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[コメント] 浮き雲(1996/フィンランド)
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★3新珠主演で百辺ほど観たような話で、そこから愁嘆場を消してユーモアを加え、地獄巡りに耐力のない観客にどう観せるかに腐心しているげな印象。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4こういう毒を廃したオーソドックスな物語を志向せざるを得ないところにカウリスマキの転回というより限界を感じた。50年代アメリカ映画を明らかに意識した序盤は巧すぎてかえって作為的だ。それでも煙草で決めた鮮やか過ぎるラストには確かにやられた。 (けにろん)[投票]
★5若い時にはわからなかったシーンが今胸に迫りくる。自信が崩れ、弱気になり、でも何とかなるさ。セリフの間合いが微笑みを呼ぶ。こんなあったかい作品だったんだ!じ〜ん。犬も家族の絆に花を添える。 (jollyjoker)[投票]
★4既に言及されているがやはりラストショットが素晴らしい。何より中心(浮き雲)を映さずに周辺を見事に撮り収めているからなのだが、こうした類の繋ぎはOPのピアノ線からレストランの全景への繋ぎや、あるシーンをまず手のアップから始めるなど散見される(無論、逆も少なからずある)。本当らしさやリアリティの追求などしなくても、映画は嘘でいい、嘘だからいいのだと、カウリスマキも信じているのだろう。 (赤い戦車)[投票(1)]
★5角度によっていくつもの表情を見せる能面が如きカティ・オウティネンの面構え。お見事。 (NOM)[投票]
★4‘ささやかな幸福’そのもののように時折ひょっこり姿を見せてくれる犬。窓、ドア、冷蔵庫、テーブル、港のコンテナ、といった四角形が形作る画面の構図、それに加えて壁やソファー、カーテンなどの赤、青、黄、白のシンプルな色彩バランスが目に心地好い。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
★4表情からは心情がはかれないのに、目は語ってる。ジワジワ熱い映画。 (あちこ)[投票]
★2淡々とした流れを退屈に感じてしまった。 (NAO)[投票]
★4登場人物は皆いい意味で客観的だ。つらい境遇になっても状況を受け入れ、それでいて絶望的にならず淡々と暮らしている。サラっと見るには、これまたサラッとして奇妙で哀愁の漂うBGMと相まって素晴らしい映画だと思う。 (CRIMSON)[投票(1)]
★4人生は浮雲のよう、流れ流れてその姿を変えてゆく。その行く先に幸せあれと願う。 (KEI)[投票]
★4ホッとできる話。 [review] (tora)[投票]
★5カウリスマキ映画における幸福/不幸(あるいは希望/絶望)は、きわめてシンプルな基準で分類される。即ち、愛する人・愛してくれる人がいるかどうか、というのがそれである。 [review] (3819695)[投票(2)]
★4一言でいえば「素敵な映画」。 (TM(H19.1加入))[投票]
★5生きていればなんとかなるよ。(06・6・21) [review] (山本美容室)[投票(1)]
★5とにかくアキ・カウリスマキでございます。 (コマネチ)[投票]
★4ほとんどトーキーなまでにセリフがない寡黙な映画だけど人生の機微は饒舌に伝わってきます。 [review] (ざいあす)[投票]
★4「泣きっ面に蜂」と云うか、「弱り目に祟り目」と云うか、そら口数も少ななるわな。そんな状況でも支え合えるあのふたりって、理想の夫婦なんやろね。 (わさび)[投票]
★5どんな不幸よりも、本編終了後の献呈の字幕に涙。つつましやかにたくましい、イロナもとてもナイスです。*『過去のない男』のネタバレもあります。 [review] (tredair)[投票(2)]
★5徹底した直接描写の排除は笑っちゃうほどツボ。涙が出るほどツボ。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
★4カウリスマキ、はまりそう。 [review] (ふみ)[投票(4)]
★4「犬」がこの映画を物語っている。 [review] (ゾラゾーラ)[投票(2)]
★4重苦しい雰囲気だがちょっと間抜けなコメディタッチなのが粋。応援歌的な映画はこういう方がグッと来る。 (ビビビ)[投票]
