★3 | ここでもヘレナ・ボナム=カーターこそがすばらしい。コリン・ファースが愛すべき人物であるというのはその通りだろうが、私たちがまず愛するのはボナム=カーターだ。私たちの愛するボナム=カーターがファースを愛するまなざし、観客はそれを共有することによって、初めてこの内気な癇癪持ちを愛する。 [review] (3819695) | [投票(6)] |
★3 | コリン・ファース演じるジョージ6世と吃音矯正の治療師・ジェフリー・ラッシュとの友情のお話。王族と庶民の対比の面白さ、という部分では、例えば、ラッシュの家と治療室へは、狭いエレベーターを使わないと行けない、なんて描写があるのだが、このあたりは淡泊な描き方だ。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★5 | 英国王の話なれど、ハリウッド映画にない実直的なまなざしの映像。王も人の子。その淡々とした演出と主要3人のこれ以上ない演技に圧倒される。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★4 | ジェフリー・ラッシュがとても良かった。『シャイン』の頃から歳をとっても彼の役どころは一貫しているように思えます。(2011/10/12) [review] (chokobo) | [投票] |
★3 | 撮影中ヘレナ・ボナム・カーターがコリン・ファースとジェフリー・ラッシュに語ったという言葉が秀逸。 [review] (ナム太郎) | [投票(6)] |
★3 | 始めから結末が分っている話なのだから、役者の配置と芝居がカギになることは必然で、ジョージ6世にとって治療士が高く硬い壁なら、王妃は跳ね返されて戻ってくる彼を優しく受け止めるクッション。3人の演者のついたり離れたりを楽しむ平民視線のお上品な佳作。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(6)] |
★4 | つくづくイギリス人って度量深いよな。日本でこれやったら、大きなハコでは公開できない。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★5 | 吃音症は私も幼い頃にありましたが、中学に進学し、私以上の吃音症の同級生に出会った頃には治っていました。
王族の様な恵まれた環境でも吃音症を生む要素があることは意外でした。コリン・ファースは流石ですな・・・
また、ライオネルの治療法はなかなか素晴らしい。 (RED DANCER) | [投票] |
★4 | コリンのどもりもリアルだが、それでマイクがキンとハウるとこなんざ、いたたまれないほどリアル。どもったの自分かみたいに恥ずかしかった。 (G31) | [投票] |
★4 | 監督・俳優・撮影照明美術その他スタッフ一丸となった勝利。会話や演説がメインの作品であり、必然的にアップカットが多くなるが、コリン・ファースとジェフリー・ラッシュの表情豊かな顔面がその面白さを支えている。傑作。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★3 | 優秀な俳優陣により手堅く作られた佳作。コリン・ファースは地味ながらやはり凄い。激情と冷静さと気品とフランクさとが綯い交ぜになった複雑なキャラクタを肩に力が入ることなく見事に表現し切っている。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★4 | 大戦前夜の好戦非戦の悲喜交々も、王位継承への骨肉の軋轢も、吃音解消問題の前では背景音。それがアジテートこそ必要資質たる英国王の必須要件だとしてもミニマム世界に拘泥した感が拭えない。演技陣は抑制された潔癖さの応酬。ヘレナは女房の理想形。 (けにろん) | [投票(5)] |
★4 | シェイクスピア(言葉)の国が放った会心のエンターテイメント。どのシーンにも格調があり意味もしくは機知があり滑稽さが介在している豊かな作品。王族にたいしても個人主義をつらぬくローグのキャラクターは、いかにもシェイクスピア(変人)好きのイギリスらしい。 [review] (kiona) | [投票(5)] |
★2 | 国の情勢も原稿作りも官僚任せで、治療に専念する裸の王様の話の、どこが面白いのか不明。税金泥棒ではないか。熱狂する国民が馬鹿に見える。ノウハウ通りの「感動的」な展開も萎える。 (寒山拾得) | [投票(1)] |