★4 | 媚びに応じない長谷川一夫の中性性と女難を察せない無能力への苛立ちは、女難に気がついて逃れようとするあの俯瞰の坂道をスリラーの文法で捕捉する。男が逃れられないと悟ったとき、中性的鈍麻は性欲の猪突猛進にすり替わり破滅願望という文芸的帰結に至る (disjunctive) | [投票] |
★4 | 山腹から逃げる長谷川追う香川の驚異的なショットだけで満腹なのだが、他のミゾグチの傑作にはこんな長回しが一作に十もあったのを思えば、淡泊な印象は免れないだろう。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★5 | 溝口のと言うより日本映画の頂点を極める独立最高峰。宮川が印画した滋賀山中の朝靄と水谷が誂た商家の薄暗い奥座敷での衣擦れ。依田がセットする偶発の運命翻弄と沈殿の底より浮び上るパッショネイトな意思の昂揚と堕ちる悦び。至宝の融合。 (けにろん) | [投票] |
★4 | 愛は正しい。 [review] (G31) | [投票(1)] |
★4 | ラストのセリフはあり得ないくらいの蛇足だが作品全体の価値はそれを遥かに凌駕している。香川京子は本当によく頑張った! (赤い戦車) | [投票] |
★5 | この作品の前に観たモノがモノだっただけに、この半世紀前の作品のドラマ性(原作は300年前)にも感嘆することしきり。 [review] (HAL9000) | [投票] |
★3 | 物語は素直に感動できるのだけれど、平成世代の私にはよくある純愛ものの一つにしか見えなくて、そこまでのインパクトを感じられないのが悲しい。 (パグのしっぽ) | [投票] |
★5 | 香 川 京 子 最 強 (SEIN) | [投票] |
★5 | まず感動したのが 当時の商家のセットの素晴らしさ 衣装やメ−ク 髪型や着物の着付け 登場人物の所作や身のこなしの優美な美しさ。まるで浮世絵から抜き出てきたようなリアルな臨場感。それを映すカメラも最高。美術作品のような映画。 (ルクレ) | [投票(3)] |
★5 | 鑑賞後はしばらく茫然自失でした。なんとも印象的で、残酷なまでに美しい。そして鋭利な刃物を思わせる光を湛えた画面の色が、ますます残酷さを際立たせていると思いました。 [review] (づん) | [投票(2)] |
★3 | ナヨナヨっと倒れこむ香川京子が極上に色っぽい。 [review] (氷野晴郎) | [投票] |
★4 | 父が綱を切る事が親と子の縁が切れるように感じる一方、綱で結ばれる二人を見、それでいいのだろうか、、、
。映画に対してでなく、映画の中の融通の利かなさみたいなもの。
そのしこりが残る。 (モノリス砥石) | [投票] |
★4 | 卑しい連中の中で輝く孤高の二人。香川京子さんが情熱的にエロチックで良い。
[review] (ドド) | [投票(2)] |
★5 | ああ、この世の中は・・・ [review] (KEI) | [投票] |
★4 | 善良な市民が図らずも転落する「瞬間」を描く近松門左衛門。衣装も結髪も素晴らしい。 [review] (Aさの) | [投票(4)] |
★4 | 敬愛する溝口健二の代表作。悪いわけがない。たださぁ〜、 [review] (ころ阿弥) | [投票(5)] |
★5 | 長谷川一夫&香川京子で正解! [review] (いくけん) | [投票(4)] |
★5 | セカチューより純愛。近松より近松。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★4 | 妥協なきキャラクタリゼーション。人目も憚らずアンアン喘ぐように抱き合って泣く長谷川一夫なんて、ここまでやるか!というほどの見事な演出(演技)。 [review] (緑雨) | [投票(2)] |
★5 | ひょんな思い違い、ずれ、若妻の世間知らずが、偶然に本物の恋に昇華してゆくくだりがホント見事。ここまで行くと、行き着くところ(死)に辿り着くのだ。愛の情念とは古今東西問わずこういうほとばしりだ。後半の道行きの、死にゆくまでの美。撮影も幽玄。しびれるね。 [review] (セント) | [投票(4)] |
