★5 | 溝口映画の「佳作」だなんてとんでもない。今こそ再評価されるべき真の傑作! 若干19歳の若尾文子演じる奔放な舞妓が遭遇する壁は、単なる花柳界の因習などでは無く、今も日本に根強く残る「前近代」というやつなのだ! (若尾好き) | [投票(10)] |
★5 | 大傑作!若尾文子の「おおきに」が可愛い!浪花千栄子もいいなぁ。彼女が寝転がって登場するシーンには吃驚した。 [review] (ゑぎ) | [投票(7)] |
★5 | 矜持=「自分の能力を信じて抱く誇り」。“女”の誇りと“祇園の女”の誇りの深い裂け目。その底を垣間見てベテラン舞妓(木暮美千代)も、少女舞妓(若尾文子)も苦悩する。溝口建二と宮川一夫の視点はサディスティックでさえある。 (ぽんしゅう) | [投票(5)] |
★5 | 約半世紀前の映画、なのに祇園の裏通りにまるで自分がいるかのような生々しさ。タイムマシンなんかいらないのだ。 (AKINDO) | [投票(4)] |
★5 | 逃れることの叶わない「権力」に絡めとられていく女たち。そして、そこから匂い立つ官能の芳香と若尾文子の反=権力闘争。エレガント! (巴) | [投票(2)] |
★5 | 見事の一言ですね。女・女性・人間・オンナ・女。この変遷をちょうどいいジャスト1.5時間で表現する。その艶かしさ、華やかさ、哀しさ、強さ。すごい。 (セント) | [投票(1)] |
★5 | 夕暮れの祇園の街を 2人並んでお座敷に向かうラストシ−ン。思わずがんばれって声をかけたくなる。 (ルクレ) | [投票] |
★5 | 木暮実千代の色気ってなんだろ。 [review] (きわ) | [投票] |
★5 | 花街祇園に綿々と続く、女の強い志。 [review] (ちわわ) | [投票] |
★4 | 無意味なショットがほとんどない濃密な一時間半だった。スタンダードサイズの画面の中で障子、襖、衝立に囲まれ、女優は置物のような美しさを放つ。 [review] (ハム) | [投票(6)] |
★4 | 性奴隷の哀歌 もしくは 女優は何処へ行った? [review] (ボイス母) | [投票(5)] |
★4 | 古典的な花柳界とそれを取り巻く都市社会。古典的な女の価値観と自我を隠さない女。こういう対立のなかに潜む、人間の淫らさが、すごくよく描かれている。とくに、いらいらしながらも、道徳や権威ではなく自分の気持ちで生きる若尾文子が、すばらしい。 (エピキュリアン) | [投票(4)] |
★4 | 「いや、姐さんも泥水飲んでおいでやしたんやさかい、もうちょっとちゃんと躾けたげとくれやすな」って突っ込みは浪花千栄子先生の鉄拳制裁に譲るとして。 [review] (Aさの) | [投票(3)] |
★4 | まさに生き人形。そして京都というジオラマ。舐めるようにして味わいたい美しさ。ところで、(02.12.06@京極弥生座) [review] (movableinferno) | [投票(3)] |
★4 | 話は平凡な花柳小説だし、撮影はステディでシネフィル好みの狂ったような構図や長回しはもうない。それでもさすがミゾグチという充実感があるのは、俳優から色んなものを炙り出す演出によるものに違いない。
[review] (寒山拾得) | [投票(2)] |
★4 | 構図といい木暮実千代の貫禄と細かい仕草といい、どこをとっても格調の高さを自然にかもしだしている。この格調高さがあったればこそ、色と欲にまみれた花街の生々しさがドラマとして映える。 (シーチキン) | [投票(2)] |
★4 | 自立した女性として倫理観を通そうとする2人に、戦後民主主義(資本主義)が、変わりゆく祇園の世界に、男に、形を変えて襲いかかる。 [review] (Kavalier) | [投票(2)] |
★4 | これは悲しい話ではない。花街の内実を語る話でもない。ラストシーンの二人の視線にはきっと何も映っていない。理性を越えた本質がそこにはある。 (buzz) | [投票(2)] |
★4 | 溝口自身は色々と不満の残る仕事らしいが、木暮実千代の年増の色香、若尾文子の若々しさ。それと溝口の堅い演出の元、なかなかの作品になっている。 (入江たか男) | [投票(2)] |
★4 | 映画が演劇からドラマツルギーのお株をもぎ取りかけていた時代の褪せない描写。たった80分そこそこが、移ろい、失われ、しかし受け入れていく、ひとつの強さを描き切った無欠の時間経過。いつの世も容易に翳る世界は、女に何を守れと言うのか。 (kiona) | [投票(1)] |
