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寒山さんのコメント: 更新順

★5七人の刑事 終着駅の女(1965/日)映画は推理劇よりも周辺人物群を肉付け豊かに描写するを本旨としており、変化球として時折見られる手法だが、本作が優れているのはこれを徹底したことにある。 [review][投票]
★3オズの魔法使(1939/米)ディターレの『真夏の夜の夢』(35)などと比べてもこのバタ臭く残酷を隠さないファンタジー世界は異様。東の魔女が死んだのパレードなど『フリークス』に近似するものがある。 [review][投票(2)]
★3ヤングパワー・シリーズ 大学番外地(1969/日)大映による『偽大学生』のリメイクみたいな作品で、当時評価定まらぬ学園紛争をどう描いたものか決めかねているのが美点とも欠点とも見える。元祖ほど嫌味でないのは明らかに美点。 [review][投票]
★4ある関係(1962/日)出来過ぎの脚本はしばしばあざとい印象を残すが、本作が爽快なのは内容も人物像もこれに見合って全部あざといからだろう。アクセル踏んだまま崖下直行の快感。 [review][投票]
★2座頭市千両首(1964/日)必殺シリーズ近似演出の初作で、クールな撮影美術自体は感じいいのだけど、ウジウジした物語との喰い合わせが悪すぎる。泣いてばかりの辛気臭い島田正吾は国定忠治史上最悪の造形だろう。城健三朗の髪型がたこ八郎そっくりなのも脱力を誘われる。[投票]
★5座頭市喧嘩旅(1963/日)トンボが穂に止まる。藤村は子供のように笑う。市に目を移して頬についた米粒を見て同じように笑う。頬に手を伸ばす。市は手を握り動くなと云う。凍りつくふたりの顔。トンボが穂を離れる。 [review][投票(1)]
★3座頭市兇状旅(1963/日)冒頭、賑やかな縁日の素人相撲に挑戦して人気者になり、商品の酒を河原でひとりご満悦で呑んでいる市。こういう孤独の滲む断片がとてもいい。 [review][投票]
★4座頭市海を渡る(1966/日)なんと新藤の非武装中立批判。『真昼の決闘』みたいな凡作と比較する必要はまるでない。 [review][投票]
★4新・座頭市物語(1963/日)とんだ新派劇だが新派劇としてとても優れている。ときにモノクロにしか観えなくなるカラーがとてもいい。市と寅は兄弟というもの凄い発見もある。 [review][投票]
★3続・座頭市物語(1962/日)城健三朗の不出来な造形に目を瞑れば悪い映画じゃない。バカ殿様の按摩をしたから命を狙われる、という喜劇的な導入からしてすこぶるいい。 [review][投票]
★4座頭市血煙り街道(1967/日)シリーズで何作かあった子連れもののひとつだが本作も優れている。このコンセプトが似合う設定なのだと思う。笠原良三からは『秋立ちぬ』を想起すべきなのかも知れない。 [review][投票]
★4座頭市鉄火旅(1967/日)上等のブラック喜劇。遠藤辰雄の代表作だろう。藤村志保春川ますみの併存は末期大映の粋、まるで蝶と蛾が同じ画面を舞っている具合だ。 [review][投票]
★3座頭市関所破り(1964/日)結局一番いいのは冒頭の派手な砂塵。「眼開きにゃ耐えられねえだろうなあ」。 [review][投票]
★4乳房よ永遠なれ(1955/日)ミゾグチの延長で吉田喜重を先取りする瞬間が何度もあり、斎藤高順の密やかな音楽がメロドラマを真摯に捉えてとてもいい。話は極端で私には理解不能、女性は頷くのだろうか。 [review][投票]
★4レット・イット・ビー(1970/英)仕切る気なしのジョン、出しゃばるポール、捻くれるジョージ。終わってしまった人間関係。でも楽器を手にすれば対話が成立していた。音楽はいいものだと思う。 [review][投票(1)]
★5千曲川絶唱(1967/日)無理筋の泣かせだが、豊田版の上質な日活アクションとでも云うべき映像はとても充実している。特にトラックの汽車併走の件の力感が圧倒的、本邦劇映画史に刻まれるべき名シーンだ。『天国と地獄』のこだま号より凄い。ここだけで大満足。 [review][投票]
★4女の座(1962/日)とんでもなくブラックなナルセ最後の喜劇 [review][投票(2)]
★4女が階段を上る時(1960/日)階層毎の美人ママへのアプローチ実践集として重宝、という下司な観方も脚本家は計算しているのだろう。私は突撃して五秒で轟沈する多々良純に学ぶ処大だった。 [review][投票(1)]
★2舞姫(1951/日)よくあるつまらないメロドラマに余りにもよく似たメロドラマ。『山の音』といい本作といい、ナルセと川端は相性悪い。エロが画面に出ないせいだろう。 [review][投票(1)]
★4沈黙 立ち上がる慰安婦(2017/日=韓国)貴重な映像資料。叩かれまくるのが日本社会党というのが蒙を啓かれた。 [review][投票]