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さんのお気に入りコメント(12/12)

借りぐらしのアリエッティ(2010/日)★4 アニメーションの、映画の、あるいはもっと広く表現一般の核心が描写の「細密化」と省略や誇張による「単純化」の按配にあるのだとすれば、やはりこの映画はそれについてのひとつの理想的な形を示していると云わざるをえないし、またその按配の独特さこそがスタジオの血統にほかならないと思わされる。 [review] (3819695)[投票(2)]
借りぐらしのアリエッティ(2010/日)★4 小人の質量と物語の節度、宮さんの背中。 [review] (林田乃丞)[投票(8)]
不灯港(2008/日)★4Take Care of Your Scarf, Mitsuko』。アキ・カウリスマキを少々露骨にやりすぎているが、むしろ積極的にそれが許せてしまうのは、内藤隆嗣がカウリスマキのスタイル以上にそのロマンティックな精神性を受け継いでいるからだ。男が女に赤のスカーフを巻く所作、それがこの映画の美しさを象徴している。 [review] (3819695)[投票(3)]
ロボコップ(1987/米)★4 敵ロボット、ED-209が階段を降りようとしてためらい、試みるも転落してしまう場面。劇場は笑いに包まれたけど、オレは胸が張り裂けそうになった。あの場面があるだけでも、この映画は未来に残す価値がある。 (ペンクロフ)[投票(8)]
単騎、千里を走る。(2005/香港=中国=日)★3 さすが富士通FMVシリーズで鍛えただけあって、デジカメや携帯を使いこなす健さんに感心することしきり。何の迷いもなくテレビにデジカメを接続する姿なんて、まったく不器用に見えません。 (TOMIMORI)[投票(2)]
ザ・ヤクザ(1974/米)★4 トンデモ映画かと思いきや俊藤浩滋が締めた。東映色を超えた脚本は「義理」を必死にハリウッドへ伝えようと懸命だ。ここまで真摯な日米合作は滅多にないぞ!まったく色褪せてない、まったく・・・・ (sawa:38)[投票(1)]
ラ・ジュテ(1962/仏)★4 各カットは静止画だが、所謂「写真」ではない。映画的時間に置かれた静止画が、映画のショットとしてどう機能するのかを見せてくれる。SF的設定もまた、「時間」と「映像」の関係性という主題を際立たせる。 [review] (煽尼采)[投票(2)]
ラ・ジュテ(1962/仏)★1 計らずも映画と写真との間の本性上の差異を世に問う偽紙芝居。 [review] (ゴルゴ十三)[投票(2)]
パコダテ人(2001/日)★4 自転車とつむじ風を同時にフィルムに捉えているという時点で、この作品は「祝福された」映画だという事が証明されている。宮崎あおいの映画的絶対性。 [review] (ヤマカン)[投票(6)]
はなればなれに(1964/仏)★5 アンナが!!ウォー!!魂の傑作。 (ヤマカン)[投票(2)]
神様のパズル(2008/日)★3 抽象的な論理にダイナミズムをもたらす、市原隼人のロック節。そのミスマッチの妙が魅力的なのに、終盤は雑で安易なプロットに。宇宙といえば通常は、遥か上空を指して言及されるが、本作では地面の下に宇宙がイメージされる。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
立喰師列伝(2006/日)★4 虚構を並べた真実の戦後史観。ま、商業映画として成立してないけど。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(9)]
王立宇宙軍 オネアミスの翼(1987/日)★5 主人公は、ちゃんと気が変わる。それが普通だ。素晴らしい。 (yos)[投票(4)]
機動警察パトレイバー2 the Movie(1993/日)★5 この映画の真のテーマは、恐らく、戦争でも都市でもない。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
プレイタイム(1967/仏)★5 空前絶後の傑作。これは「世界」についての映画だ。これほど「平等な」映画を私はほかに知らない。史上最も民主主義的な映画ではないだろうか。全ての映画は『プレイタイム』を目指すべきなのかもしれない。 [review] (3819695)[投票(8)]
スカイ・クロラ(2008/日)★2 …でも、わたしはキルドレのように、 [review] (movableinferno)[投票(5)]
探偵はBARにいる(2011/日)★3 ハードボイルドの約束を外さず安心して観ていられる出来の良いテレビ映画の感。大泉は期待どおり大泉であり、小雪も何の破綻も突出もなくいつもの小雪。松田、西田、松重、石橋もまたしかり。高嶋政伸安藤玉恵的非常識こそが映画の魅力だと思うのだが。 (ぽんしゅう)[投票(6)]
ピラニア3D(2010/米)★4十三人の刺客』(三池版)を観たとき、「日本人にしか作れない映画だ!」と高揚したもんですが… [review] (田邉 晴彦)[投票(4)]
天使のたまご(1985/日)★5 処女懐胎と永劫回帰。 [review] (煽尼采)[投票(3)]
リュミエール工場の出口(1895/仏)★0 あらゆる事象において、その「入口」を探し求め手に入れたくなるのは、「時間」に生きるが故に<hi-story(歴史=物語)>を紡ぐ人間としての本質的性。そして、「入口」は、同時に「出口」にもなる。 (muffler&silencer[消音装置])[投票(1)]