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寒山拾得さんのコメント: 点数順

★1エル・トポ(1969/メキシコ)作者はメキシコを自分の趣味的な表現の発露として利用しただけで、メキシコとは何かを見ようとしていない。しかもその映像たるやアントニオーニの物真似。最低である。 [review][投票]
★1村の写真集(2004/日)安っぽいお泪頂戴もの。登場人物が笑ったり怒ったりするのは全てお泪頂戴に奉仕するためだけに限られており、各々の人生などなくてフレームの外では蝋人形になるのではないかと疑われた。 [review][投票]
★1バード(1988/米)「駄作なのは匂いで判る」とディジー・ガレスピーは云った。 [review][投票]
★1トレインスポッティング(1996/英)ラリって赤ん坊を死なせてしまう件が残酷。報いであるべき主人公のコールド・ターキーが、妙にポップで面白半分なのがおぞましい。こんな感想は分別臭いか。[投票]
★1さらばアフリカ(1966/伊)どこがヤラセかなあと観ていると、全部ヤラセに見えるから不思議なモンド映画。ゾウの射殺を企てるヘリに同乗してカメラを回したら、それはモロバレだろうに。しかし人間が殺されるところは本物らしい。この映画を制作する労力を、もっと別の何かにぶつけられないものかと、残念でならない。[投票]
★1星くず兄弟の伝説(1985/日)「京子ちゃんカワイー」ほか、映研の学生が余ったフィルムで撮ったような、面白くもない内輪ネタの羅列。制作者は未知の観客に語りかけることを放棄している。屑と呼んでは誉めすぎであろう。[投票]
★0不思議惑星キン・ザ・ザ(1986/露)人種差別などの風刺的な切り口はよく判らなかった。「この星で真実なんて無意味よ」とは何か。綿密な解説が読みたいところで、それまで評価は保留。 [review][投票(3)]
★0群衆の喚呼(1932/米)見処はカーレースでお得意の空撮を地上に持ち込み好調、カット尻をワンテンポ早く切り上げる編集がとても効いている。70分版は欠落があるようなのでご注意。 [review][投票(1)]
★0ざくろの色(1968/露)東方正教というよりも中国雑技団に近い気がする宙吊り世界。教会内の会話はラテン語なのか、これに字幕がつかないのには弱った。アート系映画だから別にいいじゃんとはならんだろう。採点保留。 [review][投票(1)]
★0ザ・コーヴ(2009/米)ヤラセ問題があるから採点はし難いが、そもそも事実を重んじるドキュ映画が一線を越えるときは『人間蒸発』のようにヤラセと不即不離にならざるを得ない処があるのだろう。エコテロリストは真面じゃないが蛮勇が尊ばれる事象というのもあり、その先達がイマムラとも云える。 [review][投票]
★0二人だけの砦(1963/日)不覚にも寝てしまった。70年代の新藤を先取りしたような抽象的で奇怪なタッチで、唐突に踊りだしたり変なギャグが展開されて客席も一部ウケていた。何だったのだろう。 [review][投票]
★0民族の叫び(1928/日)山東と日本の協和が説かれており、叫んでいるのは漢民族らしい。五国協和の満州国は32年からだから、時点修正前なんだろうか。フィルムは後半が残されており全体の想像はできるが、さすがに判らないことだらけで採点不能。 [review][投票]
★0女ひとり大地を行く(1953/日)基本、炭坑組合史映画だが、興味深いのは朝鮮戦争批判の件。これをアホの映倫がブチ切っているのだった。オリジナル版164分は現存するらしく、すると私の観た短縮版では観たうちに入らない。 [review][投票]
★0忠次旅日記(1927/日)かごめかごめの円運動の反復や裏切者告発の件(最後の晩餐に準拠したか)など優れているが平凡なカットも多い。余りにも断片で残念、評価不能。レビューは併映された『長恨』『斬人斬馬剣』の感想。 [review][投票]
★0グラマ島の誘惑(1959/日)史実の過密着パロディなのだから、アナタハン島事件について何も知らないで点数をつけるのはフライングなのだろう。機会を設けて勉強したい。森繁を圧倒する宮城まり子の怪演が素晴らしい。[投票]
★0鏡獅子(1935/日)首がもげるのではないかとヒヤヒヤした。門外漢には採点不能。[投票]
★0上海から来た女(1947/米)ヴァイオラ・ローレンス、社命とはいえ史上最悪の編集。オーソン・ウェルズの指示に従わず、映像はおろか物語まで無茶苦茶にしており、我々は傑作の残骸を確認するばかり。失われたものは余りにも大きい。歯ぎしりしたい気分。[投票]
★0東京行進曲(1929/日)18分のダイジェスト版のみ現存。冒頭のモダニズムが愉しい。傾向映画らしい仕掛けもあるが、総じて実に平凡な新派劇にみえる。ダイジェストの感想に総じてもないが。[投票]