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ぽんしゅうさんの人気コメント: 更新順(1/126)

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★3旅のおわり世界のはじまり(2019/日=ウズベキスタン)見事なまでに前田敦子以外、誰にも何もさせないぞ、という黒沢清の「頑なさ」に貫かれた、ただ彼女が歩いて、走って、彷徨い、逃げているだけの映画なのだが、もしも、あっちゃんにジュリー・アンドリュースばりのケレンと歌唱力があったなら・・・ [review]ペペロンチーノ[投票(1)]
★4町田くんの世界(2019/日)確かに「世界は悪意に満ちている」を言い訳にして他人の善意を信じようとしない今の風潮は、強者が垣間見せる潜在的な優越意識だったり、自分の下に誰かを置いてその場しのぎの安心を得る常套手段だったり、思考底止に追い込まれた弱者の悲痛な叫びだったりする。 [review]けにろん[投票(1)]
★4魂のゆくえ(2017/米=英=豪)スタンダードサイズに切り取られた画面に熱量はなく寒々しい。牧師(イーサン・ホーク)は周りの者たちから、調子はどうだ(大丈夫か)と声を掛けられ続ける。彼の顔に生気はなく、どこで何を間違えてしまったのだろうという“戸惑い”が貼り付き強張っている。 [review]ゑぎ, いくけん[投票(2)]
★3エリカ38(2019/日)スタンダード画面に、どぎつく滲む濃厚な色調が息苦しい。初老の女たちは、みな気の毒なほど顔面や手のシワを強調される。この「リアルの誇張」による醜悪さの演出に浅田美代子は見事に耐え、あの『赤い文化住宅の初子』で見せた謎の怪女の不気味に迫る。 [review]けにろん[投票(1)]
★4君の名は(1953/日)空襲下での出会いが実に意味深い。旧弊と自我の間で激しく揺れる真知子(岸恵子)は、まさに当時の人々の価値の代弁者であると同時に撹乱者でもあったのだろう。何よりも彼女を前にしてたじろぐ春樹(佐田啓二)や戸惑う浜口(川喜多雄二)がその証拠。 [review]KEI, 寒山[投票(2)]
★3スピード(1994/米)冒頭のキアヌ・リーヴスジェフ・ダニエルズの必勝コンビぶりが、ひたすら活劇テンションの維持に腐心するあまり途中からおざなりに扱われ「心情」というドラマが霧散する。必死で持続させてきたそのテンションを一気に弛緩させる最後の20分は致命傷。 けにろん, ぱーこ[投票(2)]
★3たちあがる女(2018/アイスランド=仏=ウクライナ)主人公の強固な意志とエキセントリックな行動は、世の中の「活動」に対する賛意なのか皮肉なのか。それとも社会と「女性」との関わりへの過激な応援なのか揶揄なのか。あるいは蔓延する「善意」の暴走を嗤う戯画や警鐘か。この女に託された作者の意図が分からない。けにろん[投票(1)]
★3エル ELLE(2016/仏)不穏な緊張の持続が心地よい。主人公をはじめ女たちは非情な扱いや、面倒な出来事にみまわれるのだが、みな冷静で決して取り乱したりしない。この徹底は、女の本性や強さといったありきたりな“状態”ではなさそうで、観終わってしばらく上手く理解できなかった。 [review]jollyjoker[投票(1)]
★4さよならくちびる(2019/日)解散へ向かって時間とステージが消化されていくなか、必要最小限の描写と台詞で綴られていく3人の心情の“うねり”が切なくもスリリング。楽曲の力を信頼し物語の「核心」を門脇と小松の唄に託し、感傷的にならず淡々と反復される演奏シーンの潔さも素晴らしい。 [review]水那岐, けにろん[投票(2)]
★4顔(1999/日)すりむいた手や膝に血を滲ませ、ヒリヒリとした痛みに耐えること。足のつかない心細さや、鼻から侵入する水の息苦しさを克服すること。いざと言う時の為に、自転車と水泳はマスターしておかなければならない。向上心が折れてしまった女が「振り出しに戻る」物語。けにろん, Muff, マリー, [投票(4)]
