コメンテータ
ランキング
HELP

ぽんしゅうさんのお気に入りコメント(19/405)

おとなのけんか(2011/仏=独=ポーランド)★4 たとえばハムスターに反応するケイト・ウィンスレットである。最初は行為が理念的だった。酒が入ると性格が理念に近づいてくる。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
TITANE/チタン(2021/仏=ベルギー)★3 本作も前半はいいと思う。特に、序盤のモーターショーのシーンにおける、ヒロイン・アレクシア−アガト・ルセルの、ビンテージ・キャデラックの上での煽情的なダンスは、見事なものだ。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
親愛なる同志たちへ(2020/露)★3 まるで当時の記録フィルムであるかのようだった。事なかれ主義の行きつく先が過激な武力鎮圧だったという強烈な皮肉を筆頭に、旧ソ連の悪弊を突き放したように描いた辛らつな映画だと思う。 [review] (シーチキン)[投票(2)]
助太刀屋助六(2002/日)★4 感涙ものの縦構図の切り返しやストップモーションの絶妙なタイミングや緊張に割り込むユーモアの機微など紛れもなく喜八節の復活。対峙する仲代小林が醸し出す嘗ての映画の味。しかし、真に驚愕したのは真田の確信的な役の把握力であった。 (けにろん)[投票(2)]
アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版(2021/ルーマニア=チェコ=クロアチア)★3 まず、がっつりコロナ禍を描いていることに驚いた。皆室内ではマスクをし、マスクがずれると、それを指摘されるという場面が複数回ある。全体の構成は、最初に話の焦点となる流出動画の検閲バージョンが映され、その後、3つのパートで構成される。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
死刑にいたる病(2022/日)★3 サイコパスはどんな羊の夢を見るのか。☆3.6点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
十九歳の地図(1979/日)★4 新聞代払わねえクズや御為ごかしの優しさを高所から押し付ける主婦はわかるが犬にまでと苛立ちと怨嗟は延伸していくがシコシコ地図作りに精出すお前も又同義なのだ。閉塞した坩堝の最下層に棲む「かさぶたのマリア」=沖山秀子。その稀有な文学的実存。 (けにろん)[投票(3)]
ゴジラ(1954/日)★5 50年ぶりの再見。本作をゴジラシリーズの第1作として評価することを好まない。テーマ的に深い感動を受けた、唯一無二のゴジラ登場作品である。 [review] (ジェリー)[投票(4)]
恋人たち(2015/日)★4 不条理をどう受け入れるのか。言い換えれば、事を人災ではなく災害として認知する方法とは何か。社会の広がりに組み込まれろと作者は推奨する。人災は点だが災害は広がりである。巨視的な何かで包摂せねば認知できないからだ。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
さらば愛しき大地(1982/日)★5 1980年代を代表する邦画の傑作だろう。今見ても、その類稀なる力強さに圧倒される。主演の根津甚八秋吉久美子にとっても、代表作と云っていいと思う。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
アネット(2021/仏=独=ベルギー=日)★3 相変わらず力のある映画だし、同時に細部の愛くるしい魅力も溢れているのだが、冒頭、カラックスが「May we start?」と云い、スパークスが唄い出すオープニング、スタジオから延々と後退移動で見せるシーケンスショットが一番興奮した。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
英雄の証明(2021/イラン=仏)★4 ファルハディは子どもの使い方が上手いと、本作でも改めて感じた。それは、 [review] (jollyjoker)[投票(6)]
ミッドサマー(2019/米=スウェーデン)★3 「あったらヤダな」をカタチにする、アリ・アスター監督。ただ、背筋をゾッとさせる力はない。ウヘァってなる。 [review] (はしぼそがらす)[投票(4)]
溺れるナイフ(2016/日)★4 未成年者の際限しらずの可能性が、危うい不安定性の対極ではなく同腹の一対であることが喝破されている。主人公たちは海、川、掘割など水の近傍で描写される。水は創造と破壊の両義的象徴である。こうしたテーマ性と粗削りな語り口、漁村土俗から、1970年代日本映画へのレスペクトを感じさせる。 (ジェリー)[投票(2)]
ブルークリスマス(1978/日)★3 喜八作品なのに、絶妙にダサい(特に後半)。これは間違いなく倉本聰が原因でしょうよ。このカシオミニを賭けてもいい。 [review] (はしぼそがらす)[投票(2)]
ターミネーター(1984/米)★5 私が知る限り、この世で最もロマンチックな映画。 方や理不尽な殺戮の世界で、方や何もない平凡な人生で、自分自身を見つけられない男女が、互いの中にある”互いの幻想の姿”に自分を当てはめてみる事で、世界を、自分を、或いは運命を別の物に書き換える物語。と言えるのではないだろうか (pori)[投票(4)]
シェイプ・オブ・ウォーター(2017/米)★4 最近の大人なんてのは幼稚なんですね。 [review] (おーい粗茶)[投票(6)]
薄氷の殺人(2014/中国=香港)★4 ファーストカットは土砂?袋?シート?と思っていると、ダンプの荷台上と分かる。石炭か。ベルトコンベヤーの上に切断された手。これが事件の発端。続いてトランプする男女。男はリャオ・ファン。濡れ場があり、駅のホームでの別れの場面となる。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015/日)★3 未成年たちの論理性と倫理性、成長可能性への信頼を表明し映画は終わる。生徒裁判という奇抜な形式には内実もあった。前編以上に大きく浮上してきたのが親子の関係であった。成島監督は『八日目の蝉』より多層的にこのテーマに挑んだといえるが、テーマの透徹度では前作に劣る。 (ジェリー)[投票(1)]
ソロモンの偽証 前篇・事件(2015/日)★3 中学生の死亡事故をめぐる謎解きの話だと分かる。荒唐無稽な生徒裁判という場で謎解きができるか、という主題が真相の意外性以上に大きな興味の焦点となりそうだと分かってくる。珍しい展開ゆえにドライブ力は実に強い。大きな山場がなくとも引っ張って行ってくれた。 (ジェリー)[投票(1)]