★5 | 子供の眼、能登の夕陽、全てを見透かすような美しさに見据えられて、男はただ、泣き崩れる。エキセントリックさの中に宿る、繊細な感情、心の機微を、取りこぼすこと無く救い上げる野村芳太郎の手腕に、今更ながら恐れ入る。徐々に登りつめ、一気に下降する、東京タワーのシーンは圧巻! [review] (町田) | [投票(8)] |
★5 | 笑福亭鶴瓶が一時期「鬼畜」という言葉に凝っていて、ラジオでよく使っていた。この映画を見ずに使っていたのだが、ある日彼の奥さんと一緒にこの映画を見たそうだ... [review] (サイモン64) | [投票(4)] |
★5 | 野村芳太郎の演出は演技、構図、照明、編集・・・ともに余計な感傷を排した「揺るぎがない」演出で実にいいと思う。映画演出のお手本という感じで、フリッツ・ラングすら彷彿させる。 [review] (ジョー・チップ) | [投票(4)] |
★5 | 内容を知らずに観た。タイトルからスプラッタな話を想像していた。実際は、スプラッタ以上に鬼畜だった。 (パグのしっぽ) | [投票(2)] |
★4 | コドモを生んでよかったと、ホントに思っているけど、どうして生んだの?と聞かれると明確に答えられない。私も、私の子も、あの子たちも、そう聞きたいんだろう。 [review] (Shrewd Fellow) | [投票(9)] |
★4 | たのむから御飯をぎゅうぎゅうするのはやめてくれ岩下志麻。ほんとに泣いてるじゃないか (ミドリ公園) | [投票(8)] |
★4 | 断崖の海空を染める絶景の夕陽が、この小心者を突き動かしたのだろうか。 子供の切ない嘘が、大人達の罪深さを浮き彫りにする。 [review] (AONI) | [投票(7)] |
★4 | 「強い」からこんな非道いことができるんじゃない、「弱い」からできるんだ。6歳の子どもをあんな泣き方(手放しで声を上げて泣くのではなく、歯を食いしばって涙をポロポロ)しかできないようにしてしまった罪は大きい。 [review] (はしぼそがらす) | [投票(6)] |
★4 | 親と子供の間に立ちはだかる現実の壁。緒方拳演じる父親(素晴らしい演技だった)は、決して“完全なる鬼畜”ではない。むしろ、社会的にも人間的にも、最も弱き存在として描かれている。彼の演技を通して、作中では常に「生活が維持できない時に、親はどのように子供と向き合えば良いのか?」という疑問が我々に投げかけられる。 [review] (かねぼう) | [投票(5)] |
★4 | [ネタバレ?(Y2:N3)] ラストを、それでも父をかばう健気な子、という人が多いですが、ぼくは、「こんなやつ父親じゃない」という告発に思いましたが、、、、 (動物園のクマ) | [投票(4)] |
★4 | 野村芳太郎監督が頼んだのか、芥川也寸志が自分でやったのか、あの「ジョーズ」('75年/米)には驚きました。☆3.9点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(3)] |
★4 | うだるような暑さ、役者の肌にねっとりとはりつく髪。
その嫌悪感が最後まで続く。 [review] (寿雀) | [投票(3)] |
★4 | 映画を観てから知りましたが、岩下志麻は撮影の間ずっと役になりきってて、終了後やっと子役の子に笑顔を見せたけど、怖がってそばに来なかったそうですね。役者とは大変な仕事です。 (KADAGIO) | [投票(3)] |
★3 | 離婚率の上昇、続く不景気、増加する虐待。初見の時には「なんてやり切れない映画なんだろう」って思ったんだけど、今や「やり切れない現実」になってしまっているのが悲しい。映画にはまだ救いがある。 [review] (Myurakz) | [投票(8)] |
★3 | 「疑惑」の境界線を越え、「大義名分」と言う正義が、凡人を歯止めの利かない残虐行為へと追いやって行く。現実の「鬼畜」は、もっと優しげな顔立ちをしているのかもしれない。 (uyo) | [投票(5)] |
★3 | やはり東京タワーと汗。東京の夏の不快指数を思い知らせてくれる映画。最後少しだけ風が吹くけど。デートには不向き。 (minoru) | [投票(4)] |
★3 | 岩下志麻や小川真由美以上に男の子が怖かった。 [review] (檸檬) | [投票(2)] |
★3 | 小品なんだ。俳優の演技を面白く見る映画ではあっても、作品そのものは馬鹿な大人の話に過ぎないから、深みはない。もっと突き放して作った方が良かったかもしれないね。 (セント) | [投票(2)] |
★3 | 昨今のニュースを見ると、絵空事ではすまないですね。 (みった) | [投票(2)] |
★3 | のらりくらりと常識を突破する緒形のほのぼの感がかえってホラー映画。子どもや動物ものはたまらんのであるが、度が越えて劇画調になってしまうとストレスは軽減されるようでもある。 [review] (disjunctive) | [投票(1)] |
★1 | まさに kuso eiga と呼ぶに相応しい映画でした (ユメばくだん) | [投票] |