★5 | 現代の、頑固だがしたたかなリア王。自らの朽ちてゆくことに他人からは哀れがられても、自らは決して悲嘆の声を上げない強い老人。彼は友人を作るのも上手い。物悲しいテーマ(家出少女との旅のとき流れる)に惹かれて観たが、これは決して老いの悲劇ではないだろう。 (水那岐) | [投票(5)] |
★5 | いずれは崩れ去ることが分かっていても、それでも作らずにはいられない。海辺で砂の城を作る少女の指先は、きっとそう語るだろう。 [review] (くたー) | [投票(4)] |
★5 | アート・カーニーの飄々とした演技が忘れられない。これほど老後の寂しさを綴った映画もなかなかないが、それでも終盤「この人はまだまだ大丈夫」という希望を持たせてくれる優しい視点もちゃんとある。ビル・コンティの音楽がとても素敵でした。 (tkcrows) | [投票(3)] |
★5 | シェイクスピアにアメリカロードムービーの東から西へ原則。のとおりで!感情を押し付けない。こういうことでした。という最後の最後までのそういう姿勢が大好き。 (ALPACA) | [投票(2)] |
★4 | アメリカ版『東京物語』。確かに厳しい内容。でもこの映画はカラーなので暖かい砂浜の色彩が、主人公の老人の人生を賛美しているみたいで救いがある。カラー映画って夾雑物があるけど斬り捨てないよね。慈愛に満ちたアート・カーニーの表情が印象的。忘れてはならない珠玉の一本。 (いくけん) | [投票(6)] |
★4 | 70年代の風景をこれだけ詰め込んでいるのに、時代を超えてもこれっぽっちも色あせないのハリーの「老い」の格好良さ。悲しくもあこがれる。世間にあれだけハイセンスな接し方の出来る頑固老人になれるなら本望だ。 [review] (SUM) | [投票(4)] |
★4 | 当時56歳で老人役を演じたアート・カーニーは、まさにアメリカの笠智衆。彼なら本当にネコと話せそう。 (AONI) | [投票(3)] |
★4 | ペット片手に放逐されたハリーは貯えも身寄りもあって嘗ての『ウンベルトD』の爺さんのような悲愴はなく自立の矜持満々。アメリカに国力が溢れてた時代の幻影。ただ、寄席芸人としてカーニーの地力がハリーとシンクロするリアリティが真実味を付与した。 (けにろん) | [投票(1)] |
★4 | ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ。という時代になってますな。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★4 | 『東京物語』。そして『イージー・ライダー』 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★4 | このての映画に弱い。やるせない。 (ジェリー) | [投票(1)] |
★4 | ロードムービーの秀作。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | グヤーシュって本当に美味しいんです。ハンガリー料理で二番に好きなのはハラースレー(鯉こく)ですが、ハンガリー人って釣った鯉を捌く前にトンカチで頭ブッ叩いて殺すんですよ。ちょっとカルチャーショックでしょ? (りかちゅ) | [投票] |
★4 | 家族崩壊の予感のなかポール・マザースキーは、すがるような眼差しを古き良きアメリカの体現者である老人たちに向け、生きるための教えを請おうとする。アート・カーニー達は頑固さの中に秘めた確かな信念で、それに静かに優しく応える。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★3 | 『真夜中のカーボーイ』のコメントを書いていて、この映画を思い出した。同じようにドヨヨ〜〜ンとするが、こちらの方が、いいなと思った。 (ガンダルフ) | [投票] |
★3 | アメリカン・ニューシネマが国内旅行の映画群だとすれば、これとか『アリスの恋』とかが、最後の作品にあたるのでしょう。『慕情』流れるシーンは、じいさんよかったね、がんばれ、とはげましました。 (動物園のクマ) | [投票] |
★3 | どうもアート・カーニーが可愛がる猫の方に注意が行ってしまった。あまり見ない顔だったものでね。 (丹下左膳) | [投票] |