★4 | 長谷川一夫の良さは相変わらず分からないが、香川京子は前半の眉無し、お歯黒でも美しい。そして、主役二人の演技よりも進藤英太郎、小沢栄、 浪花千栄子の脇役陣に目が離せない。『西鶴一代女』、『雨月物語』、『山椒太夫』等、一連の名作と言われてる溝口作品の中では、一番良かった。['03.8.7京都文化博物館] (直人) | [投票(1)] |
★4 | こんなふーに、愛したり愛されるのは幸せでしょう (あちこ) | [投票] |
★5 | 大島渚が『愛のコリーダ』で性愛の極致を描いたとするなら、溝口はこの作品で純愛の極致を描いた。素晴らしい傑作。ラストシーンは奇跡。 (太陽と戦慄) | [投票(3)] |
★5 | 狂愛にぴたりと寄り添ったキャメラ。その緊張感は溝口=宮川の独壇場。 (ヤマカン) | [投票] |
★4 | いつの時代も“情け”が行動の基準になると話がドロドロになる。死んで花実が咲くものか。あぁ〜、いやだいやだ。分かっていても避けられない。こんな話を撮らせたら溝口建二の右に出る者なし。それを支える大映スタッフ陣の技術の高さに感嘆。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★5 | だから「ノー」と言えない日本人じゃダメなんだって!! [review] (ジャイアント白田) | [投票(3)] |
★3 | 長谷川一夫のバイセクシャルな色気は圧倒的だし、運命に翻弄される人間の情念を描ききった物語は素晴らしい。けれど溝口・宮川コンビにしては余裕が無いというか深みに欠けるというか、テレビドラマ的映像の軽さを感じてしまったのだ。 (AKINDO) | [投票] |
★5 | 長谷川一夫のダイコンぶりと、香川京子の初々しさを溝口がうまく使った恋愛至上主義映画、全盛期の切れ味。 (takud-osaka) | [投票(1)] |
★5 | 恋と官能とロマンスの王国 そしてそこに君臨する女王が二人? [review] (ボイス母) | [投票(11)] |
★4 | 田中絹代はこの映画のおさんをやりたかったのだと思う。自作「お吟さま」の岸恵子を見るに、常々思う。しかし彼女がおさんをやらなくて良かったと思う。なぜならこの映画は長谷川一夫の映画なのだから。 (入江たか男) | [投票] |
★4 | なんか、屋根裏から差し込む光の匂いまでしそうな、呉服屋さんの屋内。着物の手触り、廊下の冷たさ、二人の肌のひんやりした感じ、などなど、ものすごいクオリティ、というか、きめ細かな映像。ストーリーは道行きだから、もう思い切り絵に酔ってしえる。 (エピキュリアン) | [投票(2)] |
★4 | 長谷川一夫・香川京子の主役二人の演技に尽きる。それを引き出した溝口健二が凄いのは言うまでもないが。[ラピュタ阿佐ヶ谷] (Yasu) | [投票] |
★5 | 構図が決まっていて、映像そのものを楽しむことができます。女の描き方に人生をかけています。 (chokobo) | [投票] |
★5 | コメントするのさえ恐れ多い大傑作。溝口健二の映画の中で一本選べと言われたら(5秒迷って)やはりこの映画を選びます。宮川一夫のカメラ、長谷川一夫、香川京子の演技、どれもが比類なく素晴らしい。天才が最高の瞬間に撮った珠玉の一本です。 (若尾好き) | [投票(2)] |
★5 | ラストシーン、馬に揺られて刑場に向かう香川京子と長谷川和夫の幸福そうな顔を見るたびに、おめでとうよかったね、と声をかけたくなる。 (動物園のクマ) | [投票(1)] |
★5 | なよやかさの内に湛える芯の強さ。この緊張感は国宝級です。 (_) | [投票(1)] |
★4 | 「和事」とは何かを知りたかったら、この長谷川一夫を見るべし。芝居から映画によくぞ移植しました。宮川一夫の入魂のキャメラ! (ジェリー) | [投票] |
★5 | 日本の映画の真の古典というべき作品。一つ一つの場面が実に生き生きとしている。川での幻想的な愛の場面は特に印象的。 [review] (ちわわ) | [投票(1)] |
★4 | きっちり演出しました!っていうような映画ですね。 (kenichi) | [投票] |