頂面が、笑みをこぼすとき何と愛らしく弾けることとなるだろうか。髪型やメイクの活躍も含めて、完璧な'50年代風美女を演じる彼女は、あらゆる障害を排して咲き誇る笑顔を持つ。 (水那岐)[投票(5)]
カケラ(2009/日)★3 性を巡る認識の牢獄を告発しつつ、自身も囚われの身であることには無自覚なさま。多方面によく目端・目配せがきいて批判にも容易に屈しない強かな作りだが、満島ひかり中村映里子の間に真に幸福な時間が成立していないのは手落ちだ。楔を欠くから刻々と関係性が変化しても退屈が忍び寄る。台詞もよくない。 [review] (3819695)[投票(2)]
マイ・インターン(2015/米)★4 生きてくうえでの居場所作りの物語として見たが、総務畑で会社勤めを全うしたかのような地味で実直なデ・ニーロのキャラ付けが隘路のピンポイントを突いた。出張のホテルの一夜の腹一物な視線の交錯が微温ドラマを適正化。登場しない母親やCEOの簡潔。 (けにろん)[投票(1)]
セント・オブ・ウーマン 夢の香り(1992/米)★5 とっても大好きな映画でつい人に薦めてしまいます。この映画を観て以来、何か爽快なことがあると心の中で"Whoo-ah!"と叫んでます(笑)。「足が絡まっても踊り続ければよい」本当にその通りだよね。 [review] (緑雨)[投票(10)]