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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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スリー・ビルボード(2017/米=英)************

★4ラストもいい。このラストでポイントを上げる。このカットで終わればいいな、と思っているカットで終わる。 [review] (ゑぎ)[投票(9)]
★5これは面白い。とてつもない傑作だと思う。大した題材でもないように思わせておいて、それはそれは洞察力も深く、幅広だ。アメリカ映画って今、絶頂期なのか、とさえ思われるほど。すべてにおいて一級品の筆致がする。もうたまげた。 [review] (セント)[投票(4)]
★3善悪とか愛憎とか二項対立で理解したがる人間こそ、二項対立で成り立っているわけではない、という皮肉な逆説が主題なのだろうが、なんたって暴力警官の母親の堂々たる居ずまいにやられた。 (動物園のクマ)[投票(1)]
★5感情的でエキセントリックな怒りに支配されている者こそ、実はどうしようもなく繊細な心情の持ち主だという矛盾。世の中の多くの“こじれ”の根っこは、この人間的な弱さが生む矛盾につながっていくのだ。実に志が高く、かつ正直な憎しみと悲しみについての物語だ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(13)]
★4人を赦すことは決して偽善ではないことをはっきり示した。 [review] (甘崎庵)[投票(3)]
★4訥々とした語り口。われわれが本来はみんなわかっていることに、あらためて気づかせてくれる。 [review] (G31)[投票(1)]
★5ミズーリ州。三者六様。うさぎの置物7ドル。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(8)]
★4自己決定と自力解決の美学。法と世論とのせめぎ合いの中で、私刑はその位置付けを相対化していく。米国流リバタリアニズムの極致。ポリティカル・コレクトネスの時代に一石を投じる。 [review] (緑雨)[投票(10)]
★5全篇を遍く覆う不穏な空気をキャスティングの妙が完璧にミスリードするのだが、その果てから予想外の信義則が表出する。利己主義に蹂躙された世界が向かうべき理想郷。マクドナーが心を篭めて書いた3通の書簡こそ真髄だし託されたハレルソンも絶妙。 (けにろん)[投票(12)]
★3ブリティッシュ・ジョークで切り刻まれるミズーリ州 [review] (寒山拾得)[投票(1)]