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寒山拾得さんのコメント: 更新順

★4第3逃亡者(1937/英)爽やかなノヴァ・ピルビームの冒険を語ってとてもいい原題。邦題は何なんだろう。 [review][投票(2)]
★3死んでもいい(1992/日)こういうのはバブリーなロケーションで撮っちゃいけない題材なのではないのか。90年代に名美さんの居場所はなかった。 [review][投票(1)]
★5ハッピーエンド(2017/仏=独=オーストリア)ブニュエル系のブルジョア家庭の自家中毒蔓延噺だが、このジャンルでピカイチだろう。容赦なく突き抜けている。 [review][投票(3)]
★2激動の昭和史 沖縄決戦(1971/日)撮られるべき被写体は『ひめゆりの塔』や『沖縄の民』の縮小再生産、付け加えたのは責任者である牛島中将の美談、では話にならない。沖縄の人は怒るんじゃないのか。 [review][投票(2)]
★2ウホッホ探検隊(1986/日)ロボットにラジコンに柴田恭兵陣内孝則斉藤慶子鈴木さえ子の打ち込みシンセとよくもまあこんなにバブルの記号を並べたものだ。 [review][投票]
★3女人哀愁(1937/日)大家族の混雑を襖の開け閉めとキャメラの微妙な移動で追いかけ続けるタッチが非ナルセ的で新鮮。タイトルもそのもののメロドラマはもうこの時代パターンが出尽くしているの感。 [review][投票]
★4ラッカは静かに虐殺されている(2017/米)特に慄然とさせられるのがISの思想教育。幼児がぬいぐるみの首に刃物当ててはしゃぐ画など眩暈がする。劇映画なら倫理規定に引っかかるんじゃないのか。 [review][投票]
★4マルクス・エンゲルス(2017/仏=独=ベルギー)その筋では有名な話ばかりなのだが、視覚化されるとインパクトがありいろいろ愉しめる。マルクスでも朝からナニするのか、とか。 [review][投票(1)]
★3拳銃王(1950/米)いい話なんだけどインパクトに欠ける。いい科白が足りないし、グレゴリー・ペックは格好良過ぎ。これもオールド・ハリウッドではあるけど。 [review][投票]
★4春の夢(1960/日)オールスターお正月バラエティ映画で階級対立を描いちゃうもの凄さ [review][投票(1)]
★4河口(1961/日)山村聰の変な造形が全ての映画で、その他はありがちな妾ものだけど、画商なんて金がかかる商売は色々あるんだろうというリアルは感じられた。 [review][投票]
★3喜劇 男は愛嬌(1970/日)らしいパワーに溢れ見処多く、やはりダンプ闖入の画が優れている。カリエス少年やダンプによるボロ屋破壊からは『ニワトリはハダシだ』が想起される。 [review][投票]
★3はたらく一家(1939/日)荒地で昼寝している傍で子供が戦争ごっこを始め、夢うつつで戦場と間違い慌てふためく件が秀逸。この時代の怯えを描いて傑出している(なおイジワル母さんの本間教子は『羅生門』の巫女さんで有名な本間文子と同一人物)。 [review][投票]
★2恋のエチュード(1971/仏)フランスの恋は壮年から、このくらいは練習、という邦題なのだろうか。タフなものである。 [review][投票]
★4タクシー運転手 約束は海を越えて(2017/韓国)笑って泣いてのソン・ガンホ劇場で『トラック野郎』タクシー版の趣。覗き見た事件は断片ゆえの生々しさがあり記憶に残る。政治を語る娯楽映画としてひとつの理想的な出来。 [review][投票(4)]
★4あゝ声なき友(1972/日)渥美・北村対決の緊張感は、失って初めて判る、戦後日本のつっかえ棒だっただろう。これを伝えてくれる裏「男はつらいよ」。 [review][投票]
★4脱出(1945/米)限界状況をギャグにするボギーとバコールのコメディセンスの麗しさよ [review][投票(1)]
★4妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III(2018/日)西村まさ彦に一票 [review][投票(7)]
★3熱砂の秘密(1943/米)無理矢理なスパイ物をリアルタイムらしいテンパった正義感でゴリゴリ押し切った印象。小ネタは愉しい。扉の上窓から落ちる銃とか、ライトだけで示される暗がりの乱闘とか、さんざ茶化されるイタリア将軍とか。[投票]
★2ノクターナル・アニマルズ(2016/米)登場人物は作者の記号でしかなく他者性皆無でまさに動物並、時制の重複はゲームのルールめいていて予定通りに交錯してあざとく着地。しかもだらだら長い。カーチェイスだけいい。[投票(1)]