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jollyjokerさんのお気に入りコメント(10/65)

遠い一本の道(1977/日)★5 国労がもうアカンと白旗上げた映画ではないか。革命党と民衆の矛盾を多く描いたと云われる宮本研らしいホンなのだろう、労働者の技術の終焉と労組の行き詰まりを具体的に描いて史的価値がある。前衛的な手法も全てツボにハマった傑作。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020/デンマーク=スウェーデン=フィンランド)★2 マッツ・ミケルセンら演者たちは素晴らしいし、結末の手前までは本当に面白いのだが。 [review] (ペンクロフ)[投票(1)]
クライ・マッチョ(2021/米)★4 とまれ「イーストウッド×動物」の映画である。クリント・イーストウッドと動物を取り合わせた図像が宝船級の福々しい縁起物であることは『ダーティファイター』以来の公知事項だが、彼の監督兼出演作がこの美質を押し出すのは(西部劇の馬を除いて)稀だった。然り、『クライ・マッチョ』は事件である。 [review] (3819695)[投票(7)]
インターステラー(2014/米)★3 法螺話として、こんなに矮小な世界に集約してしまうのはどうか、といった点は別にいいと思うし、5次元の世界の見せ方(本棚!)も面白いと思う。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
コーダ あいのうた(2021/米=仏=カナダ)★3 海上。漁船のロングショットから始まる。冒頭からとても端正な演出、カット繋ぎで好感が持てる。シーン(ロケーションというか)で一番気に入ったのは、崖のある池の場面だ。まずは、最初の見せ方がいい。 [review] (ゑぎ)[投票(5)]
ファントム・スレッド(2017/米)★4 単純に本作の舞台であるオートクチュールの世界の華やかさ、その絢爛たるスペクタキュラーだけでも見応えがある。特に、最初の顧客の描写、公爵夫人ヘンリエッタの場面で既に圧倒される。 [review] (ゑぎ)[投票(4)]
木靴の樹(1978/伊=仏)★4 農民が搾取される立場を受け入れてた時代にも小さな喜びや悲しみや思いやりや勇気はあった。その在り様の総体を可能な限りのリアリティで再現する試み。撮影まで手掛けたオルミ渾身の叙事詩でありミラノへの新婚旅行が類い希なるアクセントになっている。 (けにろん)[投票(1)]
忘れられた人々(1950/メキシコ)★4 私は、ブニュエル氏の「好奇の目」にとても興味がある。 [review] (くたー)[投票(7)]
香川1区(2021/日)★4 極限の重圧の中に現出する、おっさんたちの青春映画 [review] (ペンクロフ)[投票(4)]
クライ・マッチョ(2021/米)★3 軽快なギターにのせて、昇る朝日を背景に車と並走する空撮(イーストウッド印)から始まる冒頭の“通勤”シーンのカティングがカッコいい。ここで私はもう釘づけ。老残のカウボーイがキャリアという無形の機智で人生の借りを返し収まるべきところに納まる幸せな小品。 [review] (ぽんしゅう)[投票(6)]
クライ・マッチョ(2021/米)★4 彼が監督のみに徹した近作には失望することも多かったが、矢張り『運び屋』同様、出演した監督作にハズレはないのだ。 [review] (ゑぎ)[投票(9)]
オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分(2013/英=米)★3 BMWを運転するトム・ハーディと、車中の機器(カーナビ画面等)やハイウェイの情景の撮影・編集だけでよく緊張感を維持している。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
香川1区(2021/日)★4 スーツ姿の“集められた男たち”はみな手持ち無沙汰で、遠巻きに候補者を取り巻き演説が終わるのを無表情に待つ。方や、普段着姿で三々五々“集まった老若男女”の表情はどこかで柔和で、候補者にうながされればマイクを手にして発言すらする。なんと好対照なこと。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
なぜ君は総理大臣になれないのか(2020/日)★4 失礼だが面白い! もう一度観てもいい位。そして、なぜ君は総理大臣になれないのか。☆4.4点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間(2015/米)★4 マイルス・デイヴィスを主人公にし、伝記モノかと思わせておいて、犯罪映画というかギャング映画、つまり純粋な活劇に仕上げている。しかも、彼を狂言回しにして犯罪の世界を映すのではなく、全き当事者、ギャングの一人として扱っているのだから、いい度量だ。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
ジャンゴ 繋がれざる者(2012/米)★4 まず、やっぱりタランティーノにはこれぐらいオモロイ映画をどんどん作って欲しい、というのが第一の感想だ。これってマカロニウエスタンというよりは、完全にスプーフウエスタンですね。そういう意味で良い出来だと思う。 [review] (ゑぎ)[投票(11)]
特捜部Q Pからのメッセージ(2016/デンマーク)★3 デンマークのミステリー、特捜部Qシリーズの映画化第三弾。本作も全編ハラハラドキドキ、良く見せる。監禁の怖さは一作目『檻の中の女』に及ばないし、犯人あるいは事件の変態性は二作目『キジ殺し』の方が断然楽しかったと思うのだが、 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
特捜部Q カルテ番号64(2018/デンマーク=独)★3 水面のカット。シナトラが流れるオープニング。水と液体は本作でもキーとなる道具立てだ。冒頭は1961年。浜辺での男女の逢引きシーンで始まる。ヒロインのニーデは、天地逆さまのカットで走って来る、という印象的な登場カットが与えられている。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
スモーク(1995/日=米)★3 ハーヴェイ・カイテルが、毎日、店(煙草屋)の前の定点から写真撮影をしてアルバムを作っている。店を閉めた後にやってきた客・ウィリアム・ハートにアルバムを見せる。休暇も取れないと云う。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
少年と自転車(2011/ベルギー=仏=伊)★3 本作の主人公シリルは、全編、上半身は赤いモノ(ジャンパーやシャツ)を着ている。『イゴールの約束』などのジェレミー・レニエ(本作ではシリルの父親役)も、赤いジャンパーを着ていたが、本作はさらに徹底しているように思う。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]