★3揺れ動くこころが、抑制された表情の奥に隠されることによって、逆にこちらの好奇心を誘い出されはするのだが、それでも喜怒哀楽はもう少しわかりやすいほうが好み。苦い煙草と旨い煙草の対比にはしみじみとする。 (よだか)[投票]
★2やっぱり『レニングラード・カウボーイズ』 (ポッツィ)[投票]
★5現在の日本の状況そっくりなので身につまされる。それでも、この作家の描写力はスゴイ。みんな生きつづけてゆく。背筋は真っ直ぐだ。人間・人生は気高い。みんなの目の表情が後々残る。 (セント)[投票]
★4夫婦や友人の間で、言葉を費やし説明しなければならないような状況が生じたとき、その関係の終わりは近い。我々はそのことをよく知っているからこそ、この寡黙な映画の中に心地良い安堵感を見出せるのだろう。 (ぽんしゅう)[投票]
★5 燃えてないようで燃えてる、トロ火のような夫婦の愛がじんわりあったかい。カティ・オウティネンは、ほとんど日の当たらないところで育ったタンポポのようである。 (ジロ・コタ)[投票(2)]
★5現実はもっと厳しいものかもしれないが、カウリスマキは独特の描写から"前向き精神"をほのかに感じさせ、心を暖める。 [review] (Keita)[投票(5)]
★3次の日、次の週、次の年、先の「保身」をはかっておかないと生き残っていけない世知辛い世の中で、歯を喰いしばりながら一日一日を懸命に務め、生きていくこと。生活者の底にある力強さを噛みしめる。なんとも苦い。(★3.5) (グラント・リー・バッファロー)[投票(1)]
★4どこ見てんだよ!って思うけど わりかしいるもんだよねそういう人 映画で「行間」を見せつけられて様で スキスキ (マツーラ)[投票(1)]
★3人生は遠回り。遠回りをするのが人生。[Video] [review] (Yasu)[投票]
★2フィンランド版『素晴らしき哉、人生!』。 (ウェズレイ)[投票]
★2淡々としすで山場がない。何がいいのかさっぱり。なんとなく、『ニューシネマ・パラダイス』好きかどうかでアキ・カウリスマキかどうか分かれそうと思えた。2002.12.23 [review] (ハイズ)[投票]
★3あらすじにもあるようにやっぱり『自転車泥棒』が意識されていたか。 [review] (24)[投票(2)]
★4カティ・オウティネン って人は凄い女優だ。顔面から不幸が滲み出ている。そのためかあのラストはもっと観ていたくなった。 [review] (ドド)[投票(3)]
★4淡々と進んでいくストーリー、少ないセリフ、それなのに心に感じるものは強い。 (レネエ)[投票(2)]
★5人間万事塞翁が馬フィンランド的解釈 [review] (かるめら)[投票(1)]
★4寡黙だけれど、同じ方向を見つめている夫婦。夫のする事を是認する妻。妻との関係を大事にする夫。「人生なんとかなるかも」という気にさせてくれる。 無表情な演技の中に、輝く表情がちろっと見える。 [review] (トシ)[投票(5)]
★5小市民諸君!本当の「小さな幸せ」を探しているなら『アメリ』じゃなくてこちらを!小市民の自分が言うのだから間違いなし! [review] (バーンズ)[投票(2)]
★5人生はそんなに悪いものではない。本当の気持ちに嘘をつく切なさを思えば人は必ず強くなれる。涙も決して弱さだけではないと信じられた。今を生きる事を感じる大切な気持ちがこの映画には沢山詰まっている。悲劇的で滑稽だけど優しくて温かい作品でした。 (かっきー)[投票(5)]
★5あのぶっきらぼうな表情。流れる空気のやわらかさと温度。素敵です。 (ハゼ健太)[投票]
★4カウリスマキ氏、今回はちとキャプラ・タッチだったりします? [review] (くたー)[投票(2)]
★5観ると少し暖まる。冷えて硬くなった心がほぐれる程度に。観ると少し元気も出る。明日もう一日だけでも頑張ってみようと思える程度に。…静かでエレガントな好篇。 (ガブリエルアン・カットグラ)[投票(6)]
★5最後に煙草を吸うシーンで感動・・ええなぁ最高!5です。 (ギスジ)[投票(2)]
★4人生って [review] (芋虫)[投票(2)]
★4アキさん、いい人ぶったね。それもまたよし。 (stereotype)[投票]
★3夫が情けないですね。それに比べて妻の逞しさ。 (マッツァ)[投票]
★4とても静かな大人の童話。 [review] (は津美)[投票(1)]
★4歩く。一歩、一歩。ときどき佇んだり道端にうずくまったり。でもやっぱり、歩く。歩く。(01.11.30@シネ・ヌーヴォ) (movableinferno)[投票(4)]
★4悲惨な現実を救うのは、夫婦の絆、人の絆。 [review] (モモ★ラッチ)[投票(1)]