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セントさんのお気に入りコメント(1/170)

きみの鳥はうたえる(2018/日)★5 モラトリアムでない完全な閉塞を自覚することもできない今とそこで彼らと彼女は水槽の中の海水魚よろしく浮遊してる。足掻く奴を理解もしたくないしコンビニと遊技場があればいい。攪拌する何かが到来する前の停滞と混沌を刹那な艶で描き切った進行形の哀歌。 (けにろん)[投票(1)]
寝ても覚めても(2018/日)★4 失踪とドッペルゲンガーの合わせ技は徒にリアリズムを混入して境界を突破し損ねた感があるのだが混入物が思わぬ自走をみせる。演劇ネタでの逸脱は地震という掟破りの荒業を馴染ませ淀みがない。描写のコクは随所で見られ別けてもレストランでの邂逅は戦慄的。 (けにろん)[投票(1)]
血槍富士(1955/日)★4 リメイクゆえの「俺の色」を出したかったからなのか、大衆演劇に割り込むリアリズムが不協和音を奏でる。新しかったのか、古かったのか、今となってはわからない。 [review] (おーい粗茶)[投票(5)]
たそがれ酒場(1955/日)★4 酒場の開店から閉店までの数時間、秀逸なセットと重厚かつ柔軟な撮影で魅せること魅せること。見事な西部劇の換骨奪胎。 [review] (寒山)[投票(1)]
お茶漬の味(1952/日)★5 有閑主婦連の言いたい放題が炸裂する前半が乗りに乗る台詞の応酬と微妙な間合い繋ぎで息をもつかせぬところ転調してダークサイドへ流れ込む。足るを知らぬ木暮の突き放した描写。しかし終盤の長い夜食の顛末は小津の計算を超え常道な収束を補完する。 (けにろん)[投票(1)]
寝ても覚めても(2018/日)★4 心理を微分するのでなく言動を積分することで、人物と物語を描き出す。人物の言動が心理的脈絡を追い越すように繰り出され、その断続が全体に瀰漫する不穏、その不断なサスペンスと波及し合うことで物語が紡がれる。心理的人物の表象ではなく、心理的現実そのものとしての映画。だからこそそれは、震災の変動をたんなる歴史的事実ならぬ、普遍的な世界の不穏そのものの表出のようにも描き出す。だからこその、男女の邂逅。 (ハイタカ)[投票(3)]
硫黄島からの手紙(2006/米)★5 一般人から観た硫黄島。100/100 [review] (たろ)[投票(1)]
きみの鳥はうたえる(2018/日)★4 冒頭近く、染谷将太と分かれて舗道に佇む柄本佑に、萩原聖人石橋静河が出会う。別れ際に石橋が柄本の肘を触る。こゝから、唐突にカメラが屋内(店舗内)に入り、ウィンドウ越しに柄本を映すのだ。さらに、このカットの中で前進移動も入る。おゝと驚かされたが、これって、とても古い映画のようだと思う。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
検察側の罪人(2018/日)★2 木村拓哉、二宮和也は、共に感情を抑える演技に真価があると思っている。その二人の良さを出し切れなかったのがとても残念。そして、後半はストーリー的にも自滅した感じを拭えない。 [review] (のぶれば)[投票(3)]
万引き家族(2018/日)★4 何を持って「家族」なのか。「万引き家族」に愛はあったのか。親子とは?夫婦とは?家庭とは?問われるだけ問われて、回答無し。それでも、知らなかった、考えてなかったことに気づかされる価値ある作品。 [review] (のぶれば)[投票(3)]
SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018/日)★5 出来レースに安牌狙いの配役なのだが、それでも確信的に浸ったもん勝ちの強度を満喫した。失われた20年でパープーなコギャルも痛手を噛みしめた大人になるだろう。その経験は無駄ではなかったと思おうとする意志。そして限りない女性賛歌。全肯定の潔さ。 (けにろん)[投票(4)]
南瓜とマヨネーズ(2017/日)★3 恋愛ジャンキーの彷徨を描く正統派少女漫画の世界。ピンボケストレス激しい撮影は好まない。 [review] (寒山)[投票(1)]
南瓜とマヨネーズ(2017/日)★4 常識人からすれば思わず説教でもしたくなるズルズルの関係。それが何故か愛おしく見えてしまうのは、焦点が欠落した臼田あさみの目が醸し出すゆるい人相のたまもの。女に「打算」がないのだから「悲壮」など生じる分けもない。すると常識とは打算のことか。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
南瓜とマヨネーズ(2017/日)★5 売れないバンドマンと風俗で働き男を支える女みたいな一昔前の刹那感は皆無で状況に流され何となく日々は過ぎてゆく。ダメな男と女の顛末にダメな俺たちは共振するのだが甘さもない。これは正しく平成末期の成瀬イズムの継承。決めショットの痺れる快感。 (けにろん)[投票(4)]
きみの鳥はうたえる(2018/日)★5 驚くべき原作解釈/改変力。恐るべき人物造型力。ダンスシーンに対する感度や、「楽器」(ジューズ・ハープ)で幸せを演出しようとする態度はまったく日本映画離れしている。たとえ出来事が一貫して現代日本の若者のリアルに踏みとどまっているように見えようとも、これはまごうことなき世界映画である。 [review] (3819695)[投票(4)]
きみの鳥はうたえる(2018/日)★5 なんと心優しい青年たちだろう。愛おしいほど真面目で不器用だ。男二人に女一人。アメリカン・ニューシネマやヌーベルバーグの青春? いや、彼らは背伸びし“未熟さ”を露呈し権威に圧倒された。殻に籠ったこの日本の若者たちは互いの“優しさ”に戸惑いすれ違う。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
寝ても覚めても(2018/日)★4 現実を夢うつつで彷徨う朝子(唐田えりか)に“朝”はもう訪れたのだろうか。許されなくても側にいるだけでいい。それは究極の愛情表現なのだろうか。ただの自己中心的な感情の逃避ではないのか。何故なら愛とはもともと身勝手でエゴイスティックなものだから。 [review] (ぽんしゅう)[投票(5)]
寝ても覚めても(2018/日)★5 日本映画久々の怪作。 構成の素晴らしさと迫力ある演出。モラルと背徳、夢と現実を対等に見せつけられて狼狽える。別題「何で人と人ってうまくいけへんのやろなぁ」もしくは「朝子なにしてんの!」 [review] (pinkmoon)[投票(7)]
泣き虫しょったんの奇跡(2018/日)★4 サボった訳でない茫漠の10年を誇張なく気付けば終わってしまったという事実として描く。再起動の切欠もしかりで龍平の低温演技の一貫が世界を規定するのだから豊田らしからぬベタ話法も良しと思う。それでも盤面接写の駒運びは躍動感に満ちている。 (けにろん)[投票(1)]
パブリック・エネミーズ(2009/米)★5 マイケル・マン、きっと撮影しながらニヤニヤしてたのだろう。街並み、音楽、銃、車…全てが男のロマンに満ちている。そしていつものごとく、女は置いてけぼり。96/100 [review] (たろ)[投票(1)]