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セントさんのお気に入りコメント(90/180)

ボルベール 帰郷(2006/スペイン)★4 ペネロペ・クルスの力強い演技、赤が際立つアルモドバル印の映像。女性の強さが伝わってくる。そして、同時に女性の恐さも伝わってくる。だからか、僕にとっては、不気味な映画にすら感じる…。(2007.07.01.) [review] (Keita)[投票(4)]
きみにしか聞こえない(2007/日)★4 1時間の時差、非情にもそれが絶対に変えることのできない運命を突きつける。原作者乙一の「こんなに美しい映画は見たことがない」という言葉も頷ける、ファンも納得の出来。 [review] (ガリガリ博士)[投票(4)]
殯の森(2007/日=仏)★3 薄めすぎたカルピスのような味。この話をこの尺でやるのはどだい無理な話ですよ。もっと原液を入れてください。[Video] [review] (Yasu)[投票(2)]
キサラギ(2007/日)★4 脚本も撮影も演出もよくできていますが、この映画を素晴らしくしているのはやっぱり5人の役者さんでしょう。 [review] (K-Flex)[投票(1)]
ザ・シューター 極大射程(2007/米=カナダ)★4 構成だけなら『コマンドー』や『ジャッカル』、『ボーン・アイデンティティー』などの作品とよく似ているが、この作品はとかく銃描写が緻密でリアルな迫力がある。 [review] (わっこ)[投票(3)]
ロード・トゥ・パーディション(2002/米)★2 最高の俳優陣、最低の脚本家。 [review] (カレルレン)[投票(2)]
キサラギ(2007/日)★4 出色のミステリ調ワンシチュエーション・コメディである事は間違いない。最後に余計な事しなきゃ完璧だったのに。 [review] (Master)[投票(4)]
クリムト(2006/オーストリア=仏=独=英)★2 美醜に対する幼稚な問答の繰り返しと、最早古ぼけてしまった前衛と、ペシミズムと衒学趣味に彩られた「宿命の女」探しの貧相な迷路でできたフィルム。ここからは何も生まれるものはない。クリムトのプロフィールはこんな安っぽいものではない筈だ。 (水那岐)[投票(1)]
虹の女神(2006/日)★4 上野樹里にベタベタなラブロマンスは似合わない。だからそれをコダックのフィルムに永遠に封じ込めてしまうという粋さ加減。ガラッパチな口調で極めて自然な演技だけが眼前を通り過ぎ、そのついでに少女趣味な映画とハチミツの甘さの手紙を「そらよ!」とばかりに投げてよこす演出。その真似の出来ない、至芸。 [review] (水那岐)[投票(6)]
バッシング(2005/日)★4 殺伐とした風景の中、どこにも身の置き場のない女(占部房子)の絶望が実に息苦しい。有子にしろ、その家族にしろ、そして匿名者達にしろ、良心の発露であるはずの誠実さが、ある瞬間に傲慢なエゴイズムに変わるという人間の弱点と限界が一瞬見えた。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
きみにしか聞こえない(2007/日)★4 成海は大きな口とえくぼがチャーミングで、思えばデビュー当時より随分綺麗になった上に、演技力も増している。彼女を襲う悲劇がこの作品のクライマックスになるが、むしろ逞しくそこから成長する彼女がなんとも魅力的だ。 [review] (水那岐)[投票(6)]
黒の怨(2003/米=豪)★3 恐けりゃいいだろ的強引なたたみかけ演出が功を奏し、終盤は序盤の築き上げた設定をことごとく破壊しながらも、恐怖映画としては最高の作品に仕上がった。 [review] (わっこ)[投票(2)]
鬼畜(1977/日)★3 冒頭のタイトルバックのセンスは音楽の良さも相まって野村らしからぬ世界観の提示を期待させるが、後は普通。題材をボカさず徹底して突き詰めた気概は買いはするが正直凡庸な表現力だと思う。子役の無表情は誤魔化しと紙一重だ。 (けにろん)[投票(1)]
あるいは裏切りという名の犬(2004/仏)★4 力作ではあるが、ベッケルメルヴィルにではなくジョン・ウーにリスペクトは向けられている。綿々たる情感の垂れ流しは嘗てのフィルム・ノワールの栄光に対する汚辱でななかろうか。フランス人じゃないからどうでもいいが…。 (けにろん)[投票(7)]
あおげば尊し(2005/日)★3 語弊があるかもしれないが、重々しい展開ではない。日常において当事者でなければ向き合う機会の少ない「生死」を、80分間だけ人間の宿命として、こうして身近なものとして描く。単純、単刀直入にそれを描いたドラマだと思うし、心に響く。 [review] (ナッシュ13)[投票(1)]
ザ・シューター 極大射程(2007/米=カナダ)★3 テンポよく進み、謎解きの要素は少ないがその分、緊張感あるアクションシーンが楽しめる。脚本もサバイバル技術に長けた最高の狙撃手を主役にしたアクションをどう魅力的に見せるかということを主眼に書かれた感じだった。 [review] (シーチキン)[投票(7)]
カポーティ(2006/米=カナダ)★4 ミイラ取りがミイラ [review] (chokobo)[投票(3)]
冬の光(1963/スウェーデン)★5 神の在不在に関心が無くとも孤絶された世界と向き合う人々の圧倒的なニヒリズムには深い共感を覚える。ニクヴィスト撮影は余りに厳しい風土を切り取り単調なまでの長廻しを用いてハードボイルドそのもの。対極の『沈黙』の話法と双璧と思う。 (けにろん)[投票(2)]
パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド(2007/米)★4 情報満載で終えるこのシリーズの主役はやっぱりジャック・スパロウだった。 [review] (chokobo)[投票(2)]
愛に関する短いフィルム(1988/ポーランド)★4 弱き者としての人間が、凄愴なまでの滑稽さと愛すべき痛ましさをもって描かれる。ありえない話をぬけぬけと描きぬきつつも、孤独の様相だけは恐ろしく正確に描写されている奇跡。「自分を見つめる自分」という離人症の感覚はこの後『ふたりのベロニカ』に力強く結実していく。 (ジェリー)[投票(1)]