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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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嫌われ松子の一生(2006/日)************

★5無償の愛の価値と失敗することの価値をきつめの色彩設計と速いテンポの戯画的誇張の哄笑シーンの連打により描ききった。演技ではなく身体によって、取り分け髪型と立ち姿によって松子の核心を掴んだ中谷美紀杉村春子に匹敵するスケールの大きさを示す (ジェリー)[投票(1)]
★3お話を曲げて伸ばして色付けて、歌を流せば、みんなが待ち望む毎度おなじみ中島哲也作品のできあがり。各大会のFIFAワールドカップ総集編を観ている方が感情移入できる、という印象が強く残るのは、きっと、作ってる人が松子を内面から描こうとは思っていないから。あるいは、松子のような人と出会ったことのない人が作ったからであろうか。 [review] (ジャイアント白田)[投票(8)]
★42時間強。ずっとテンションが高く、こちらがきついと思う隙を見せずに、どんどん先に進んでゆくこの演出振りにまず驚く。 [review] (セント)[投票(7)]
★4救いのない映画だ。昭和から平成への時代、泥にまみれた超波乱人生。 [review] (chokobo)[投票(1)]
★5「映画は象徴的な省略の技術」を体現。一つ一つの人生は尊い、という青臭い真実を気恥ずかしくも心の中で繰り返した。映画館でしゃくりあげて嗚咽したのは久しぶり。 (動物園のクマ)[投票]
★5嫌われ哲也の一生 [review] (ナム太郎)[投票(4)]
★5圧倒的なスピードで一気呵成に一生分の悲しみを総体として見せることで、与え続けても報われることのなかった愛こそが、最も崇高な愛なのかもしれないという伝説的逸話に説得力が生まれている。そこには、映画だからこそ表現できる愛のカタチが確かにある。 [review] (ぽんしゅう)[投票(11)]
★4男はつらいよ』で満男が寅次郎を観ている視点っぽく、『男はつらいよ』の続編っぽい印象を受けるのですが、構成の巧さはそれ以上です。 [review] (甘崎庵)[投票(4)]
★4愛されたい症候群に陥った女性の孤独で哀しい一生の物語・・・普遍性の有るドラマだと思います。世の中に「松子」はあちこちにいませんか・・・?・・・ほら・・・彼女もそうでしょ・・・? (RED DANCER)[投票(2)]
★5もしかしたら、中島監督は「平成の溝口健二」なのかもしれない。全ての女性へのアンセム(祝歌)な映画だと感じた。菩薩松子、全ての菩薩な女性への偉大なるリスペクト。 [review] (ボイス母)[投票(9)]
★4なるほど平成の「西鶴一代女」なのね (TOMIMORI)[投票]
★3この監督の小賢しくて下品な演出や画面作りがどうしても好きになれないのだが、とてもよく作り込まれているのは認めざるを得ない。決してつまらない映画じゃないとは思う。 [review] (太陽と戦慄)[投票(1)]
★2彼女がなぜ歌うのかが最後までわからなかった。 [review] (tredair)[投票(3)]
★3極彩色映画。疲れる。 (赤い戦車)[投票]
★4実に中島哲也な映画。泣いたぞ [review] (ペペロンチーノ)[投票(21)]
★3カラフルでポップな語り口は闊達だが、受動的な生き方の末の転落人生に対する共感も反意も感じられない。したたかな女が跋扈した昭和へのアンチテーゼとしての平成イズムは、やはり語るべきものを持たないのか。松子を通して何かを直截に撃って欲しかった。 (けにろん)[投票(7)]
★3前作『下妻物語』には及ぶべくも無いし少々長いが、これだけ悲惨な話をカラフルでポップなミュージカル調に仕上げる才能には脱帽。['06.5.27TOHO CINEMAS二条] [review] (直人)[投票(2)]
★3好きな断片もあるのだけど、肯定的に向き合おうという気にさせてくれない作品。聖書の扱い他、いろんな浅さが好きにさせてくれない。作品自体の積極的な浅さは時代の似姿だと映画は語るのだろうけれど。 [review] (寒山拾得)[投票]