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[コメント] 娘・妻・母(1960/日)
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★4「娘」は長女の原節子、次女に草笛光子、三女が団令子。「妻」は草笛がそうだが(原は序盤で寡婦になる)、長男−森雅之の妻である高峰秀子と、次男−宝田明の妻−淡路恵子。そして「母」が三益愛子だ。 [review] (ゑぎ)[投票]
★3日本映画黄金の50年代の終わりを示す平凡作。カラー・ワイドに最も映えたのは端役の笹森礼子だった。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4ホームムービーで高峰を虐使するのは序の口で、それを嘲笑する形で原の人格を貶めるねちっこい私憤(=小津しね)。笠智衆の虐待を美談としてしまうラストに至り、私憤が人類不信を超えてしまうのも、感動しつつ混乱。 (disjunctive)[投票(1)]
★4原節子が出ると、高峰秀子は後景に退いてしまうのか。団令子がやたらと印象的。 [review] (3WA.C)[投票]
★4当時の豪華キャストでこのような作品を撮ってしまう当時の世相が凄い。 [review] (づん)[投票(1)]
★3豪華俳優陣の総花的並置のため各俳優のポテンシャルが十全には発揮されず、またそれゆえ笠智衆の破壊力が際立つといういびつな事態が惹起されてもいるが、日本屈指の母女優三益愛子の母ぶりが映画を支える。原節子の色気が頂点に達したのは一九六〇年であることを『秋日和』とともに証言する映画でもある。 [review] (3819695)[投票(6)]
★3現代で同じ設定で作ったらどれだけ物語がかけ離れるのか。ちょっと興味があります。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3杉村春子曰く「近ごろじゃ養老院のことを老人ホームっていうそうですよ」。女たちが帰属を余儀なくされた制度としての家と、新法のもと金銭に換算され分割されるハコとしての家。生身のカラダの置き所と、心情と感情の寄せ所の終わりなき永遠のせめぎ合い。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★3「結局、この映画は何が言いたいの?」と母に訊かれて [review] (Aさの)[投票(1)]
★4成瀬の非情の描写が冴える。日常のあれこれを淡々と写しながら、身の置き所の無い人々の生き辛さを浮かび上がらせる。台詞の端々にチラつく残酷さに唖然、そして痺れた。 [review] ()[投票(5)]
★4役者陣は豪勢だが、スター扱いはせいぜい原節子くらいで、あとは監督の駒。こうゆう作品を評価した当時の人たちって、なんと映画を見る目が肥えてたのだろう。 [review] (G31)[投票(4)]
★4豪華17大俳優の競演という何やら凄まじい、文句がパンフレットに書いてありました。怪獣映画みたいです。50年近く前の作品でも、扱ってる問題は今も変わらないんだなと思いました。無邪気でかわいい子供が対照的でグッときますね。 (トマトケチャップ)[投票]
★4東京物語のえげつない版といった感じ。このキャスティングはもったいないが。 (檸檬)[投票(1)]
★4これだけ豪華キャストでいながら各役者、均等にバランスよく役割配分させているのが凄い。 (ちょい役で不満そうなのは上原謙ぐらい)。十二分に堪能させてもらった。 [review] (TOMIMORI)[投票]
★4明るいホームドラマの皮を一枚剥げば、そこはエゴイストどもが跋扈する伏魔殿。女の哀しみを舐めたことのない子供らは、母を前にして残酷な言辞を弄ぶ。原節子高峰秀子ら既に若くない女たちだけが知る…母は堕ちるべき場所を知っているのだと。 [review] (水那岐)[投票(1)]
★3ミキちゃん、相変わらず“やけくそ豪華キャスト”。笑 ['06.2.19DVD] [review] (直人)[投票(1)]
★3成瀬による超現実的・超現代的物語。いや、むしろSF。 大女優・名俳優を向こうに回して主演団令子大活躍! いやいや、落ち着け、落ち着け。少し整理しよう [review] (ペペロンチーノ)[投票(4)]
★3実に豪華な顔ぶれだが、中身はややすかすか気味。それでも、金をめぐる家族の離合集散振りが成瀬巳喜男にしかない視線の中でさらけ出される。ほんの脇役で笠置衆が出てくるが、この素ともとられかねない演出が成瀬リアリズムの真骨頂。 (ジェリー)[投票(1)]
★4加齢に金に現実って厳しいね。女性ってのは結局のところ娘・妻・母のいずれか一つにしかなれないのだろうか。三益愛子の母演技は何時見ても胸に迫る。屈託ない団令子の娘ぶりにも好感。 (町田)[投票(2)]
★4原節子が一番大きな役で昔の出戻りの女性の立場を説明している。いずれにしろ修羅場というのが上品に描かれるのが美点で有り、限界かな。 (t3b)[投票(2)]
★4作中で草笛光子が「映画が3本立55円」と言っていたのに内心でピピッと反応。いい時代だったんですねえ。[ラピュタ阿佐ヶ谷] (Yasu)[投票]