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寒山さんのコメント: 更新順

★3ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!(1964/英)情緒不安定を煽るキャメラがギルバート・テイラーと知って納得。この狂騒劇も『博士の異常な愛情』(同年作)の世界という視点で撮られている。ただ、ちとやり過ぎ。老人蔑視ネタはじめイギリス流のシニカルなジョーク連発に胸焼けがする。リンゴ放浪の件はいい。[投票(1)]
★4ヨコハマメリー(2005/日)天国と地獄』でロケされた根岸屋の詳述が嬉しかった。京都出身の監督は誰かジュリーのドキュメンタリーを撮ってくれないだろうか。 [review][投票(4)]
★5サーミの血(2016/スウェーデン=デンマーク=ノルウェー)当事者にしか語れない告白が途方もない高みを指し示している。「良心的」である他ないドキュメンタリーや教育映画に対する劇映画の優位を証明した作品でもあるだろう。 [review][投票]
★5わたしたち(2015/韓国)これほど鮮やかなラストは稀、コマネチ並の着地。残酷の含み旺盛でイ・チャンドン監督作と騙されても判らなかっただろう。 [review][投票(1)]
★3銀座の女(1955/日)登場人物の出し入れが流暢で気持ちいい置屋人情コメディ。轟夕起子も宮島キャメラも抜群、「実存主義にゃアタシたちは描けないわよ」なる科白が印象に残る。島田文子長谷部健のキャラが凡で抑揚を欠くのが残念。[投票]
★3オン・ザ・ミルキー・ロード(2016/セルビア=英=米)序盤★5〜終盤★2。まるで躁鬱病の躁から鬱への緩やかな症状転換を2時間かけて見守ったような具合だ。 [review][投票(3)]
★5襤褸の旗(1974/日)遠点から事件を見据え、誰に加担することなく、三國連太郎の田中正造もある種グロテスクな人物として突き放して描くことで、時代の悲劇を十全に記録している。 [review][投票]
★4脅迫(1966/日)ワイドで手ブレに露出反転にストップモーションと、深作実録節がなんと郊外の新興住宅を舞台に炸裂するとても魅力的な作品 [review][投票]
★3散歩する侵略者(2017/日)音楽が周到に示す通りの笑えぬコメディとして観れば上々。松田龍平高杉真宙のヌボーとした存在感や恒松祐里のアクションが面白く、ピンボケのストレスが殆どない撮影は当節貴重。 [review][投票(2)]
★3清水港代参夢道中(1940/日)コメディとしては狙いが単線的で間も悪く『鴛鴦歌合戦』から相当の後退。結局新機軸はイマイチで面白いのは浪曲人情噺。2代目広沢虎造の江戸っ子だってね寿司喰いねえが拝める。 [review][投票]
★3天草四郎時貞(1962/日)飼育』に続きここでも議論はイマイチと思うが、蓑踊りや磔などの長回しの画は凄味がある。後者だけで政治映画を撮ろうとしたのがアンゲロプロス、という影響関係が窺える。 [review][投票]
★3次郎物語(1955/日)抗弁できずに俯く少年の仕草と旧家をなめ回すトラッキングの反復で一本撮られている。ひと呼吸長い不思議な顔アップや子供の喧嘩の長回しに清水節が見える。 [review][投票]
★3神々の深き欲望(1968/日)日本=沖縄という図式が決定的に古びてしまっている。琉球語は一言も話されず、当時は和製ポップス全盛のはずだが、三線で「ヨ・バ・イ」などと唄い踊る音楽センスがひたすらダサい。 [review][投票(2)]
★4横堀川(1966/日)連ドラダイジェストのつまみ食い感は拭えないにしても上手く纏まっており、最後には流転の半生のささやかな詠嘆が残る。若き松鶴師匠が貴重、美術は豪勢。 [review][投票]
★4喜劇 逆転旅行(1969/日)いつものフランキーと伴淳だが当たりのギャグ多数、フランキーの尻まで拝める。倍賞千恵子ミヤコ蝶々のヨロメキ合戦が実に愉しい。 [review][投票(1)]
★3三度目の殺人(2017/日)ドローンの空中移動撮影は見事な構図。比べて接見室の件はあれこれ工夫しているが面白い画はない。クロサワはオーバーラップ一発で決めたよ(含『天国と地獄』のネタバレ)。 [review][投票(2)]
★2深夜の市長(1947/日)ホンも平凡だが演出がまた恐ろしく凡庸でロマンスなど学芸会並。本当に川島なんだろうか。二枚目主演の安部徹が信じられないほどイモなのも半分は演出のせいだろう。気の毒。 [review][投票]
★3飼育(1961/日)美点は腰の据わった撮影だろう。『日本の夜と霧』再びの超絶長回しが古典的構図に嵌め込まれ、二度嘔吐する上原京子が印象に残る。 [review][投票]
★4肉体の門(1948/日)中島哲也以上の細かなカット割りでぶっ飛ばす序盤が圧倒的。泥濘、夜明け、溝川、教会、土管から這い出る月丘千秋。マキノらしい超絶構図の連鎖。 [review][投票]
★4幼な子われらに生まれ(2017/日)連れ子は現民法でも(遺言に依らなければ)相続権は発生しない。南沙良は法の根底に流れる不平等を感知したはずだ。 [review][投票(2)]