★4 | 女を描くと言うより祇園内部の力学構造と外部との関係性を解き明かす政治性が高い。プチ意地っぱりしてみたがやっぱ負けてもうたという身も蓋もなさを顔上げてあんじょう又頑張りまっさで切って捨てる溝口は全くドライ&クール。宮川のカメラも完璧。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | 実の兄弟では無いんだけど、やさしいお姉さんに守られている千代栄ちゃんは幸せ者だ。僕は「千代栄甘いんだよ!」と姉さんにひっぱたかれるんじゃないか?と冷や冷やしながら観ていました。 [review] (ギスジ) | [投票(1)] |
★4 | 祇園文化のまな板の上で、生々しく料理される芸妓の姿を描く。様式美を背景に人間の厭らしさが際立つ。格式って、人の獣臭さを消すための香水なんだ。 (パグのしっぽ) | [投票(1)] |
★4 | 木暮実千代の尋常ではない色気。まだまだ爽やかな若尾文子の顔見せ映画。 [review] (3WA.C) | [投票(1)] |
★4 | 熟女派(小暮実千代(43))からロリ派(若尾文子(19))までカバーする守備範囲の広さが嬉しい
(TOMIMORI) | [投票(1)] |
★4 | 浪花千栄子の凄みはちょっと他の人にはまねできないですね。凛としたみごとなラスト。どっこい生きてる! (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★4 | ゲイシャガールの生態を好奇心旺盛のヨーロッパ人(特にベネチア方面)に見せて一山当てたい野心の匂いはぷんぷんするとしても、この小品を愛でたい。こうした女性を生み育む環境が存在したのは事実だし、女性たちの一生懸命さは悲哀とともに伝わってくるから。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | 後の黒澤明が役者の動きに合わせてフレームを決めるのに対し、溝口はフレームの中に入るように役者とキャメラを動かす。どちらがいいかは好みの問題だろうが、芸術性という点では文句なしに後者に軍配が上がるだろう。[Video] (Yasu) | [投票(1)] |
★4 | 物語の作り込み、祖語の無さに関しては、小説家はさすがにスゴい。特に川口松太郎ぐらいになると、よく考えられていて話が本当に面白い。それを依田義賢が無駄のないホンにしたが、見事といえる作品にしているのは、やはり宮川のカメラと溝口演出だ。 (KEI) | [投票] |
★4 | 動く芸術作品、無形文化財、そう言って育てられる舞妓や芸妓。彼女らの心情のゆらめきが見事画面に焼き付けられていて、観てて結構辛くなりました。 [review] (づん) | [投票] |
★4 | 祇園少女の叫び声 諸行無常の響きあり [review] (氷野晴郎) | [投票] |
★4 | スクリーンに現われた最も美しいラビリンス。この映画は日本の誇りだと思う。 (町田) | [投票] |
★4 | 戦前の『祇園の姉妹』に比べ、インパクトは小さいが、映画としての出来はこちらが上。(と、思うのは単に好みの問題かな。) (熱田海之) | [投票] |
★4 | 総ては若尾文子の為に。カメラ少しちょこまかと動き過ぎ? (ヤマカン) | [投票] |
★4 | いい映画だと思いますよ。 (kenichi) | [投票] |
★3 | うひゃー若尾文子が若い!(というか子供) 田舎臭い顔立ちなのに可愛い! う〜ん、仏頂面なのに見事な演技。… やっぱり若尾文子は最初から若尾文子なのであった。☆3.8点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] |
★3 | 慣れぬ酒に酔い、舌足らずな声で駄々をこねる文子たん。
いやあ、めんこいですねえ(←劇中のスケベオヤジと同化した視線)
[review] (たかやまひろふみ) | [投票(2)] |
★3 | 今も昔も男はスケベだし、女がひとりで生きていくのは楽じゃない。そんな普遍を思い知らされるようで興味深い。祇園の雰囲気の描出はさすがだが、東京の旅館でのシーンの露骨さも素晴らしい。 (緑雨) | [投票(1)] |
★3 | 非常に格調高い映像、出演者もとても上手くて満足。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 『祇園の姉妹』のピカレスクな闊達さはどこへいった?世間並みの道徳など拒否したところにこそ芸者の自由はあると思うのだが。この映画の溝口は綺麗事になっていやしないだろうか? (淑) | [投票] |
★3 | 木暮実千代は素晴らしかったけれど、全体的にもう一つかなぁ。 (ころ阿弥) | [投票] |
★3 | 何と言っても若尾文子が可愛過ぎるし、浪花千栄子の嫌味たっぷり演技も溜まらない。小暮実千代って何がいいのか分からない。 (直人) | [投票] |
★3 | 自己模倣、だよなあ。 (_) | [投票] |