★4洗骨(2018/日)日常的起こり得る家族問題を、ことさら深刻ぶらずに丁寧に描く照屋年之の手堅さに才気を感じる。ベタだが思わず吹き出してしまうキレの良いギャグもガス抜きとして効果的。旧来の(山田洋次的)執拗なコント調と対極の笑いは、芸人監督ならではのセンス。 [review]けにろん[投票(1)]
★1GODZILLA ゴジラ(2014/米)サスペンスを引き受けるべきドラマの構成が雑で、どこにも「恐怖」が描かれていないから退屈。金はあるが知恵がないハリウッドが、苦し紛れに手を出した失敗リメイク作のうちの一本でしかないのだが、この偽ゴジラ映画が内包する罪深さにだんだん腹が立ってきた。 [review]Orpheus, pori, tkcrows, Myrathほか12 名[投票(12)]
★4ボディ・スナッチャー 恐怖の街(1956/米)陰影のなかに伸びる影が肉体と感情の遊離の危うさを暗示するような“眠れない一夜”から一転、早朝の広場に三々五々集まる“いつもの人々”の不気味。夜が明ける毎に花が次々開くように増殖と浸食に意思や感情は必要ない。奇をてらわず淡々と綴る恐怖の安定感。ゑぎ, けにろん[投票(2)]
★3空母いぶき(2019/日)恨み骨髄、まったく手加減しない敵の攻撃にも「戦争しないと、どうしようもなくないですか」とは決して言えないので「“戦闘”だけは、とりあえずしないと、どうしようもなくないですか」と言いかえてOKにしておかないと、どうしようもなくないですか、という話。 [review]KEI, DSCH[投票(2)]
★3スケート・キッチン(2018/米)大人から見れば実に些細な彼女たちの“悩み”も、ただ中にいる当人には何にも勝る一大事なのだ。そんな小さなドラマが持つナイーブな“大事さ”が共感を持って素直に伝わってくる。普遍的な青春「ドラマ」の最少公倍数を少女たちの「リアル」に組み込む試み。 けにろん[投票(1)]
★5マルリナの明日(2017/インドネシア=仏=マレーシア=タイ)巻頭音楽はなんと、ワルツ。ミイラ、生首、妊婦という究極のタナトスとエロスが当然のごとく“そこ”にあり、一軒屋内の小津視線は家族の自縛を、射るようなシャローフォーカスは強固な意志を、視線の主が存在しないかのような引き画は世間への諦観を思わせる。 [review]DSCH[投票(1)]
★4ある愛の詩(1970/米)幸福と不幸の落差を利用して客の心を動かそうなどというのは、最も単純で卑しい手法だと思いつつ、好きなんですこの映画。過剰な感情の煽りなしで、希望と絶望の逆転は誰にでも起こりうる日常的出来事だということを、素直に納得させる丁寧な演出の賜物。jollyjoker, kazby, ナム太郎[投票(3)]
★4リリイ・シュシュのすべて(2001/日)描きたかったのは「現実の14歳の姿」ではなく「今、14歳が直面する現実」であり、その点においてまさに思春期を過ごす人たちの共感を得るであろうことは充分想像できるのだが、無意味な文字や歌の多用が映画的な魅力を削いでしまったことも事実。 [review]けにろん, いくけん, kaki[投票(3)]
★3ドント・ウォーリー(2018/米)少数者の苦悩に向けられるG・V・サントの視線は相変わらず優しい。ただ、期待した主人公(J・フェニックス)の「アルコール依存」の「身体障害者」で、周囲には「傲慢」で世間に「辛辣」な風刺家という心身の“複雑”な葛藤はさらりと流され、ちょっと肩すかし。 jollyjoker[投票(1)]
★4ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書(2018/米)詳しいことは読売新聞に書いてあると国会で答弁する厚顔な首相も、記者会見でCNNは嘘つきだとダミ声でまくし立てる大統領も、メディアは自分の道具であるべきだと考えている。ジャーナリストも株主も、それで飯を食う限りメディアは自分のものでないと困るのだ。 [review]週一本, おーい粗茶, disjunctive[投票(3)]