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ぽんしゅうさんの人気コメント: 更新順(141/149)

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★4仄暗い水の底から(2001/日)庇護者に去られた娘達の、幼く純な心の穴と癒しがたい傷跡を描いて実にせつない。容赦なく降りそそぐ雨の中、抗しがたい不安と重圧に耐える迷い子達の姿が痛々しくも健気。悲しく哀れな怪奇物語です。けにろん[投票(1)]
★4再会の時(1983/米)マリファナを常習しながら朝のジョギングを欠かさない兄貴・姉貴たち。私の青春時代の半歩先には、いつも彼らの音楽が流れ、その生き方がファションとしてあった。彼ら特有の自由奔放さと甘い身勝手さに、今でも憧れと嫌悪の入り混じった嫉妬を抱く。ダリア[投票(1)]
★4宮本武蔵(1961/日)奥行きを意識してワイド画面を活かしきった3次元的画作りが美しい。巨木に吊るされた武蔵の宙ぶらりんの不安定感と地に足つけて見上げながら諭す沢庵和尚のカットバックに嘆息し、魂を吸いとらんばかりの木暮実千代の猥褻美に身震いしつつ息を呑む。ゑぎ, 町田[投票(2)]
★2天国にいちばん近い島(1984/日)峰岸徹赤座美代子のロマンスに説得力がないのが致命傷。パーマネント・バージン原田知世は、デビュー以来今に至るまでまったく作品にめぐまれないにもかかわらず、可愛さだけで観客を満足させてしまう監督にとって本当にありがたい女優さん。ゆーこ and One thing[投票(1)]
★3妹(1974/日)帰属の喪失。ドレス、ジーパン、浴衣、そして花嫁衣裳。着せ替え人形と化した青春。帰る場所も、行く場所も見えない。学生運動終息後の時代の空気がこんな作品を生んだのでしょう。けにろん, ハム, 町田[投票(3)]
★4ラヴソング(1996/香港)10年に及ぶ青春の物語。香港に未来を託した男と女の心には、いつもテレサ・テンの歌声が響いていた。言葉もおぼつかない大都会の中で、二人の間に生まれた感情は夢を勝ち取るための同志としての思い。テレサの死と共に二人の長い助走は終わり、次が始まる。 kazby, ことは, *[投票(3)]
★4ひまわり(1970/伊)肉感的で情熱ほとばしるソフィア・ローレンと可憐で愛くるしいリュドミラ・サベリーエワの両方と・・・。アントニオが羨ましい、などとは口が裂けても言ってはいけない悲しい運命の物語。でもデ・シーカは絶対に男の邪心を計算に入れてる。ピロちゃんきゅ〜[投票(1)]
★5ライムライト(1952/米)チャプリンの数十年にわたるキャリアと、誕生から50余年経った映画媒体の表現技術が結実した作品。非凡な才能と成熟したメディアの出会いが、この美しい映画を生んだ。・・・2001年の今日、思う事→ [review]町田, chokobo, らーふる当番, kekotaほか7 名[投票(7)]
★4男はつらいよ 望郷篇(1970/日)額に汗して働くことの重要さが語られるのだが、金科玉条も真正のフーテンにかかっては、ものの見事に絵空ごとと化し、この男がどうしようもなく常識外な奴であることが再確認される。「お兄ちゃん、可哀そう」と言いつつ、浦安まで出かけるさくらの母親化は決定的。町田[投票(1)]
★2さらば、わが愛 覇王別姫(1993/香港)近現代中国史の底に刻まれた被差別階級の恩讐と、アジア的閉鎖性の中で育まれた偶像を描くにあたって、何故ここまでヨーロッパ的な映画文法を用いなければならないのか。そのあざとさに辟易とするとともに、同じアジア人として悲しみすら感じる。けにろん[投票(1)]
★4天使のはらわた 赤い閃光(1994/日)人間が負った内側の傷と、そこに巣くった化け物との共生を描くにあたって、石井隆監督は「見えない、見せないという不安」と「分からないという恐怖」を的確にエンターテインメントとして映像化した。邦画には珍しい良質のサイコサスペンス。けにろん[投票(1)]
★4パットン大戦車軍団(1970/米)理性の制止を振り切って噴出するという面で、暴力とは幼稚な行為である。その子供っぽさが時として、抑圧された大衆の目には純心に映り英雄が誕生する。だからいつも大衆が自由を手に入れた後には、もてあそばれた孤独なやんちゃ坊主の姿がある。 ジョー・チップ[投票(1)]
★5愛を乞うひと(1998/日)正常と異常の境界が時代や社会の規範によって変わるように、愛情の有無の境目も曖昧であることを照江は教えてくれる。理容店での再会。ひとつの鏡の中に映し出される母娘の顔。視線が交錯する一瞬の緊張。同じ男を愛しながら、愛し合えなかった母娘の苦悩。水那岐, *, 町田, sawa:38ほか5 名[投票(5)]
★3天城越え(1983/日)刑事の執念と犯人の悔悟、性に目覚めた少年の嫉妬心、堕ちて奔放な中に母性を見せる女。この三つがバラバラに描かれ融和していないところに難がある。結果として清楚で美しい田中裕子の汚れ役が印象的に見えるだけ。町田[投票(1)]
★2グッドモーニング・ベトナム(1987/米)自分達の自由や権利には敏感だが、他人の痛みには鈍感。友情だけが全てだと思い込んでいる罪なお人よし達。結局エイドリアン・クロナウアもアメリカも、何も理解しようとはしない。 [review]トシ, くたー, kazby, 埴猪口ほか9 名[投票(9)]
★4シャッフル(1981/日)当時の石井聰亙作品には、物語の幼稚さと突出したアクションのパワーが混在していた。そんな石井が自らの得意な部分だけを抽出してカタチにしたこの16ミリ短編は、『狂い咲きサンダーロード』や『爆裂都市』に比べて純度の部分で一歩抜きん出ている。もがみがわ[投票(1)]
★2ビッグ・ウェンズデー(1978/米)撮りようによっては面白くなりそうな話(脚本)なのに、ディテールの描き方がルーズなのでちっとも感情移入できず、わざわざ冒頭で「これは青春の物語だ」と宣言したわりに全然青春してこない。名脚本家、必ずしも名監督にあらずのジョン・ミリアスけにろん, かける[投票(2)]
★4チャップリンの 独裁者(1940/米)事の成否にはあえて触れないが、映画というメディアが思想宣伝にどれほど有効であるのかがよく分かる。それはレ二・リーフェンシュタール作品にせよ北朝鮮映画にせよ同じで事である。 [review]町田, 鵜 白 舞, Myurakz, NAMIhichiほか9 名[投票(9)]
★2恋人岬(1977/日)思いっきりのメロドラマ。もう、ベッタベタ。けにろん[投票(1)]
★3レインマン(1988/米)自分勝手な男も、自分の中に閉じこもる男も、周囲を混乱させるという意味では同じこと。 [review]トシ[投票(1)]