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赤い戦車さんのお気に入りコメント(21/49)

アウトレイジ ビヨンド(2012/日)★5 恐るべき出来の良さ。群像劇になって物語が一気に拡大してるのに、その中できっちり主人公の存在を示してる。 [review] (甘崎庵)[投票(3)]
ふたりのベロニカ(1991/仏=ポーランド)★5 地球から数億光年離れた超新星の爆発の原因は、あなたが昨晩一本のバラの枝を手折ったことにあるかもしれない………あらゆるものが感応しあって成り立っているという美しい世界観を、淡い微光の中で精妙に描いた傑作。 (ジェリー)[投票(7)]
ふたりのベロニカ(1991/仏=ポーランド)★4 偏光フィルターとカメラアングルに凝った美しい映像、プレイスネルの脆さと鋭さが同居するサントラ、劇中劇、意味ありげなアクシデント……クシシュトフ・キェシロフスキの特徴と魅力が最も濃縮された映画。 [review] (らむたら)[投票(6)]
絞死刑(1968/日)★3 国旗が国家に変貌するとき(レビューはラストに言及) [review] (グラント・リー・バッファロー)[投票(3)]
絞死刑(1968/日)★3 思想ばかりが前につんのめっている。舞台劇の要素を上手く組み入れた良作はたくさんあるが、舞台劇をそのまま映画に持ってきちゃうと「映画としての良さ」は死んじゃうんだよなあ… (はしぼそがらす)[投票(2)]
絞死刑(1968/日)★1 朝鮮人はとても正視出来ないブラックジョーク。余談だが少年Rは桑田投手に激似だ、故に巨人ファンもまた正視出来ないだろう。こんなお馬鹿コメントがお似合いの巨匠の作品。 [review] (sawa:38)[投票(4)]
草迷宮(1979/日)★2 海外からの初オファーを受けて勝手知る自家籠中の世界でってのが安易。まるっきり『田園に死す』の焼き直し短縮版みたいで、受け狙いのイメージの集積に見える。母と故郷に絡め取られた閉塞感は繰り返し何度も見たいものではない。 (けにろん)[投票(2)]
雁の寺(1962/日)★4 けして取り戻せぬ母性に、けして羽ばたけぬ空に、少年僧慈念が抱いた両義的な感情を、川島雄三は時に馬鹿馬鹿しささえ感じさせる突飛なカメラ視点から追求、代弁する。便所と墓場のシーンは圧巻。 [review] (町田)[投票(3)]
ダーティハリー4(1983/米)★3 シリーズ作全てを束ねても第一作にまるで及ばないが、その中でこの『4』は第一作に次ぐとは言える。時に現れる、毒々しい影絵のような画が構築する世界観もよい。(他シリーズ作にも言及→) [review] (煽尼采)[投票(2)]
ライク・サムワン・イン・ラブ(2012/日=仏)★5 互いの言葉が頭上を素通りするディスコミュニケーションの時代と都市に於いて、その事にさえ無自覚な人々を撃つでもないキアロスタミの虚無や諦念さえ今更な冷えた世界への認識力。これは「絆」とかほざく空疎な自己逃避を止めて向き合うべき現実の提示。 (けにろん)[投票(7)]
岸和田少年愚連隊(1996/日)★4 矢っ張り意図的に描き込まない演出なのだが、意外とタイトかつオフビートなシーンが決まっていて私の好みということで云えば『パッチギ!』以上。脇役陣も良いが矢部浩之岡村隆史が立派に映画の登場人物になっている。ただし大河内奈々子のオフのモノローグはいただけない。彼女の存在はとても切ないのに惜しい。 (ゑぎ)[投票(2)]
岸和田少年愚連隊(1996/日)★5 劇中の喧嘩全てに先手必勝の原則が貫かれていて、感激した。 (ペンクロフ)[投票(9)]
ゲーリーじいさんのチェス(1997/米)★3 生身の人間でなければどうしても表現できない老人の“孤独感”が、ここにはない。 (黒魔羅)[投票(1)]
盲獣(1969/日)★4 この映画は、触覚でしか得られぬエクスタシーを、視覚でしか共有できない観客へ伝播させるという矛盾をはらんでいる。 ポイントは緑魔子の身体の曲線にそって男が這わせる指の動きと、それに抗う女の肉体のせめぎ合いの淫靡さの表出であり、充分に成功している。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
パッチギ!(2004/日)★4ガキ帝国』『岸和田』の男子祭り系譜と『のど自慢』『ゲロッパ!』の歌謡映画系譜を巧みにミックスさせた集大成と言えばそうだが加減が程良すぎる一方なおざりな感じもした。「朝鮮人になれる?」の真摯な問いへの落とし前位はつけるべき。 (けにろん)[投票(9)]
ライク・サムワン・イン・ラブ(2012/日=仏)★5 見えないものが饒舌に語りかけてくる根源的な映画力に溢れた傑作。途切れることのない緊張のなか、欲望の細い糸で結ばれたような出会いの陰に、女の空疎と老人の思い上がりと男のエゴが浮かび上がる。なんという寂寥感。容赦のない冷徹な人間監察眼が恐ろしい。 [review] (ぽんしゅう)[投票(6)]
ライク・サムワン・イン・ラブ(2012/日=仏)★5 オフスクリーンから聞こえる高梨臨の声への指向性で幕を開け、エンディングはオープニング以上に恐るべきオフスクリーン処理の演出で閉じる。 [review] (ゑぎ)[投票(6)]
アウトロー(1976/米)★3 冒頭の襲撃シーンの演出の厳格さ、壮絶さから想像される典型的な「復讐」譚を、遥か超越する「回復」の物語。 [review] (緑雨)[投票(3)]
アウトロー(1976/米)★4 これはおそらく、『許されざる者』に接続する作品。いや、イーストウッドのではなくて、ジョン・ヒューストンの。 [review] (煽尼采)[投票(4)]
顔(1999/日)★5 「白馬の王子様」は現れない。 [review] (DSCH)[投票(1)]